
都内某所の雑居ビルの中に8台の旧式のスマートボールを設置。貸し玉料金は1玉100円からで、自分で200円、300円、400円、500円までを選択できるシステムになっていた。
潜入取材したのは風俗専門のフリーライターだった。
15個出る入賞口に入るとそれだけで1500円になる。スマートボール特有のゆっくりと玉が落下して行く動きを追っかけるだけでも「ハラハラドキドキ感が尋常じゃない。プライベートでもまた遊びたいから」という理由から記事を自らボツにした。
なぜなら、記事にすると警察に摘発される恐れがあるからで、それほど風俗ライターを虜にした。
その裏スマートボール屋は摘発を逃れるために、新たな場所へ移転するために店を閉めた。
その裏スマートボール屋を潜入取材した風俗ライターから、再び裏スマートボールネタが届いた。
新たな店は都内随一の歓楽街の中にあった。
設置台数は6台。50年以上も前の年代物だ。台は手に入れたものの、スマートボール独特の乳白色の玉は入手できなかったので、ガラス玉で代用していた。ちなみに、スマートボールの玉はオロナイン軟膏の瓶と同じ素材だとか。
釘は25本。ノーマルのまま。釘の本数が少ないので玉の動きに変化が加わることが少ない。
玉は1玉100円のみ。
釘調整が下手くそというか、遊ばせる気がないのか、なかなか入らないそうだ。
以前潜入した店舗は紹介者がなければ入れないシステムとなっていたが、ここはフリー。
店長らしき店の責任者にどうして始めたのかを聞いた。
「オーナーがネットで裏スマートボールの記事を読んだのがきっかけでした」
もしやと思い「裏スマートボール」で検索すると、2本ほどヒットする。1本は日報で、もう1本は日報をソースに書いている記事だった。
この記事はスマートボールのハラハラドキドキ感を再現するような機械作りをメーカーに提案したのに、早くもパクリ店舗が出てくるとは思ってもみなかった。
ま、機械の開発は時間がかかるので、次はこの記事をヒントにした新機種の誕生ニュースを期待したいものだ。

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