パチンコ日報

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メーカーによる10年後のコンセプトパチンコの展示会を

任天堂を退職して今はソフトウエア開発の会社を立ち上げている人の話だ。

「実は任天堂もパチンコ業界参入に色気を出していた時期がありました。でも、当時は参入障壁が高く断念しましたが、よくよく考えるとパチンコは日本国内だけの市場で、拡大の可能性がない。ゲームなら世界がマーケットになるので、資源をゲームに集中しました」

この人はたまにパチンコを打ったりもするので、パチンコのことはある程度分かっていても、作り手としては規則に関してはまったく分からない、ということを前提に話は進む。

「ボタンの連打は人前やるのが恥ずかしい、と思っている人もいる。ずっとやっている人は連打しなくても関係ないことに気づいている。太鼓の達人はうまくなった人が人に見せびらかせるためにするゲームだが、パチンコのボタンは違う。本来パチンコは本人が楽しめばいいものだから、私ならハンドルにボタン機能を付けて、押しているのが他人に見られないようにする。足元に付けるのも面白い」と全く逆の発想だ。

一心不乱にボタンを連打する中高年客。それはそれで周りのお客さんの迷惑になっている。その一方で、ウチコが店にウチコとバレないようにするのに、わざとボタンを楽しそうに連打して一般客を装う、ということもある。

過日、エースプロが開催した大学生による「パチンコ未来コンテスト」でもパチンコとスマホの連動がいくつか提案されていたが、やはりパチンコとスマホの連動は抜き差しならない関係にある。

「パチンコ台に録画機能を付け、アニメでも見られないようなレア場面を録画して、それを通信機能でスマホに飛ばし、スマホでゆっくりとそのレア場面を見られるようにしたら面白い」

規制に囚われないということが大前提で、ここからはメーカーの人には耳の穴をかっぽじって聞いてもらいたい。

「昔は玉の動きを見て楽しむものだったが、今、玉の動きを見ている人はゼロ。玉が無駄なものになっている。ということは玉は必要ない。1000円で何回回るかを問題にするのなら、玉に頼る必要はない。一度規制に囚われない自由な発想で、メーカーが未来のパチンコの展示会を開くことが必要。こんなパチンコなら打ってみたい、とそこで初めて新規のお客さんも開拓できる。10年後のコンセプトパチンコの展示会ならメディアの関心も高い」

モーターショーでは未来のコンセプトカーが展示されたり、未来の技術だった自動運転が少しずつ現実のものになろうとしている。

学生による未来パチンココンテストは企画段階だが、未来パチンコの実機を作れるのはメーカーしかできない。

規則や規制に囚われず、自由な発想が枯渇しているから、いつまで経っても版権頼りの液晶パチンコしか出て来ない。

メーカーも今が一番苦しいところだが、その状況から脱出するためにも未来が描けるパチンコを作ってもらいたい。

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