以下本文
いつも日報を拝見させて頂き、勉強させて頂いております。
違法機問題が全てではないのですが、今回を契機に色々考える事が多々ありました。
私は業界で言うと超大手チェーンの営業職についております。
労務環境・賃金に全く不満はありません(ホワイト企業と認識しております)。
ただ、業界全体でこのような状況の時だからこそ、同業他社様の方も多数いらっしゃる事を前提に、現状の自社も含めた問題点の自論を書かせて下さい。
①パチンコ業界は射幸性で維持出来ている。
⇒マクロ視点で見ると、業界の業績が回復するのはいつも射幸性が上がった時。
良くも悪くも、これを感じていらっしゃる方が多い為、脱法レベルの取り組みが出てくる。(商売としては自然な流れ)
昨今ベース問題が取り上げられておりますが、業績的には射幸性は下がるので、今後は各社業績的にマイナスになると感じます。
(本質的には良いかどうかは個々人のご判断で良いと思います)
②国民の所得格差は拡大している。
⇒本日、英国…もあり今後の不安も拡大しましたが、根本的に日本は「金持ちと貧乏人」に分かれてます。
平均値は参考になりません。また、金持ちはパチンコをしません。
事実として、業界全体の商売の対象は、低所得者対象と認識してます。
結論を考えますと、「射幸性が無くお客様の使えるお金も減っている」現状から見れば、超高収益ビジネスの長期的存続は不可能と考えます。(一部の法人様は実現可能かもしれませんが、業界全体としては)
では、我々営業レベルで出来る事…と何処の会社も考えているかと思いますが、おそらく不可能です。
何が不可能の基準かと申しますと、「オーナーの考えている利益レベル」が不可能です。
パチンコは良くも悪くも価格が変えられる商売でした。
現場レベル(これ以上やりすぎてはいけないと感じられているレベル)は、自社他社様共にお客様を見て決められており、ネットユーザーから叩かれるのは置いておき、各ブロック長・店長様の感覚はあながち間違っていないと考えております。
言い訳と取られれば何も言い返しませんが、お客様を見ている業界人は多数います。
なぜそれが実現しないのかと言えば、要するに予算設定が庶民感覚とずれているのです。
何処も企業ですので収益性を追求するのは正しいですが、他業種と比較すると、異常な利益をオーナーは求めているのは明白です。
この点が様々なご意見が出る日報で全く触れられないのが不思議でした。業界大手50社程度のHPを見ましたが、各企業の理念は良い事が多数書かれてますが、実態は真逆と感じます。
現場の最前線で頑張ってくれている従業員の良心を踏みにじっているとも感じます。
いちユーザーとして庶民的個人的には、玉粗利4円:0120、1円0.050くらいやれれば、現在の経済状況を鑑みて適正なのではと考えています(時間粗利に換算してもよいですが)。
同時に、機種のスペック云々の議論はこの点が解消されなければ無意味な議論では無いかと考えてます。
(結局はお客様の負担額が大前提と考えてます)
乱文失礼しましたが、「じゃあ君は何をするの?」と問われると思います。自身の結論は、業界から撤退しようと考えてます。
それくらいオーナーの感覚は重要ですし、各社狂っていると思ってます。
自身もパチンコが好きで業界に入り、努力も当然しましたが「良い思い」もさせて頂き、退社の際には業界・仲間に感謝を告げたいと思ってます。
今後、「改善されないパチンコ」を遊技することはないと思いますが、「久しぶりにやってみたい」と思われる業界に変わっていれば、一ユーザーとして再チャレンはしたいとも思ってます。
メーカーにも当然の問題があるとは思いますが、真の問題はホールオーナーであると問題提起し、意見は終了させて頂きます。

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