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私は受給経験はありませんが、ケースワーカーの経験はあります。
生活保護は家賃分とそれ以外は分けて算出します。家賃分は余程高い賃貸にいない限りはそのまま全額出ますが、管理費分は貰えません。また、多少高めでもより安い市営、県営等のアパートや団地への引越しを勧められます。
実質的な家賃以外の生活費は都内で単身者なら7〜8万円台だったと思います。ここから光熱費、通信費、食費や衣料費を捻出します。
なので、何かを切り詰めれば月に数万円はパチンコやスロットに使えなくはないです。でも4円20円なら一回分ですね(笑)
勝ち続けているのならともかく、毎日負け続けてもパチンコを打てるほどの額は支給されていません。1パチ5スロが関の山でしょう。
役所からしてみれば、パチンコ・スロットに興じる事自体は明確に禁止している訳ではありません。ただ、保護費を貰っている限りは、就職活動を行う義務が発生しますから、ろくに再就職の努力もせずにホールに入り浸っているのであれば支給停止、勝っているならその分を減額される可能性はあります。
でも保護費って冬場は暖房費として1万円程度加算されるし、年末には餅代と称して更に1万円程度貰えたりするんですよ。生活に必要な最低限の額を支給している訳じゃないんです。そこには人間らしい生活を、というのがあるんでしょう。
パチンコは駄目、では競馬は? ゲーセンは? 酒・タバコは? ちょっとお高い肉を食べるのは? 蛇口から水の飲むのではなくペットボトルは?
このくらいなら別にいいんじゃないか、というのは人によって異なるでしょう。そしてそれはあなたの基準です。
長々書きましたが、違法であるかないかと言われれば違法ではありません。文句を言った客も、文句を言うならパチンコ店ではなく、役所に行くべきでしょう。ただそれだけの話です。
余談ですが、保護申請を断られないためには、直接窓口に行くのではなく、必要書類を特定記録郵便で送ればいいです。用紙は図書館に生活保護関連の書籍があるのでそこからコピー。
あとは向こうから自宅に尋ねて来ますので、部屋に上げて現状を見て貰う。書類を送ったきり無視されるという事は無いです。
窓口に行っても、結局自宅に来て家財道具一切の数を把握されますし、親にも連絡行きますし、銀行口座も遡って調べられます。

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