まったくバラバラの話だが、結果的にはつながる話で、パチンコは回せばお客さんは帰ってくる、ということだ。
人材派遣会社の社長からこんな話を聞いた。
「○○○が各台計数機を外している。どの店も地域では一番店。わざわざ外して人件費がかかることをすることが分からない。アルバイトを募集しても人が集まりにくいのに」
その店は有名チェーン店で業界誌でもたびたび取り上げられている。全国大手が出店してきてもお客さんを取られないぐらい店に信頼がある。
この話を聞いて興味がわいてきたので、翌日、当該ホールと取引している業者に確認してみた。
「確かに、5店舗ほど各台計数機を外している。ただし、外したのはMAX機のコーナーだけ。4円の稼働が下がる中、MAX機は出玉感を見せなければいけない。それで外したようだが、結果はあまり変わっていない」
そもそもお客さんからの信頼度が高い店なのだから、全台各台計数を導入して、見た目の出玉感がなくてもお客さんはつきそうなものだが、4円の稼働が伸び悩めば、何か原因を探さなければいけない。
出玉感演出のために外したのが真相のようだ。
その話の一方で、同じ地区で営業しているもう一つのチェーン店が昨年末辺りから、急激に稼働を伸ばし続けている、という。地域では下位を低迷していたホールが今や一番店争いにまで加わってきている。
地元の事情通はこう話す。
「節税対策のようです。株価を下げるために、釘を開けたら口コミで瞬く間に広まった。4円のガロが20回以上回るんですから、そりゃ、打ちますよ。なにせ、業界人がみんなその店でガロを打っているんですから、いかによく回るかが分かるというもの。ただ節税の話だけでなく、設備の支払いも終わって返済額が楽になっているので、粗利も必要以上に取る必要がなくなった、ということもあります」
実際、出せば客が来るというのはハンドル名ヘビーユーザーさん。
「立地にもよるけど悪い立地条件ではない限り出せば客は来ますよ。関係者の多くはそんな簡単な話ではないと言う。
実際に出玉で集客する勇気がないだけでは? 出玉に集まる客をパチンコ屋は嫌ってきた結果が今です。常連さんがまだいる店なら広告出さなくても出せば客は来る。ヘビーユーザーのネットワーク、行動力をなめている」
これが、真実であろう。
出玉感も大切だが、打っていてユーザーが一番感じることは、回っているか、回っていないか。この入口のところで、大半のホールが客を拒むかのような渋釘になっているのだから、稼働は下がって当たり前。
4円等価でも20回以上回せば、お客さんは納得して打ってくれるということだ。

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