パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

話題機は導入した方が​良い

先日、後輩のお店がリニューアルをするということなので、お茶飲みがてら立ち寄りました。



パチンコとパチスロのレート変更と配列の変更で、新台の導入はありませんでした。



リニューアル初日なのに、お客様の数が通常と変わらないと嘆いていました。



原因はなんだろうと話をしていたのですが、話題機がないからではないかという結論に達しました。



このお店は今年から話題機を1台ずつ導入するようになり、稼働を上げていきました。



バジリスク絆、主役は銭形2、アナザーゴッドハーデス、モンスターハンター月下雷鳴、モンキーターンを1台ずつ導入しましたが、評価の低かった緑ドンVIVA2の導入は見送りました。



緑ドンVIVA2の機械評価云々はおいといて、緑ドンVIVA2は紛れもなく話題機になります。



話題機の定義としては、販売台数が黙っていても3万台以上は売れ、パチスロユーザーのほとんどが一度は触ってみたい機械になります。



実際、私も緑ドンVIVA2の初日には、朝の抽選を引き、打ちました。



話題機である緑ドンVIVA2が1台でもあれば、空いていたら打ってみようかなという来店動機になりますが、1台もなければ来店動機が薄れてしまいます。



今まで、話題機を1台ずつ導入していき、お客様が増えていたのだから、今回の話題機である緑ドンVIVA2も導入すれば良かったのではないかと思っています。5月の話題機であるマクロスフロンティア2も1台の導入を検討しましたが、1台だと2週遅れになるということなので、断念しました。



6月には蒼天の拳2、7月には鉄拳3の話題機が決まり、番長3や仕事人といった話題機も名前が挙がってきています。



これから出る話題機は出来によって台数は検討しますが、必ず押さえていこうと思っています。





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悩みというレベルなのか? 右肩上がりの店長より

大企業病のエントリーに対して500台規模の店長さんからのコメントだ。



以下本文





『新台を地域最多導入』が戦略というより、それがなぜ戦略になり得たのかを、もう少し踏み込んで考えるべきかと思います。



自分は一昨年中途採用で、今年から500台規模の店の店長ですが、利益は前月比で2月+30%、3月+50%。4月は昨日で先月の粗利を超えています。業界が右肩下がりでも、きちんとお客様の為に店独自の価値を提供出来るかを考えて営業して行けば、成績はあげられると思います。他業種に比べれば、まだまだ楽な業界です。



自分の戦略は、ぱちんこはメイン機種を土日で立ち見が出るくらい甘く使う、他の機種は機種特性に応じた使い方をする、というものです。スロットは、店内告知物を利用してメイン機種の稼働低下を防ぎながら、店平均MYが2000弱になるように(利益確保が難しければ1BOX平均で)機種毎に設定配分を決めージャグラーは台毎にお客様と駆け引きをするという、戦略です。



新台購入費用を本部から実質月500万円と指示されており、その中でやりくりするので最新台は地域最低台数ですが、転売効率50%以上を出し続けることで、月1000万円分の機械購入をしています。



牙狼外伝のようにすぐ中古機価格暴落する機械を全て中古導入としつつ、ハーデスやジャグラー、萌えのライトスペックぱちんこのような価格の上がる機械を多めに買うことで、40%は達成できると思います。



あとは、徹底したコスト削減させてます。そうやって細かくやりくりしながらお金に余裕をつくり、可能な限りお客様に還元している事が差別化要素となり、自店の成長に繋がっています。



自分の給料は、総務課採用なので、低いです。手取り20万円無いですし。ただ、マーケティングに関する様々な文献を読みながら、いろいろ実験させてもらえているという点では、不満はありません。なにより、お客様が自分の営業を支持してくれるのが、嬉しい。だから、頑張れています。



大手で、給料があり、機械を多く購入しても怒られず、毎日閉店データを元に調整を決めなくても本部が決めてくれる。聞いている限り、自分よりも恵まれた環境だと思います。悩みというより、嫉妬心とかそういうレベルかと。感情に任せて動けば、多分後悔するでしょう。



自分は、ぱちんこを『弱者のスポーツ』と考えています。お年寄りでも、松葉杖をついていても、ぱちんこなら対等に勝負出来、スポーツと同じような興奮を得ることが出来る。自分自身、運に見放されたので無いかと悩んでいる時、ぱちんこで連荘して心が救われた経験があります。



