パチンコ日報

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パチ元会が初の東京開催無料セミナーを9月10日に実施

パチ元会が来る9月10日、東京・千代田区の「大手町サンケイプラザ」で、チャージ&チェンジ&チャレンジをテーマに大型無料セミナーを開催する。パチ元会といえば、大阪というイメージが強かったが初の東京開催セミナーとなる。

パチンコを元気にする会。

通称パチ元会が大阪で発足したのは2011年の夏のことだった。設立目的は無料の勉強会を通じて「業界内外の情報共有を、もっともっと身近なものにして、業界に貢献しよう」。産声を上げた当時から日報では、同会の勉強会を取材し続けてきた。

毎月、20人程度の小さな勉強会を開いてきたが、発足1周年を記念して、2012年9月に第1回目の大型集合セミナーを開催。100人あまりの受講者が集まった。

小人数の勉強会を開催する傍ら、年2回の大型セミナーが定番化して、参加者も回を重ねるごとに増えてきた。

「今思えば、発足当時の会議の中で、『本当に無料で出来るのか?』『せめて500円ワンコインにしたらどうか?』等々の意見がありましたが、とある方に『最初の方針と違う』叱咤され、『絶対無料!』になった事を昨日のことのように思い出しますね」と話のは同会の高橋正人会長。

パチ元会主催が主催する大型セミナーは「参加費無料」が東京でも踏襲されている。

「無料セミナーに拘る理由は一つです。参加ホールは、自店舗含め、経営・営業を向上させるために、参加する経費と時間を使っている。一方の講師陣は、それを承知した上で、情報と共に、提供者講師の存在を知ってもらう。その入口として学びやすい・知りやすい環境を提供して、結果として、未来へのWin-Winの関係が出来るのであれば、さらなる情報共有化が出来る、と考えているからです」(同)

2015年はパチンコ業界はかつて経験したことがないほどの「激変・激動」の時代になった。この流れに抗うことはできず、受け入れなければならない状態になっている。その中でどうホールは生き残っていくのか。

セミナーで関心があると思われるものをいくつかピックアップしてみた。

■「遊技機の規制問題」・・・PSのダブル規制は、過去に例を見ない話。今後の機械運用は大きく変わる可能性。

遊技機製造メーカーだって、他人ごとではない。その販売台数だって大きく変動し、会社の危機も!?

■「くぎの問題」・・・元々は「1月23日」の警察庁講話から始まった2015年。
機構調査開始も大きな事案であり、その後「6.11⇒6.23」文書への流れが出てくる事になった。

今直近の課題は、「くぎ曲げ問題」の課題では無く、「一般入賞口への入賞有無」と言えるであろう。

■「賞品提供の問題」・・・「くぎ問題」連連動して「通常ベース値が上がる」と言う背景がある。

それに対して、実際のホール経営とホール営業が変化する事に伴い、「賞品提供価格」の見直し論も出てくる。

「最大の問題は、『誰も体験した事が無い事が始まる』って事で、過去の成功体験は役に立たない可能性ですらあり得る。そんな時、最も重要な事は、『正確な情報を共有する事』に他ならないと思います。今回の『パチ元会・関東セミナー』のテーマは、『チャージ&チェンジ&チャレンジ』です。即ち、正しく新しい情報を<充電>し、業界自身が<変化>して、次なる<挑戦>を考えて頂く動機になれば、幸いです」とアピールする。

【パチ元会・4年目のチャレンジ】in関東へ参加の申し込みは、こちらから用紙をダウンロードしてFAX申し込みとなっている。

なお、当日は豊丸産業の新機種「CR餃子の王将3」の先行試打会も同時開催される。


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斜里町でレトロ台を買ったオーナーを探しています

北海道斜里町。オホーツク海に面した道東の町でかつてお医者さんをしていた人がチューリップもない古いパチンコ台を2台保管していた。

チューリップのない古い台をネットで検索してみると、こんな機械がヒットした。

0_016001000002 名古屋のr88より

これが当該機かどうかは分からない。

ここから物語が始まる。

フリーライターのAさんが今から10年ほど前、北海道を旅していた時、地元の人からレトロなパチンコ台を持っている人がいる、という噂話を耳にした。それが斜里町のお医者さんだった。

