パチンコ日報

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中国政府の関税引き上げとオーバーラップする釘問題

北海道のホールで客からの突っ込みに、ちゃんと答えることができなかった、という話が届いた。

「同じ機種で4円と1円でスタートが違うのはメーカー出荷時からなのか? 1円用、4円用の台をメーカーが作っている話は聞いたことがないし、スタートが違うのは釘を触っている、ということではないのか」

想定外の質問だった。

一般的に1円は売り上げが上がらないので、4円よりはスタートを落とす。客の言う糞釘になることがことが少なくない。

こういう突っ込みがあった時のマニュアルがホールにあるわけでもない。店長は正直に答えることもできず、反論することもできなかった。下手に答えれば釘調整をやっていることをさらに突っ込まれることにもなり兼ねない。

「釘調整の要らない機械を早く出して欲しい。そうなれば、釘の教育費だってかからない」(店長)

いちいち釘のことで警察に通報されたら業界が困るだけでなく、警察の仕事も膨大に増えてくることの方が大変なことになる。

都内でチェーン展開するオーナーは、業界では上位ランクのホール企業を経営している。最近の警察の動きがまったく読めず、業界の将来が不安になっている1人でもある。

そこで、在日参政権を支持していた政党関係者に、知り合いを通じて接触を試みてきた。

「検定機と異なる遊技機の撤去に関しては、取り外すだけなので、何ら不安はない。京都では釘で店長が書類送検された。今後の釘調整の件で警視庁がどう動くのか、それを知りたい。東京の金賞品は警察のお墨付きをもらったような3店方式だが、東京以外でもチェーン展開していて、他県では金を使っていない。店舗の拡大を図る上で、この2点がどうしてもネックになる」(オーナー)

オーナーの不安を駆り立てたのは、中国政府が国内消費を活性化させるために海外で購入した商品を国内に持ち込む時に、ことし4月から高い関税を掛けてきたことと、釘問題がオーバーラップしたためだ。

特に中国人観光客の爆買の恩恵に浴していた百貨店関係者は「1回当たり、でかい金額を買うお客様が減りました」と影響はてきめんに出ている。高級時計は贅沢品と見做され、関税が30%から60%へ引き上げられた。

風営法で縛られているパチンコは、警察庁のさじ加減一つでいかようにもなる。つまり、殺生与奪権を完全に握られている。法律通りに取り締まれば、釘調整は一発アウト。振り上げたこぶしの落としどころを知りたい、ということだ。

かつて、インベーダーゲームの大ブームで、パチンコホールは閑古鳥が鳴いたこともこのオーナーは経験している。

次のライバルはポケモンGOがパチンコ業界を脅かそうとしている。

インベーダーの時は三共のフィーバーが救世主となった。

一度あることは二度ある?


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