パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

銀行の与信管理強化で高まる新たな資金調達先需要

「業界の先行きが不透明なため最近は融資枠が下げられてホールさんの資金調達が圧迫されています。こういう時だからこそ資金調達先は1社でも2社でも多く持っていた方が安心、まさに保険と一緒ですね」と話すのはレアルキャピタルの西澤部長。

同社はホール専門の割賦スキーム(Amusement Business Supports=ABS)を使って、全国のホールの資金調達をサポートするする会社として、2004年に大阪で創業した。
同社のABSの特徴は、遊技機の所有権を物件受領日にホールへ移転することだ。遊技機残債の有無を問わずに所有権を移転するところがメーカー・リース会社をはじめ他の売り主と大きく違うところである。

所有権をホールに移転しているので店舗間移動はもちろん、売却もいつでも自由にできる。メーカー・リース会社だと店舗間移動には承認が必要であるだけでなく、残債があれば売却もできない。

稼働の落ちた遊技機は、値崩れしないうちに早期売却が可能である。売却損の圧縮にもつながる。





「機械代をメーカーに支払う場合、手形だとせいぜい5~6回です。今後、ホールの収益が下がれば支払いサイトを厳しくするメーカーも出てきます。ABSであれば12回分割になるので資金繰りが楽になり手元資金が増えます。この手元資金で販促活動につなげることも可能です」(同)

また、このABSは遊技機以外の物品でも大抵のものが対応できることも特徴の一つ。遊技関連設備機器はもちろんのこと、リース会社も扱わない制服、CM放映料、チラシ代にも対応実績がある。

「ABSの取扱商品は限定していません。ホールさんが仕入れるものであれば検討させていただきます。また社長様の連帯保証も不要です。迅速で、小回りが利き、痒いところに手が届くところが大手リース会社にはない当社の持ち味です」(同)

当然のことながら全ホールが対象とはならない。決算書3期分を審査してからのスタートとなる。これまで最高額で5億円の極度額設定実績がある。

また極度額を設定しただけでは手数料は発生せず、使った時にはじめて発生するので安心して審査を依頼できる。

「『現金で支払っているから要りません。決まった先があるから必要ありません』」と言われるホールさんもたくさんありますが、厳しい環境だからこそより多くの調達先を持つ事は安心につながります」(同)

ABSの詳細はこちら。



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元店長の新市場を作るための提言 ⑥

今までのパチンコやスロットの一部の機種では、初心者にはチンプンカンプンのものもある。

何も知らない初心者が、そんな機種から始めたら、パチンコもスロットも難しい遊びだと勘違いしてしまう。

また、スペックも同じことが言える。

ミドル機種で1万円投入して、最初の出玉が450発で単発だったら初心者は、パチンコなんかもうやらない!となる。

また、今までのパチンコやスロットの液晶演出は、意図的に遊技者をガッカリさせようとしているように見える機種もある。

その点、海物語シリーズは、基本的にバランスが良いと思う。

なぜ基本的に、と書いたか?
それは、こんなスペックは時代に合わなくなってきていると思う。

海物語の遊パチにこんなスペックがある。

奇数当たり
ST10
プラス電チュー開放40回
6ラウンド

偶数当たり
ST10
プラス電チュー開放15回または40回
4ラウンド

今まではこれで良かったかも知れないが、初心者をお迎えするなら、こんなスペックが必要だと思うし、今いるお客様層にも残念感が軽減される。

奇数当たり
ST10
プラス電チュー開放40回または15回
ラウンド6

偶数当たり
ST10
ラウンド4
電チュー開放40回または90回

STが5回でも6回でもよいが、ラウンド数が少ない偶数で当たって電チュー開放が奇数当たりより少ない時は、ガッカリするものだ。

15ラウンドを引き当てたら、電チュー開放がSTと合わせて100回であるが、これも見直したらどうだろうか。

15ラウンドで出玉がたっぷりなんだから、おまけ電チュー開放を100回にせず、思い切って50回にして、偶数当たりでも100回の夢を。

少ないラウンド当たりで少ない電チュー開放数。この残念感をなくしてみるのも良いのではないか。

初心者にパチンコを勧めるならば海物語がよいと思うし、初心者にスロットを勧めるならばジャグラーがよいと思う。

まず、ホール業界が初心者を取り込み戦略を始めるならば、海物語とジャグラーを基準に戦略を練ってみる。

液晶内演出だが、遊技者がガッカリするように仕向ける感じのものは、極力避けたらどうか?

