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減台するならちょいパチ?

検定機と性能が異なる遊技機の撤去問題に絡み、島工事の減台見積もりの依頼が増えている、という。それはベニヤ板営業を避ける目的もあるが、MAX機が完全撤去となる来年からの営業を鑑みると、スロットコーナーを増台するか、この際全体の台数を減台して島間を広くするかの選択がある。耐用年数の関係から、いずれ島工事をしなければいけないのなら、前倒しでやってしまおう、ということのようだ。

「パチンコ人口が増えることを望める地域もありません。無理して入れ替えるぐらいなら減台を選択しているホールさんが増えてきました」と話すのは島設備関係者。

業界は組合の自主規制で総台数が決められていた。ところが自由化の波で台数規制も撤廃され、競合店に勝つことを目的に店舗の大型化が進んだ。

2000台のホールが登場した時の理由はこうだった。

「1000台ならすぐに追い越されるが、2000台なら誰も真似しない」

緻密なマーケティングの下に決められた台数ではなく、オーナーの直観力と意地によるものだった。それだけに2000台を維持できるわけもなく、減台、減台を繰り返し現在は1280台になっている。

正月やGW、お盆営業というのが業界のピーク時営業でその特別需要に合せて台数を決めていたが、平日が1割営業でも特別需要や土日営業によって平日のマイナス分を補ってきたが、MAX機がなくなればそれも望めない。

「4円の稼働が全国的に下がっているわけですから、4円は明らかに供給過多です。今回の撤去問題で4円の縮小は決定づけられるのではないでしょうか。4円を減台することで安定するのではないかとの見方もあります」

4円復活の起爆剤として投入されたちょいパチだが、出足は芳しくない。

「3000円で1時間遊べるというが、差玉が少ないので全く魅力がない。それなら1パチで遊ぶか、1/99の遊パチで遊ぶ。メーカーにはちょいパチをホールでの実験現場にするなといいたい」

否定的な意見がある一方で、好意的な意見もある。

「大当り確率が1/29なので『常に高確率状態』。『おすわり1発』や、『帰ろうと思った最後の保留で当たる』という、『思わず人に伝えたくなる体験』を味わうことができる。1パチからパチンコを始めたお客さんは4パチを打たないので、4パチのちょいパチは良い取り組み」と評価する。

全否定から入れば、業界は4円を含めて縮小の一途を辿るだけだ。ちょいパチを初めてパチンコをする人が打てば、それなりに楽しめる。ま、今残っているユーザーには魅力はないだろうが。

メーカーの直営店でちょいパチ専門店をやってみますか。


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