野次馬根性からそのレトロなパチンコ台を見たくなり、そのお医者さんの元に向かい、古めかしい台を見せてもらったことがあった。打てる状態で大切に保管されていた。

今年、北海道へ取材に行ったふとレトロ台のことが頭をよぎり再び斜里町に寄ってみた。

お医者さんは8年前に他界していた。

1年ほど前、突然、レトロ台を売って欲しい、という人が現れた。家族にとって不要な代物だったので、相手のいい値で、1台10万円、2台で20万円で売却していた。

買ったのはパチンコ店のオーナーだということは分かったが、どこのホールのオーナーかは分からなかった。

Aさんはレトロ台を買ったオーナーを無性に取材したくなった。レトロなものを収集している人は数多いるが、ホールオーナーだったことが妙に気になった。

レトロ台を買うに至った経緯には絶対に何か物語があるはずだ、と思っている。それを取材して書きたくなった。

フリーライターのAさんは、週刊誌を主戦場にしているが、今回の釘曲げ問題についても興味を持っていて取材を進めている。

釘調整は無承認変更ということで違法、とまで言われるようになった昨今、このようなレトロ台は、まさにパチンコの原点である。

まさに釘調整がパチンコ経営の命だった時代だ。釘や出す台を読みながら、釘師と客の駆け引きがその時代にもあった。

釘調整がダメな時代になり、余計、レトロ台を買ったオーナーを取材したくなった、という次第だ。

それで、この件を日報で取り上げてもらって、そのオーナーもしくは家族やホール関係者から連絡を待ちたい、というのがこのエントリーの主旨だ。

コメント欄に連絡していただければ幸いだ。

コメント欄は承認制なので連絡先が表に出ることはありませんので、ご心配なく。

よろしくお願いします。


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20年前放送されたパチンコドラマ「グッドラック」に続け

来年7月、「グッドラック」が放送されて、丸20年が経つ。

「グッドラック」といえば、ほとんどの人がキムタク主演のドラマを思い浮かべるだろうが、それよりもはるか先の1996年7月に日テレ系で放送されたのが、松本明子が主役(パチンコホールオーナーの娘役)を務めたパチンコ店を舞台にしたテレビドラマだった。

業界的には話題のドラマだったのだが、業界に身を置きながら観ていたのか、観ていなかったのか全く記憶がない。

goodluckThumbnail 1996年(平成8年)とはどんな時代だったのか?

前年の平成7年7月7日、マルハンがターニングポイントとなる渋谷のマルハンパチンコタワーをオープンさせた翌年である。

1996年の遊技人口と市場規模は、2760万人、30兆円産業といわれ、パチンコ業界の黄金期だった。その一方で、日工組に公正取引委員会の立ち入り調査が入ったり、CR機を強化するために、社会的不適合機として70万台の撤去を開始した年でもあった。

時代背景としては橋本龍太郎内閣が発足、街中にはルーズソックスが溢れ、アムラーファッション(茶髪、ロングヘア、細い眉、厚底の靴、ミニスカート)を真似た女子高生が増殖した。

この年の大ヒット商品はバンダイのたまごっち。ホールの景品としても引っ張りだこだったが、入手は困難だった。たまごっちが入るというだけで、ホールが口座を開いてくれた。

で、ドラマの内容は、松本明子が演じる主人公が、父親から受け継いだパチンコ店を立て直していく奮闘記で、そのパチンコ店の土地を地上げして、跡地にショッピングセンターを建てようとしているゼネコンの若手エース(豊原功補)との戦いが物語の軸となっている。

詳細はまにあっく懐パチ・懐スロに詳しく書かれているので、そちらを参照してもらえばいい。

では、ナゼこんなことを書いているかというと、20年前はゴールデンタイムでパチンコ店を舞台にしたテレビドラマが放映できた、という事実があったことをもう一度思い起こして欲しいからだ。

20年後の今、パチンコ業界はかつて経験したことがないほどのピンチに立たされている。

業界が抱える諸問題に立ち向かう若きリーダーの姿を描いたドラマが作れないものだろうか?

テレビドラマを通じて一般人が思い浮かべているパチンコの負のイメージを一つずつ潰して、業界が変わろうとする姿を放送することで、パチンコ業界を見る目も変わってくるというものだ。

制作費は業界から捻出すればいい。

放送はテレビ東京系ならなんとかなりそうだ。

その前に、グッドラックの再放送を業界の力で何とかできないか。


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加速する脱等価の流れ

一般入賞口検査の猶予期間が後3カ月、都遊協でも脱等価の流れが加速している。警察が基準としている一般入賞口へ10分間に数十個、ベース40で営業しようと思えば、等価交換営業ではスタートを必然的に落とさざるを得ない。