辛い時でも、今日の営業によってお客様の心を救う自分を想像して心が熱くなれると、まだやれると思えます。

給料でも地位でもなく、お客様に優れた価値を提供出来ていることが、イチバンのモチベーションです。



そもそも、客商売は他店より優れた価値を提供し続けなければ、業績は上がらないのでは無いでしょうか。異業種ならむしろ当たり前です。機械の射幸性が下がり、出玉イベントが規制され、サラ金での貸付が厳しくなり、ぱちんこ業界もお客様と真剣に向き合う営業をしなければならなくなりました。それが出来ていない店が多いから業界が右肩下がりになっているだけで、自店のような右肩上がりの店もあります。



現状認識をしっかりしなければ、業界の未来を作ることなど、無理だと思います。





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パチンコ業界のマスコットキャラクター戦略

ゆるキャラ界の火付け役といえば、2007年の彦根城築城400年祭のイメージキャラクターのひこにゃん、といわれている。2010年からゆるキャラグランプリが開催され、ブームが加速する。



ゆるキャラ界のスーパースターといえば、くまモンとふなっしーが双璧で、キャラクターを使った関連商品の数でも他を圧倒している。



クラウドワークスによると、企業がマスコットキャラクターを起用する場合、次の効果を期待してのことだ。



① 認知効果

キャラクターを使用した広告やテレビ番組のスポンサー活動などにより、キャラクターの認知度を利用して自社製品やサービスの認知度を高める。



② 販売効果

キャラクターのついた製品を開発することにより、特定の製品カテゴリーや特定の販売ターゲットへの売上アップを図る。



③ 販促効果

認知力のあるキャラクターを用いたキャンペーンや各種イベントを通して、新製品の認知度アップや既存商品の売上拡大のための販促効果を狙う。



④ イメージアップ効果

キャラクターを使用した広告やテレビ番組のスポンサー活動などにより、キャラクターの好感度を利用して自社製品の好感度を高める。



⑤ ターゲットコミュニケーション効果

キャラクターを使用した広告やテレビ番組のスポンサー活動などにより、販売ターゲットの絞り込みや、販売ターゲットの変更などを行う。



パチンコホールにもマスコットキャラクターを採用しているホールは、少し探しただけでも結構出てくる。





















「以前はイメージキャラクターに女性タレントを起用していましたが、色々とトラブルがありましたので、キャラクターに変えました。コンセプトとしては、女性が好感を持ってくれるようなキャラクターであり、一度見たら忘れないインパクトを持つということで採用しました」とはアプリイの関係者。



上記のキャラクターの中に同社のキャラクターが含まれているが、確かに一度見たら忘れられないインパクトがある。



ピーくんやジャンボくん、ダスラーくんは着ぐるみキャラクターが様々なシーンで活躍している。



この中で一番歴史があるのが、北陸のダスラーくんだ。23年前にダスラー津幡店オープン時に、女性ファンや家族連れでの集客効果を狙い、親しみやすいく覚えやすいようにファミリーでのキャラクターを制作した。





現在のダスラーファミリーの名前は公募で、ダスラーくん、マミラー、ダンくん、スーちゃん、ララちゃんに決定した。



2012年に北陸で開催された「北陸キャラ−1グランプリ」では、20キャラ中ダスラーくんが1位に輝いた。地域に愛されるキャラクターへと成長していることが分かる。



番外編は善都のナナちゃん人形のZENT制服バージョンだ。期間は4月16日から29日までの2週間。





色々なコスチュームに着替えるのが人気で名古屋では待ち合わせ場所として人気のスポットだ。



総台数2100台で日本最大級となったZENT名古屋北店オープンに合わせて、知名度をアップさせる狙いがあった。



さらに名古屋北店には、現代美術作家の第一人者であるヤノベケンジ氏の「ウルトラ・サン・チャイルド」が設置されている。





これは、東日本大震災後、希望のモニュメントとして、防護服のヘルメットを脱いだ6mの子ども立像で、ホールに恒久設置されることになった。



パチンコ業界でもキャラクター戦略を打ち出しているホールが出現していることを受け、8月4日パチスロの日にはPキャラグランプリも開催されている。着ぐるみであることが条件で、現在11体がエントリーしている。





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カジノとの整合性をつけるには3店方式の禁止

過日、世界最大のカジノ運営会社ラスベガス・サンズが日本進出のための事務所を開設すると共に、日本へ約1兆円を投資する用意があることを発表した。



この金額は4000億円ともいわれているシンガポールのマリーナベイ・サンズ(総合リゾートホテル)を東京と大阪の2カ所に建設することにも等しい。



日本の市場に食指を動かしているカジノ運営会社を投資額で、ビビらせるには十分効果がある金額だ。



カジノ法案が成立してから動いても遅いので、外資はその日を虎視眈々と狙っている。残念ながら日本の会社にはカジノホテルを運営するノウハウがらない。しかし、外資に美味しいところだけを持って行かれるのもしゃくな気がする。



