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所轄はもう10年くらい前(もう少し前か)から本庁からのお達しで、 一切現場から物品をもらうことはない(はず)です。
それ以前は検査時には、当時は入替もそう頻度の高いものではなかったので、タバコ1カートンをお渡しするのが慣習のように続いてましたが、今はほぼというか、全くないです。
缶コーヒー一缶すら断られます。
ただホールとメーカー間の問題、この釘の調整の所感のズレは、ホール側は長年の慣れもあってか、ホールに納品された時点の釘が、おおむね正常な台で納品されていたと思っていた。
それ、かつては(ほんの数年前まで)メーカー側から分岐によって40玉なら、この位の調整。
スルーの間隔は13とか、ヘソは12.0とか、11.75とかで、スタートは5.2とか6とか。
25玉なら、30玉ならこのように、と営業案内書のような遊技機の使用方法が渡されていたのです。
(この時点で今ならわかるでしょうが、本来ならあってはならないものとされるものです)
それに合わせて、自店の営業のスタイルで等価であったり3円とか、2.5円とかで、その台の「調整」をそれぞれにしてきたのが、パチンコ店の長年の形でした。
新海物語とかのあの頃は、ほぼ全メーカーが納品日または数日前の納品後に店舗に来て、店舗の営業に合わせて「調整」していました。
それを店舗が「微調整」してきた。
これが当たり前のように、パチンコが生まれて何十年と続いてきた。
でも厳密にいえば、少なからず風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施工規則第9条は昭和60年に国家公安委員会規則第一号
となり、みなさんも今ご存知の通りの法制なわけです。
で、この20年の間にCR前後から、かなり激しくなって来ました。差玉も出ても4万発5万発から、今では20万発を超えるのです。
本来の遊技機の規制の範囲の中ではあり得ない。営業としてもあり得ない。
本来、おおむね保通持ち込みとの大差ない機械が納品されていたものが、それが射幸を上げていった「ひずみ」が、実は内部で相当な誤差が出るまでに至ってしまった。
もしかすると、かつて釘表諸角度表示がなかった、取説もあったころは、私が知らないだけで、もともと、全く違う可能性もある。
それに関しては我々ホールは、うかがい知れない。
検証した過去の保通に持ち込まれている機械とされる機種では、スルーはほぼ抜けない。ヘソはガチガチで左右は極端に7度9度まで曲がった。
1000円で5回くらいしかスタートが回らない機械。かろうじて、まだ「まわるん」だけが、まだ、遊べる程度だった。
要はいつのまにか一発台が市場の8割を占めるようになっていた。
ところが、ホールは長年の慣習から納品時の機械が、まさか、そんな保通持ち込みの仕様と乖離していようとは、一発台天国になっていようとは、思っていなかった。
厳密にいえば取説よく見ればわかるのですが、それで、保障しろよメーカー!となっている。
ホールはホールで、普通におおむねの真っ直ぐだったら利益が出る機械じゃないので、あの手この手を使ったホールもある。
それが他穴を殺したいわゆるバッテン釘とか。これもひずみ。
どちらがとは言い切れない。わかってたでしょ?て事。まったく知らないというなら、テレビの電源挿したら映るんでしょと同程度。
もともと、やはり等価の営業はありえないわけで、仕入れた景品を仕入れ値以上の価格で提供するわけで。
だけれども、25玉交換以外(優良とされる店舗の多く)は駆逐されていったのは世の大きな流れ。
それでも今でも、今のこの高価格の新台を買うのを止め、機械価格は適正に安く仕入れ、まっとうに遊んでもらってる小型店舗がまだまだたくさんある。
この店に不適合機全部換えなさい・・は、生業が立たない。
全盛期
羽根が15%~20%
一発台は12~15%
デジタル40%前後
スロット30%
この位が大ざっぱな感じだったと思う。
これが今なら
4円MAX 25%
4円海ミドル 10%
4円甘デジ 10%
1円 15%前後
スロット40%
かつての羽根は遊べて、勝った負けただが、1円は単なる負け額が1/4になるだけで、利益率は4円を上回る。
一発台偏重の”ぼった”と言われればそうだ。本来の遊び程度の賭け事、日常の憂さばらし、ストレス発散の潤滑油。
麻雀だってそうだし、野球賭博だって悪だが、小銭賭けて、飯代賭けて遊びの範囲内でやれるかどうか。

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