パチンコ日報

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負けても「楽しかった」と言ってもらえる機械が欲しい!

3代目経営者のハンドルネーム「若輩者」さんが望む機械とは。

以下本文

パチンコ屋のアルバイトとして接客とは何かを日々考えていた頃、若輩者の僕に叔父がこんな話しをしてくれました。

「最近、ポケベルよりも携帯が流行ってきただろ。軽量化や小型化が進む今それを海外にも売り出そうとアフリカに持って行くと、使い方や利便性はよくわかったが、ボタンが小さすぎる! 黒人向けに『もっと、ボタンを大きくしてくれ!』と言われた」

確かにその頃の携帯やPHSは、小型化を重視し、ボタンがどんどん小さくなる時代でした。

そう言うことが、この業界には多くある。

自分達がそれで良い。当たり前だ、と考えて動くのではなく、叔父から「相手やお客様がこうして欲しいということに気付いて動くことが重要だ」と教えられました。

良い時代を知らない3代目の自分は、未だにその答えを探している途中でもあります。

その叔父は昔、玉やメダルを1玉1玉、1枚1枚連続して払い出すのではなく、まとめて、ガッシャーン!と払い出す特許を出願しようとしていたことを後に知りました。

その真意を知り得ないまま他界しましたが、なんとなくわかる気がします。

先のエントリーやコメントにある機械の遊技性能、価格を含めた需要と供給、利便性や焼き直し、抱き合わせがあります。

モノ作りとして、それらが素晴らしいと思うものに対価を支払うべきであり、単なる焼き回しや抱き合わせにも、同じ対価を支払うことに疑問を感じます。

新機種を見せてもらえない中で、名前やブランドに押され、筐体の姿すら見ずに新台買っている不思議な業界。

お客様を想えばホールが悪い、ホールを想えばメーカーが悪い、メーカーを想えばお上も悪い。今の業界の現状を誰かのせいにするのではなく、ただ、その全ての見る目が失われているように思います。

パチンコ業界は誰をターゲットにしているのか?

それを最終消費者であるお客様であることが望ましい。
日本人、外国人、ハード、ソフトユーザー、4円、1円は問わず誰もが楽しめる遊技機、遊技場、遊技客になることが一番大事なことだと思います。

その全てが逆行していますよね。

筐体を大きくするが故に呼び出しボタンを別途購入し、取り付ける変な時代…。

その筐体の提灯から「ドル箱用意して下さい!」と無駄に大きな音で呼び出せるようにも出来ると思うのですが…。

コメントにある通り開発のニーズが現場の消費者のニーズとは、かけ離れている。

性能や遊技という面白さから、自分がゼロからパチンコを始めるとしたら、今の機械は複雑すぎて分かりにくい、と感じます。

「見てくださいこの機械! 性能が良いでしょう! 音が良いでしょう! 利便性に長けています! 今までにない機能でしょう!」と勧められたら…汗。

それを活かせないお店もお店ですが、「出る、出ない」だけで批判されるのはお客様の権利で、メーカーさんの権利ではない、と思います。

なぜ、我欲ではなく互いの意見をもっと未来に向けて利益も含めて、前に進めていけないんでしょうかね。

「これ、スゲーっ」と言う良い機械も時には出ているのに、大事に活かせないホールも悪いと思います。

確かに高いから、それを買うまでのお付き合いもあるから、結果を求めがちになる気持ちはわかりますが、性能だけ見れば大事に活かすべき機械もたくさん出てるのに、メーカーさんのせいにするのもおかしいと思います。

極端な話ですが、「負けたど、楽しかった!」という機械を創れませんかね。

長くなりました。
すいませんした。



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