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店長から釘を取ったらストレスもなくなる?

ホール企業各社で独自のマニュアルを作成している。その中には釘調整に関するものもある。

今、ホール企業を悩ませているのが釘調整を文章として残してもいいものか、ということだ。もし、万が一釘調整で摘発され、証拠資料を押収された時に釘調整に関するものがあれば、釘調整を幇助していた動かぬ証拠となる。

釘調整のことをメンテナンスといって当局の怒りを買ったこともあり、メンテナンスという言葉もあまり適切ではない。

釘調整やメンテナンスに代わる言い方として使われているのが「整備」だ。

「釘整備とは真っ直ぐな釘を作ること。釘一本の意味や釘の奥深さを教えていないから、中には釘の腰を中折れさせたりしているが、あれは論外。あまりにも基本ができていない。基本を基準にしないことには基本釘は作れない」と話すのは釘師歴35年の営業指導コンサルタント。

釘の技術が疎かになったのはセブン機一辺倒になってから。ベースは殺し、出玉は削り、スタートの開け閉めが日々の業務となった。

「今の店長を見ていると、セブン機でしか育っていないので、目に見えない整備技術が出来ていない。それは真っ直ぐな釘が叩けないから、微調整ができない。店長だからといって釘が叩けなくてもいいと思う。本来の管理業務に集中させるためにも、店長から釘を開放した方がいい。ホールさんはイベントはイベント会社に丸投げしているように、釘の整備も専門の業者に頼んだ方がいい」

かつては回り釘師と呼ばれる釘師が複数店舗の釘を叩いていたが、ホール経営の要である釘を第三者に丸投げするのはよくない、ということで社員が釘を触るようになった。

関西の有力ホールの中には今でも釘は全店機械を納入している販社に任せているケースもある。

「ベースを殺していたから売り上げが上がったので、連チャンもさせられたがそれもできなくなる。ベース30の営業をしようと思えば、スタートを落とすしかない。それをどこまで落とすか」

遅かれ早かれ、いずれパチンコ機にもベースメーターを取り付けられることになるものと思われる。

より、釘整備では微調整技術が求められることになる。

「釘がよくてもお客さんは集まらない。客を集めるのが店長の仕事。店長がしっかり業務へ専念できるようにするためにも、釘を外せばストレスがなくなる」


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