2020年の東京オリンピックに間に合わせるべくカジノ法案の準備は着々と進められている。これまで何度もカジノ法案のアドバルーンを揚げてきたが、世論は冷ややかな反応でしかなかったが、今回は東京オリンピックという大義名分が転がり込んできた。この千載一遇のチャンスを逃さんとばかりに、カジノ議連も必死だ。



カジノ議連が推し進めるIR法案は、ホテルやコンベンション施設などを含めた総合リゾート型のカジノで、前述したシンガポールのマリーナベイ・サンズをイメージすれば早い。



この規模のホテルともなると工事だけでも3年はかかる。逆算すると実施法案が成立するまでに残された時間は3年を切ったことになる。



IR法案の整備を政府に促す推進法も可決していない中で、語るのも早計だが、自民党関係者からはこんな声が漏れてくる。



「カジノの実施法案ははっきり言ってザル法ですよ。日本でギャンブルが認められているのは、自治体が運営する公営だけ。カジノは賭博場を民間に運営させることになる。日本では禁止されている賭博罪との整合性をどうつけるか。パチンコとの絡みで整合性が取れないのは明白。それよりも東京オリンピックまでに間に合わないのではないかな」



外国人からみれば、パチンコ・パチスロは結果的には換金ができるために「ギャンブル」とみなしている。10万円、20万円も勝つことを考えれば、彼らに「遊技」という解釈は通用しない。



では、カジノとパチンコの違いを明確にするために何が必要なのか?



「パチンコの換金を合法化するかどうかを民意に問えば、間違いなくほとんどが反対します。そういう状況でカジノとパチンコの違いを明確にすることで一番簡単なことは3店方式を認めないことです。そうすれば、カジノとパチンコの整合性もつきます」



今回、パチンコとの整合性を取っていたらカジノ法案が前に進まない、ということでパチンコの事はほっといて法案作りに持っていこうとしているので、ザル法といわれる所以でもある。





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大企業病

年齢は不惑の年。



中途入社で、大手ホールに勤務して17~18年になる。役職は店長。現在、転職したいと悩んでいる。



理由は会社からのノルマが達成できなくなったからだ。特に4円の稼働を上げることは至上命題だが、全国的に4円稼働が落ちる中で、この店長に4円を上げる秘策はない。



しかし、4円の稼働を上げる秘策はこの店長だけでなく、本社にもない、ということだ。本社にその方法があれば、そのやり方を指示しているはずだが、本社からは具体案もなく「どうにかしろ」。



入社歴からすると、このホール企業が右肩上がりの時に入社している。当時は4円、20円の時代で、利益も出ていたころ。地域で最速、最大の新台を導入することが営業戦略?だった。パワーゲームで競合他社を圧倒してきた。



株価と一緒で、業績が永遠に上がり続けることはない。4パチの稼働が落ちる打開策として、業界は1パチの導入に走った。



それまで4円の売り上げで事業計画を立ててきたが、1パチの導入によって売り上げ、粗利ともに下がり、事業計画の見直しを図られた。



「結局、本質は出玉戦略で大手といえども知恵を使ってこなかった、ということです。業績のいい時は店長にもモノを買い与えすぎていた。他ホールでは買えない武器を装備させている、と店長も勘違いしてくる。自由度がなくなった、といわれますが、他ホールからすれば今が当たり前の状態」とは元関係者。



大手となると店長、マネージャーの数も半端な数ではない。



「年下のエリア長から数字を上げろ、といわれるのも嫌になってきました。稼働を上げるために、釘を開けたいが細部まで事細かく管理されているので、『なぜ、こんなにスタートを上げたのか』と詰め寄られる。上にすべて管理されている。今や店長職は上からいわれた通りに人事、店舗、データ管理をきっちりすることだけ。まったく自由な裁量権がなくなった。これが転職したい理由です」



組織が巨大化すると大企業病を患うものだが、このホール企業も例外ではなかった。本社人員も増えると、本社の人間が、自分の評価を上げるために、現場に無駄な仕事を作ったりする。本社の人間の評価を上げるために、現場は余計な仕事をする。これは傍から見ていれば滑稽で、本末転倒だったりする。



現場スタッフのモチベーションは高くても、中間管理職は「本社は何を考えているのか分からない」と不満が出て、この店長のようにモチベーションも下がる。



「今のオペレーションはやらされ感が満載。右肩下がりの時にどうやってモチベーションを上げるかがこれからの課題」(元関係者)



大手ともなると結構な収入を得ている。この先転職しても今の年収は保障されることはない。ましてや他業界へ進めば、年収が半減することだってある。モチベーションが下がっているのはこの店長1人ではないはずだ。



業績が右肩下がりの時こそモチベーションを上げることを考えれば、人材の流出も防げて業績アップにもつながる?







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