ベース40を守った場合、スタートは4回ぐらいに落とさなければならない。これで営業すれば客飛びは火を見るよりも明らかだ。

ベース40で営業するには脱等価しかない、と考えるのは当然の流れ、といよう。

これまでにも、都遊協では脱等価の話し合いは持たれたが、最終的には「自由営業」との意見が強く、脱等価に踏み切れなかった。今回ばかりは「ベース40」という目標値があるため、従来と状況が違いすぎる。大手が脱等価に合意すればすんなりと決まるかもしれない。

大手も地方では等価営業を止めている地域もあるので、必ずしも等価に拘っているわけではない。

「都内は8~9割方等価営業ですが、弱いところは止めたがっています。大手はそれで脱落すればいい、という考え方でしたからまとまりませんでした。今回ばかりは脱等価の流れになることを期待しています」(中小ホール関係者)

脱等価にする場合、大阪のように景品が統一している地域では半ば強制力を持って脱等価に足並みを揃えたように、抜け駆けできないようにすることが重要だ。

少しでも等価の店があると、どうしてもお客さんは換金した時に金額が多い店を選ぶので、そこから再び崩れて行く。

その反対に等価が主流の中で1店舗だけで低価交換をしても失敗することが多いので、脱等価は足並みを揃えることが何よりも重要だ。

ユーザーも最初は換金額が下がることに不満や戸惑いがあるが、どの店に行っても同じであることが分かれば、だんだん低価交換も慣れてくる。

脱等価でネックになる一物一価の問題にしても、スロットを脱等価仕様にしてしまえば、いいわけだ。設定1でも出率が102%とか103%なら、絶対に等価交換では使えない。AT、ART規制以上に設定1の最低出率が100%を超えるように規制した方が、脱等価には有効打となる。
 
40個、7枚交換の時代は出率がいずれも100%を超えていた。あの時代に帰ることが将来登場するカジノとパチンコの違いを明確にすることでもある。

折しも、年末までには40年ぶりに手打ち式パチンコも復活する。初心者が打っても分かりやすい機械であろう。時代は原点回帰の方向に向かっている。


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高学歴人材をターゲットに麻雀採用試験を実施したエースプロ

パチンコ業界で企画・デザインを手掛けるエースプロ(宮崎公章社長)。ことし2月、東京・秋葉原で大学生による大学生が行きたくなる「パチンコ未来コンテスト」を主催したユニークな会社でもある。

「まじめにふざける」をモットーとする同社が、2016年度新卒採用にあたり、8月24日、東京で麻雀採用試験を実施した。

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東大、早稲田など高学歴人材をターゲットに募集をかけたところ、応募総数は336人にも及んだ。

もちろん、麻雀試験はイベント的要素が強く、優勝賞金11万1000円、準優勝7万7700円、3位3万3300円というニンジンがぶら下げられてはいたが、この時期、ターゲットとする高学歴人材の応募があった、ということは人材募集の新たな方法といえよう。

この中から書類選考で50人を選出して、麻雀試験に臨んだ。


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予選は学生を半分に分け、2試合×2の合計4試合を行い、合計得点が高い学生3名が決勝に進出。ほとんどの学生が初対面にも関わらず和気藹々と麻雀を楽しんでいた。

また、学生の審査を同社の社員が、麻雀の打ち筋や、他の対戦相手との接し方などを審査したほか、休憩中の学生達と実際に触れ合い評価を付けた。後半は社員と学生を交え麻雀を打つ姿も。


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50名の中から総合得点が高かった北海道大学の松本知之さん(優勝)、諏訪東京理科大学の対馬圭祐さん(準優勝)、立教大学の玉利隼さん(3位)、本採用試験で司会を務めた女流麻雀師の大崎初音プロの4人で決勝を行った。

ここで、予選で敗退した学生を飽きさせない取り組みとして「外馬チャンス」という催しものを用意し、決勝戦にも前向きな姿勢で取り組んでもらうことができた。

麻雀試験終了後は会社説明会に移った。


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席上、プレゼンテーションに立った宮崎社長は、エースプロという会社の説明や、パチンコ業界の市場規模の大きさや魅力を伝えた後「将来この会社を引っ張っていってくれる人材が欲しい。新入社員の君たちには入社後すぐに新規事業の設立に携わってほしいと考えている」と想いを語った。


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麻雀採用試験を受けて学生さんからも次のような感想が聞こえてきた。

「こんな就職活動は初めてで本当に楽しい」

「はじめは賞金目当てで来ていたがエースプロという会社、パチンコ業界のスケールの大きさにすごく興味が湧いた」

パチンコ業界はアベノミクス効果の逆風で、新卒採用だけでなく、慢性的な求人難が続いているが、本来パチンコは遊びの産業なのだから、まじめにふざける採用もありだろう。


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