既成概念を打ち破って成功した一人がブックオフの坂本孝社長だ。ブックオフは新品に近い中古本で成功し、その後、俺のフレンチでは、一流料理人が一流食材で作るフレンチを立ち食いという形態で、高級料理を安く提供することで成功した。
スティーブ・ジョブスは、かわいいパソコン(imac)、ポケットに3000曲が入るipod、賢く超簡単なiPhoneをヒットさせ、解任されたアップルを立て直した。
パチンコ業界も既成概念を打ち破ると爆発的に成果につながらるのに、パチンコ業界はみんなと同じになりたがる傾向が強い。
例えば、商品選びはライバルが買うから、それを買う。台数もライバルと同じ台数にしたがる。ライバルと同じことをしても業績は変わらない。
必殺の知識として、戦い方には攻めの戦い方と守りの戦い方がある。
攻めの戦い方とは、上位店舗を追い抜かすために多くの予算取りをする。上位店舗が10台と予測したら自店は20台導入する。
一方の守りの戦い方は、一つ下の店舗に追い抜かされないギリギリの予算の使い方をする。下位の店舗が7台なら、自店は5台、3台、あるいは買わない選択をする。
競合店と同じことをしても変わらない。そのためにはメリハリのある購入も必要になる。
攻めの機種とは、
①ニーズが大きい
②寿命が長い
ニーズの大きさは正確な販売台数を知れば分かる。メーカーが大量に販売する機種はそれだけ、ニーズがある、ということ。
次に重要なことは機械寿命だが、これは予測が難しいが、攻めの機種での肝となる。寿命予測は頭取りデータの10週目の稼働が寿命の長さの目安になる。それは過去の機種からある程度予測することはできる。
ただ、攻めの機種はパチンコもスロットも年間5機種ぐらいしか登場していない。
パチンコで既成概念を破るには、まず、皆と同じことをやるのを止めましょう、ということ。なぜ、同じことをしたがるかといえば、安心するため。
機種選定においては攻めの機種と守りの機種を決める。そのためには、機種評価を行い、機種選定力を向上させなければならない。
■打ち破るべき既成概念 アウト重視主義
アウト(稼働率)を重視したための失敗例が、4円パチンコを減台して、1円を増台すると稼働が上がる、という考え方だ。
1円を増台するということは、従来1000円で販売していた定食が250円で販売している、ということで大問題である。半年後には売り上げが100%落ちる。
パチンコの市場規模は以外にも2006年がピーク。この年にピーアークが1パチを業界で初めて始めた。1パチが普及する2010年までは売り上げが急降下している。2010年以降は毎年6%ぐらいの割で下がり続けている。
アウト重視主義の失敗例に押忍!サラリーマン番長の減台がある。話題の人気機種だったが、人気が急降下すると皆で減台して行った。
周りが減台する中で、地域3番手のホールが一切減台しなかったところ、サラリーマン番長のシェアが地域一番になった。減台の鉄則はライバルよりも先に減台や撤去はしてはいけない。
お客さんが他店へ流れる理由の中に打ちたい台がなくなった、というのもある。
一番好きな店を変える時の機種問題や他店がリニューアルした時だ。よってアウト重視主義からお客様視線でライバルを見ることだ。
なお、7月に開催される東京・福岡の追加セミナーはこちらから。

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