パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ちょいパチは4円復権の突破口となるか

大当り確率が1/40程度で、ヘソ賞球5個以上をコンセプトとした日工組が主導する新たなジャンルの「ちょいパチ」。

piDEAによるとその狙いを次のように解説している。
4円パチンコの新たな市場の開拓と4円パチンコと低貸パチンコの適切なバランスを保つことがコンセプトで、1〜2時間の短い時間消費を目的としているプレイヤー、パチンコがしたいのにお金がかかるため遠のいているプレイヤー、未経験だがパチンコに興味がある人をターゲットに、気軽にパチンコができる環境を提供することを目的としている。
おカネがかかり過ぎる現在のパチンコが、パチンコ離れを招いたものとして、その反省からおカネがかからない機械を開発したのだろう。ビギナーでも分かりやすく、安心、安全に楽しめる機械が「ちょいパチ」ということになる。

この「ちょいパチ」は開発目的に、「4円パチンコの新たな市場開拓」とあるように、日工組としてはこれを1パチでは使って欲しくない、ということが分かる。低貸しが主流になっている現在、ホールの財務力が落ちれば、新台購入力も落ちる。何とかして4円パチンコを復権させることは、業界の大命題でもある。

4円復権の第一弾がこの「ちょいパチ」ということにもなる。

初代フィーバーパワフルが登場した1992年頃が業界が一番輝いていた時代でもあった。この頃は大当たり確率1/240、ヘソ賞球は7個返しが主流だった。40玉交換の1回交換営業。14割営業でも20%の粗利が取れた。だから玉もジャンジャン出すことができた。

それが規制がどんどん取っ払われることにより、ラッキーナンバー営業~無定量営業、40玉交換~完全等価交換営業と、どんどん玉が出せない営業へと業界が突き進んだ。

「ちょいパチの狙いはもう一つある。4円オンリーで低貸しを止めさせる狙いもある。スタートが7~8個返しで等価交換を止めさせる機械も考えられている。他入賞ではなく、スタートを8個返しにすればベース問題もクリアできる」(事情通)

4円を復活させるにはやはりスタートの賞球と交換率がポイントになる。営業方法としても1回交換が理想である。そのためには、1回交換のメリットをまず、ユーザーに体感してもらわなければいけない。

いずれにしても、「ちょいパチ」で4円パチンコの復権と新規ユーザーを開拓に期待がかかって来るが、ホール側の運用次第ですべてがご破算になってしまう。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。