演出が熱く1分以上続くのにスカったら、今日の遊技はヤーメタ!となる人は結構いる。
初心者ならば、えっ!激アツなのにハズレ?パチンコってそんなものなんだ!と感じる。

激アツは、諸刃の剣である。

つづく



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ホールにウチコ軍団、専業、ニートは必要なのか?

スロプロまでも勝てなくなってしまって引退してしまうのが今の業界の姿である。その原因は高い機械代の回収を優先したこと以外に、オイシイところをウチコ軍団、専業、ニートに持って行かれてしまい、本来は常連客に還元すべき原資がないことも一因と考えられる。今は対策を取っているホールもあるが、それまでは骨の髄まで抜かれていた。

ボーダー理論より回る台を親玉が探し出し、それをウチコに打たせる。そういう台を確保できれば、長時間粘ればウチコは日当1万5000円~2万円前後が稼げる。

セブン機=ボーダー理論ばかりの機械がホールを席巻しているわけだから軍団の標的になる。かといって、ウチコ軍団を排除するためにボーダー以下の調整になれば、常連客もマイホールを見捨てることになる。

まず、業界をダメにしてきた元凶でもあるボーダー理論がまかり通るセブン機の見直しを図らなければならない。メーカーは遊技機規則上セブン機しか作れないと諦めているが、ボーダー理論なんか小学生でも分かる。それならボーダー理論が全く通用しないセブン機を作るしかない。

技術介入度が少ない機械づくりも要因の一つ。パチンコをやったことのない未経験者でも保留3個止め、当たり中のセット止めなどの簡単な研修を受けただけで、すぐに現場に出られるとの指摘もある。

次にイベントは禁止になって告知もできない。それでも従来から続いている3の日や7の日やゾロ目の日などの特定日は認知されているが、それが平日の場合のことも多々ある。平日の早朝から長蛇の列が並ぶということは、言い換えれば一般客よりもプロ連中が大半であろう。プロ連中にカネをバラまいたところでメリットはない。何かしらやるのなら一般客が来られる土日に行うべきだ。

営業方法も見直しが求められる。等価交換では換金ギャップがないので出玉共有を認めていたが、まず、交換率は30~33個、5.5~6枚交換に引き上げ、出玉共有、再プレイを禁止にするだけでも、ウチコ軍団の排除につながる。

さらに、無定量営業から1回交換、もしくはラッキーナンバー制にすれば完璧だ。こうして勝ちが5000円ぐらいに抑えられれば、商売はあがったり。パチンコで生計を立てることもなく、趣味の延長線上で遊ぶお客さんになる。

スロットの設定に関してはメリハリ設定から中間設定も対策には有効だ。メリハリ型では彼らは数で攻めてくるので、一般客が悪い設定をつかまされる可能性が高くなる。中間型なら一般客が悪い台を掴まされる可能性は下がり、勝ち目的のプロは排除されることにもなる。

新基準機が自ずとプロを排除するような結果になるかは、市場に投入されてみないと分からないが、ウチコ軍団対策を怠らないことだ。



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脳梗塞で倒れた常連客がきっかけで、ホールの全面禁煙化に賛同する店長

「年金支給日に来ないと皆が心配するので義務感で来ている」と話すのは茨城県のホールの常連客。そのホールには10人ばかりのお年寄りのコミュニティーが出来ている。平均年齢は70代後半。いつ冥土へ行ってもおかしくない年齢に達しているので、ちょっと姿を見せないと心配される。

先日もコミュニティーメンバーの一人が亡くなられたばかりだ。

高齢者に支えられているホールならどこもが抱える問題でもある。そのホールの店長はコミュニティーメンバーが、せめて年金支給日だけは元気な姿を見せるために義務感で来ている、という話を聞いて地元新聞のお悔やみ欄を毎日、チェックするようになった。

