パチンコ日報

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業界人ならなおさら他店遊技はマナーをわきまえて

旅館の仲居さんが宴席での業種別ウオッチングをしている。個人的見解だが普段一般人以上に規律が求められる職業の人たちは、一気に解放感に解き放たれ、日ごろの鬱憤を晴らす。

■警察官
・だいたい脱ぐ
・半裸ではなく、全裸になりたがる
・そして見せたがる

■教師
・教師の団体は、ほぼ時間を守らない
・集まりが悪く、開始も遅れ、終了も遅れる
・5分前行動とはなんだったのか

■僧侶
・お坊さんの団体が実は一番タチが悪い
・多少の下ネタには慣れてるけど、お坊さんのは引くレベル
・仲居さんをコンパニオンだと勘違いしてる

ここまでは前置きだが、これからが本題だ。

ホールで遊技中にタバコの灰を灰皿ではなく床に落とす客がいた。一度や二度ではない。床を道路のように灰皿と思い込んでいるかのような確信犯だった。

それは周りの客が見ていても気分が悪くなる行為だった。ある時、客の一人がどこかで見たことのある顔であることに気づいた。

そして、店長にこう知らせた。

「あの灰を床に落とす客は、〇〇〇〇の店長だよ」

今どき、こんなにマナーが悪い客が同業者でしかも店長ということに驚いた。ホールは隣の県にあった。車で1時間ほど離れていた。

件のホールが所属する単組には知り合いの店長がいた。店長職なら組合会議にも出席しているものと思われた。後日、知り合いの店長に来店してもらって、監視カメラの画像で確認してもらったところ、やはり当該店の店長だった。

確証を掴んだところでその日がやってきた。

店長と思われるその客は、いつものようにタバコの灰を床に落としているのを確認して、店長が「申し訳ございません、タバコの灰はこちらの灰皿へお願いします」と1回目の注意をやんわりとした。

タバコの灰は床に落とすのが常態化しているのか、嫌がらせなのか、店長が立ち去ると忠告を無視するかのように同じことを繰り返した。

再度、店長が男に注意した。

「分かった、もうやらないよ」

と言ったにも関わらず、しばらくすると、タバコの灰を床に落とすことは止めなかった。

そこで店長が最後の手段に出た。

「お客様は〇〇〇〇の〇〇店長さんですね」と具体的にホール名と本人の名前を告げた。

一瞬、顔色が変わったのを店長は見逃さなかったが、すっとボケた。

「お客様は二度とやらないといったにも関わらず、またやったので入店お断りいたします」と最後通牒を突きつけると、無言で店を出て行った。

常連客によるとタバコのポイ捨てだけでなく、スロットのセレクターにコーヒーを流しているのを見かけたこともあった。

他店での再発防止のために、当該店舗の本社には事の顛末を伝えた。すると、春の人事異動で降格させるので、勘弁して欲しいとの詫びが入った。

普段、どんなストレスを抱えているのかは分からないが、それを同業他社のホールへ行って鬱憤を晴らすのは言語道断だ。

他店で遊ぶときは、負けて腹が立っても、業界人として恥ずかしくないマナーで。

今回の事例で、負けても腹が立たないホール環境を提供することが繁盛店のヒントにもなる。



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