パチンコ日報

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版権や液晶ではない、誰がやっても面白い機械

検定機と異なる性能がある可能性のあるパチンコ台の撤去問題で第二次リストの中に沖海3が入っていたことは、ホールとしても痛手だった。台数的にも7万台以上がまだ市場で頑張っている。

「海のお客さんをずっと育成してきただけに、どうやって上手く他の機種に移行させるかが課題になっています。海に代わる魅力的な機械が出てくればいいんですが、これを失敗すると大きい」(大手ホール関係者)と不安を募らせる。

ただ撤去回収期限については、具体的には決まっていない。

グリーンベルトによると全日遊連の阿部理事長は「入替対象機があまり出ていない中で、期限を区切れる話ではない。お互いに協力しあってなるべく早い時期にあるべき姿に持っていく努力が必要だ」と指摘。平川副理事長も、「回収期限については具体的に決まっていない。それは日工組も同じ認識だ」と指摘した、とある。

撤去期限が決まっていないのはいいことなのか、悪いことなのか。

「4号機の時は完全にケツが決まっていました。この時Aタイプに移行する準備を怠り、いつまでもストック機にしがみついていた店は結果的に閉店することになった」(同)ということが頭をよぎる。

何事も早目、早目の準備をすることに越したことはないが、肝心の代替機になる機械が登場しないことには、動きようもない。

1パチは4パチを打てないお客さんの受け皿になったり、スリープユーザーの掘り起こしにはつながったが、一度1パチを打ち始めると二度と4パチには戻れない“劇薬”でもあった。1パチの果たした役割は、フィーバーの登場による功罪もあるように、今後の検証課題にもなりうる。あの時4円で遊べる環境づくりができていたら…と。

稼ぎ頭のMAX機がなくなることで、大手ホール関係者が注力しているのが1/200のライトミドルの見直しだ。特にAKBは甘く使うことで稼働が上がってきている。

ただし、同じライトミドルでもアニメ系は同じように甘く使っても結果がなかなか現れていない。この差については頭を悩ませている。

ただ一つ言えることは今後もAKBを出すのなら一つの条件がある、という。

「AKBのメンバーもかなり入れ替わって今のメンバーは知らない子が多いので、これでは受けないと思う。やっぱり大島優子や前田敦子らの元メンバーを入れることは必須ですね」

海ファンも年々年老いて行くわけだから、業界としてもいつまでも海頼りでは明るい将来はない。版権や液晶ではない、誰がやっても面白い機械の登場が望まれる。


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