また、別のホールの話だが、これも茨城県の話し。そのホールには老夫婦が仲良く通っていた。

ほとんど毎日のように来ていたのに、ピタリと来なくなった。名前も住所も分かっている。もしや、と胸騒ぎがした。

ある日、常連客の口伝えで、おじいちゃんの方が脳梗塞で倒れたことが分かった。幸いに命に別状はないことだけは分かった。

ある日、おばあちゃんが店に来て店長にこうお願いした。

「パチンコ台を売ってくれないかね?」

さすがに、パチンコ台を売ることはできない。

「おじいさんがどうしてもパチンコを打ちたいというもんで」

理由を聞くと、パチンコ店は副流煙を吸うことになる。脳梗塞を患ったばかりでパチンコ店へ行くことにドクターストップがかかっていることが分かった。おばあちゃんはパチンコを打ちたい、というおじいちゃんの願いを叶えるために店長に直談判に来た次第だった。

そういう事情を聴いた以上、店長としてもこの常連客の願いを叶えてあげたくなった。

個人用にパチンコ台を販売している会社からパチンコ台を還元機付で購入して、夫婦の家へ設置に行った。費用は夫婦から頂いている。

おじいちゃんがストレスなくじっくり遊べるように、店長が釘調整をした。傾斜も4分5厘にした。

しばらくするとおばあちゃんから連絡が入った。

おじいちゃんがその台に飽きてしまった、というのだ。

そんなこともあって、これまでに6~7台の“新台入替”を店長が引き受けた。使い終わった台はおじいちゃんの家の居間に立てかけられている。

店長は思った。

パチンコ店が完全禁煙ならおじいちゃんは、ホールで思う存分自分の好きな台を打つことができる。

タバコを吸う人は本来健康だからタバコを吸うわけで、それなら、喫煙室でタバコを吸ってもらう。1日も早いパチンコホールの全面禁煙化に賛成するようになった。


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新基準機はパチンコ3.3円交換?

新基準機が市場に投入されるのは早くてGWか盆商戦前と言われる一方で、旧基準機の在庫セールが一掃するまで今年は出ない、との見方もある。

パチンコは1回の大当たり出玉が2400個から1500個に引き下げられることで、ホールの思惑も交錯する。

4円の立て直しに40個交換を検討していた法人は、1500個に対して40玉交換では一箱で5000円を切ってしまうことから断念した、との情報も漏れてくる。

「新基準機は初当たりまでの消費金額がどれぐらいかかるのかも全く分からない。引きが弱くて出玉がショボければ完全に致命的になる。二度と打つ気にならない」(ホール関係者)と消費金額と出玉のバランスを憂慮する。

行政は依存症対策の一環で出玉性能を抑制しようとしているわけだから、新基準機が大連チャンして玉箱を何箱も重ねられるような機種が出てくることは考えづらい。

「出玉が期待できないのなら、玉積みで出玉演出もできなくなる。それなら、パチンコは全台各台計数機にした方がいい。その方が従業員の重労働の軽減にもなるし、少ない人数でホールを回すことができる」(同)

今までホールが玉を出していることを玉積みでアピールしてきたが、根本的にそのあたりの考え方から見直さなければならない。

脱等価に舵を切ろうとした埼玉、千葉は最終的に足並みが揃わず、延期になった。反対する理由は出玉が少なくなるところ向けて、等価でなければ換金額がさらに少なくなりパチンコ離れに拍車がかかることを懸念するものなのかも知れない。

その一方で埼玉のホールオーナーはやはり脱等価を訴える。

「大半のホールは4円の稼働が揮わないので、一斉に3.3円交換にしたいという意見が多い。スロットは瞬発力が命。6号機の差玉は見込めない。間違いなく、スロットは稼働が落ちる。5号機のARTが好調でスロットを等価にしたために、パチンコも等価にしたが、6号機からはスロットに合わせる必要はない。スロットよりもパチンコを盛り上げる方を選択する。そのためにも交換率を下げて回すしかない」

6号機からはスロットを軸にする考え方は捨てる。スロットのために犠牲になってしまったのがパチンコ営業だった。スロットはコインを投入してレバーを叩けば、確実にゲームがスタートする。パチンコは100発打ち込んでもスタートに入らなければ、ゲームがスタートしない。等価になれば当然スタート入賞が渋くなる。

これほど仕様が違うのに一物一価で括ることにも無理があった、というものだ。



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