パチンコ日報

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2代目社長の悩み

ホールを8店舗の他、飲食店を20店舗運営している50代の社長が辞任したがっている、という。理由はまだ父親である会長が健在で、社長とはいえ会長の命令が絶対で自由に仕事ができない状態に限界が来ているからだ。

社長には3人の兄弟がいる。長男が家業を継いだものの、次男と三男はいずれも他業界で働いている。

「韓国社会は目上の人に反論できない。絶対服従。在日もそれは踏襲されている。それが嫌でおやじの会社には就職しないで、日本の企業に就職した。兄貴(長男=社長)もおやじが死なないことには好き勝手なことができないので、辞めたがっている」と打ち明けるのは三男。

さらにため息交じりに大韓航空機のナッツリターン事件について語る。

「あの事件が韓国社会を象徴しています。財閥は同族や親せきで固め、副社長の不利になることはすべて隠ぺいしようとしたことまで、次々に明るみになり、それが財閥批判にまで飛び火しました。財閥でも完全に会社を私物化しています。それが在日のホール企業にも多い。日本で生まれ育っているけど、日本人の会社のやり方を知らないから、兄貴も今まで韓国式のやり方が普通だと思っていた」

社長はフェラーリのF50がキャッシュで買えるほどの年収をもらっているようだが、「そんなにおカネも欲しくない。それよりも自分のやりたいことをやりたい」との想いがある。

三男は社長に「おやじが死ぬまで頑張れ」と励ましてはいるようだが、社長は何がしたいのか?

「ホールが業績が悪いところが順次、閉めるなり売っていきたい。飲食だけでもいいと思っている。飲食はやっていてお客さんの反応がすぐにあるので面白い。自分が作ったものが美味しいかどうかで売り上げが変わってくる。パチンコはメーカーが作ったものを置いているだけで、他店との差別化もできない」

ホールを順次手仕舞いして行きたい裏にはこんな思いもある。

「メーカーの抱き合わせにはうんざりする。ナゼ、買う側のお客さんであるホールが卑屈にならなければいけないのだ。自社さえ儲かればいいメーカー主導の業界に未来はない」

大塚家具では運営権を巡って親子が骨肉の争いを展開した。その時のことをパロディにするかのようなCMを流している。儒教の国ではこのように親に楯突くこともできないのだろうか。


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