最初は1本だけ傘があったのだが、1時間後には3本に増えていた。
これはトイレに傘を忘れている写真ではない。
折れた傘は捨て場に困る。コンビニのごみ箱にも入らない。それで着目したのがトイレだった。最初に捨てているのを見て、折れた傘の捨て場に困っていた次の人もこれ幸いとばかりに、トイレに置いていった。
集団心理はこういうケースでも発揮される。
放置しているとどんどん増えていく破れ窓理論の典型例だ。
この写真を見て必要なことは、こまめな掃除や点検をして、こういう捨てられる傘をなくそう、というものではない。
発想の逆転を養うことだ。
これは、悪いことは簡単に真似されて広まるように、いいことを真似してもらって、それが広がれば、結果的には利益が向上する行動につなげる発想を持とうということ。
人気のパチンコ店は朝から行列ができる。
毎朝並んでいるにも関わらず、椅子を提供する発想がこの業界にはあまりない。
そこで丸椅子を用意したところ、椅子に座りたいがために、より早く並ぶようになった。最初に用意した丸椅子の数が足らずに丸椅子が、どんどん増えていったが、丸椅子一つで朝の稼働がどんどん上がった、という一例である。
次の写真はリカバリーサポートネットワークのポスターが張られているように、これはホールのトイレだ。
常連客から不評なのが右のポスターだ。
バラバラ遺体となった男性の情報を求める内容で、かれこれ1年以上張り出されている。
「トイレへ行くたびにこのポスターを見ることになるが、殺された人のことなので、いい気分になるわけがない。はっきり言って見たくない。人目に付く場所だからトイレなのだろうが、毎日見させられる客のことも考えて欲しい」(常連客)
ホールは不特定多数が出入りする場所なので、警察からこの手の協力依頼は結構ある。
張り出す場所を考えて欲しい、というお客さん側からの声だ。
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