パチンコ日報

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不正ベース問題は業界が積極的に取り組まなければ業界の未来はない!

先日の「通りすがりの元メーカー卸」さんのエントリーに対して、業界関係者からアンサーコメント(太字部分)が寄せられた。

以下本文

警視庁の関係者ももっと勉強した方が良いのと違いますか?

・警察庁(国家公安委員会)である。東京都の警視庁でなく国の機関が風営法に基づく遊技機規則及び運用上の解釈基準を制定しています。
主基板に4ケタ7セグ表示機つける?

「比率表示器」識別セグを2桁、比率セグ2桁の合計4桁を主基板上に目視確認容易な位置に設置する。
・識別セグは役物比率及び連続役物比率を1日(アウト60,000発相当)と累計を表示する。
・比率セグは役比70%以下、連役比60%以下と規則上なっているが、当該遊技機毎に表示することによってリアルタイムで%を確認することができる。

ハード的には実現可能ですが、ソフト的に実装してよいのですか?主基板プログラム内で計算してよいのですか?

良いようです!
・上記情報を管理するRWM領域はクリア不可とし、規定数に関係なく常に累積すること。
また、当該処理は不正防止(釘曲げ等によりベース変更等)を目的としているため、
メインプログラムの使用領域外で処理することは差し支えない。
まず大前提ですが、パチンコ台もパチスロ台も払い出される玉やメダルの総数は知りません。データとして取っていません。

・役物比率(パチンコでいうセーフ、パチスロでいうアウト玉の総個数の内、役物によって配当された個数が占める割合をいう)
役比で70%未満
連役比で60%未満
で遊技機は型式試験を通過し都道府県公安委員会の検定を受けているはず。
この比率が80%や90%となれば改造(釘曲げ)している疑いが濃厚。

実現するにおいても、パチスロは、比較的実装は可能かもしれませんが、パチンコの主基板は、払い出しについて一切関知はしていません。パチスロは役毎に必要枚数を払い出すだけです。クレジットはあくまでも増減管理しかしていませんし。

・?
パチンコは、払い出し専用の基板があり、どの役が当たったか、一般入賞口やスタート、大当たりの入賞口か主基板から一方的に連絡があり必要数を払い出しているだけです。

液晶画面で合計数を表示することが当たり前の世の中ですが計算しているのは、機能的に制限の少ない主基板以外の表示基板です。

簡単に言いますと、パチンコの主基板はどの入賞口から入ったかは知っていますが、払い出しが何個だか合計がいくつだかは知りません。パチスロの主基板は、どの役が揃ったかはわかりますが払い出しが終われば忘れてしまう形になります。

※総セーフ玉の内役物(アタッカー等の入賞によるセーフ玉)の割合をいう。
パチンコ店に設置される遊技機は保通協の型式試験で役比及び連役比が規則の定める規定内であるから公安委員会の検定を受け、市場に設置されています。

最後にホールコンピュータでの集計ですが、パチスロは役物動作中の払い出しは混在はないのですが、パチンコは役物作動中信号しか出ていませんので、この間のスタートや一般入賞口の払い出しは区別がついていません。遊技機で表示となると数パーセントの誤差修正となるのではないでしょうか?
・わかりません
結論から言いますと現行のCPUで実現するには主基板だけの変更では済まない事情があると考えられます。「要望を出したのだから実現してね」となった場合、不正防止も考えなければならないので、基準の制定で時間を取られると考えられます。

・ご当局も釘曲げによるベース殺しで検定を受けた遊技機と大きく異なる性能の遊技機で長年営業を続けてきたパチンコ市場の体質と現状を重く見ています。
できない理由を並べても当局の理解を得ることは無理でしょう!
何が何でもこの不正ベース問題は、業界側が積極的に解決しなければ未来はありません。

早い話、今回の場合、どこかのメーカーを処分して5年間休眠してもらうのがベストなのではないでしょうか?ミズホのように復活をしてまた睨まれる場合もあるので厳格に粛々と処分をしてほしいものですね。

・メーカーが検定と異なる遊技機を販売し設置したとして処分すると、殆どのパチンコメーカーがこれに該当するのではないのか。
また、クギ調整(営業調整)と称してゲージ棒、ハンマーやペンチで釘曲げしているホールも当然、風営法違反(無承認変更)となります。

だからこのベース問題は根が深く大きな問題です。



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