パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

読売新聞の拡販キャンペーンを業界に応用すると…

中華料理のチェーン店へ入った時のことだ。

写真のようにテーブルの上に新聞が置いてある。

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先客が新聞を置いて行ったものかと思ったが、そうではなかった。

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読売新聞による購読キャンペーンによるサービスだった。

新聞は自由に持ち帰ることができるだけでなく、申し込めば1週間無料で読める。

新聞の発行部数も少子高齢化、若者の新聞離れで減少傾向にある。

日本新聞協会によると2000年の新聞発行部数(スポーツ新聞も含める)が53,708,831部、1世帯当たり1.13部だったものが、2015年は44,246,688部、1世帯当たり0.80まで下がっている。

新聞社としても何らかの形で新聞に触れてもらって定期購読につなげたい、という必死の思いが伝わってくる。実際、新聞は持ち帰る人が少なくなかった。これがどれだけ定期購読に結びつくかは未知数だが、何をしないよりも、サービスでこういう形で露出することはいいことだ。

各テーブルに置いているので、料理が来るまでに自然と目を通すことになる。このテーブルに置いていることがポイントといえる。

最近のホールは地域貢献の一環として、ホールの近くの店舗と提携して会員カードを提示すると割引サービスが受けられるようにしている。割引サービスだけでなく、地域の店舗の商品を購入して景品として提供しているケースもある。

そういう形で地域の商店と共生している場合は、この読売新聞方式が使える。

一番手っ取り早い方法はチラシを店内に貼らせてもらうことだ。

これを代行サービスで行っているのがエースプロで、ホールが実施しているクーポン協力店の飲食店などに月1回エースプロの社員がホールのポスターを貼りに行く。飲食店側にはポスターを貼ることでフィーが入る。

それまで、違うパチンコ店に行っていた飲食店の店長が、ポスターを見ている内に愛着が湧いてポスターの店舗へ通うようになった、という。飲食店は地域のコミュニティーの場である。そこにホールのポスターが貼っているだけで、パチンコの話題も生まれる。

フリーペーパーを発行しているホールは、取材協力店舗にもフリーペーパーを置いてもらっているが、どうせ置いてもらうのなら、より人目に付く各テーブルに置いてもらうことだ。

そこまで無理なお願いをするには、それなりに店に足を運ばなければ関係性は結べないが、地域と共生するには必要なことだ。



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