「昨年は、依存問題対策に取り組んだ1年だった。今年は、メーカーに対して遊技機を低価格で提供するよう、求めていきたい」と機械代問題に言及した。
また、別の県遊協の理事長も「ホールが新しい台を購入しやすくなるような施策を検討していく必要があると考えている」と述べている。
4パチの低迷で売上、粗利とも低下する中で、機械代だけは上がることはあっても下がることはない。ホールは利益が下がれば、従来通りのような台数を買うことはできない。ホールは利益確保のために、機械代の経費削減を図ることが、減収増益の源だったりする。
一方のメーカーは新台の販売台数が年々減少する中で、従来通りの利益を出すためには、機械代の値下げなどあり得ない。ここにホールとメーカーの乖離がある。
メーカーの関係者は「メーカーが機械代を下げることはない」と断言して次のように打ち明ける。
「トップメーカーが安い機械を出すと業界そのものが潰れる。下位メーカーでも高値で販売できるのは、トップメーカーが値下げしないから。新台価格よりもはるかに高い中古機を平気で買うホールもある。そんな状況でメーカーは値下げは考えていない。ホール業界が一丸となって安い機械を作ってくれといわない限り、安くしない」と至って強気な姿勢を崩さない。
さらにこんな見方もしている。
「ホールにとって、ホールが淘汰されていくのは、逆に1店舗当たりのお客さんが増えることでいいことではないか。新台を買えるホールの数もやっと下げ止まってきた」
日報でも何度か指摘されてきたことだが、機械メーカーは人間の体に巣食うガン細胞のようなもの。メーカーは自分たちが生き残る事しか考えていない。高い機械代も回収できないホールの体力は失われていくばかりだ。
低貸し廃止論者のユーザーであるイケロンさんの意見はもっと過激だ。
「ハッキリ言って低貸しコーナーしか遊技をしない客はパチンコホール業界に巣食うガン細胞だと思います。このままの状態で放っておけば放っておく程、ガン細胞はどんどん大きくなってパチンコホール業界全体を蝕んでいきます。ここは手遅れにならないように出来るだけ早い段階で、パチンコホール業界が一丸となって痛みに耐えてガン細胞を切り捨てて、パチンコホール業界のお荷物になっている腫瘍と膿を出し切るべきだと思います。その決断を行わない限りは、パチンコホール業界に明るい未来は無い」
機械代と低貸しのアンバランスを是正しない限り、ガン細胞に蝕まれたホールの健康状態は回復しない。

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