もう1つ驚かされたのは台数値引きの大きさです。
4台~7台だと20,000円の台数値引き、8台~15台だと60,000円値引き、16台以上だと100,000円の台数値引きになります。
サミーがパチスロ化物語で最大台数値引きを10万円にしましたが、遂に山佐までもが台数値引きを10万円に設け、しかも3台以下だと納期が1週遅れにもなります。
蒼天の拳2が店舗の5%前後が導入適正台数だと思っているのに対して、鉄拳3rdは店舗の3%前後の導入が適正台数だと思っているので、100台以下の店舗だと1週遅れに10万円の価格差になってしまい、価格も消費税込みで1台あたり50万円近くになります。
台数により価格差が20%以上あると、中小店舗は新台入れ替えをするのは、圧倒的に不利になります。
話題機の新台を1台ずつ導入するバラエティー戦略を取っていましたが、この価格差をみると、もう一度考え直さなければなりません。
鉄拳3rdはバラエティーに1台の入れ替えだと、48万円になり、ホール負担の機械の運送費、入れ替えのための書類作成費、書類提出のための印紙代、新台入れ替えの広告物の作成などで、鉄拳3rd1台の入れ替えで60万円前後かかることを考えると、簡単には新台入れ替えを行うことができません。
鉄拳3rdは1台欲しいのですが、この条件だと見送らざるを得ません。
逆に、大型店はこの10万円の台数値引きをフル活用して、大量導入して集客して、適正台数を残し、残りを売却することもできます。
大型店は新台購入がよりしやすくなりますが、中小店舗が新台入れ替えをすることは難しくなっています。中小店舗は新台入れ替えによる営業スタイルを捨て、ジャグラーや低貸しなどの固定のお客様の営業スタイルにしなければならないと思います。
それにしても、メーカーは中小ホールのことをどう思っているのでしょうか?
中小ホールが淘汰され、店舗数が減ってしまったら、ホール間同士が競わなくて済むようになります。競争原理が少なくなれば、大型店も新台入れ替えの必要性が減ります。
今後、中小ホールが少なくなればなるほど新台が売れなくなりますし、メーカーよりも大手チェーンが主導権を握るようになり、メーカーは厳しくなっていくと思います。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。
もう少しだけ、メーカーは中小ホールのことを考えた機械の販売方法にしてほしいと思っています。