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悩みというレベルなのか? 右肩上がりの店長より

大企業病のエントリーに対して500台規模の店長さんからのコメントだ。



以下本文





『新台を地域最多導入』が戦略というより、それがなぜ戦略になり得たのかを、もう少し踏み込んで考えるべきかと思います。



自分は一昨年中途採用で、今年から500台規模の店の店長ですが、利益は前月比で2月+30%、3月+50%。4月は昨日で先月の粗利を超えています。業界が右肩下がりでも、きちんとお客様の為に店独自の価値を提供出来るかを考えて営業して行けば、成績はあげられると思います。他業種に比べれば、まだまだ楽な業界です。



自分の戦略は、ぱちんこはメイン機種を土日で立ち見が出るくらい甘く使う、他の機種は機種特性に応じた使い方をする、というものです。スロットは、店内告知物を利用してメイン機種の稼働低下を防ぎながら、店平均MYが2000弱になるように(利益確保が難しければ1BOX平均で)機種毎に設定配分を決めージャグラーは台毎にお客様と駆け引きをするという、戦略です。



新台購入費用を本部から実質月500万円と指示されており、その中でやりくりするので最新台は地域最低台数ですが、転売効率50%以上を出し続けることで、月1000万円分の機械購入をしています。



牙狼外伝のようにすぐ中古機価格暴落する機械を全て中古導入としつつ、ハーデスやジャグラー、萌えのライトスペックぱちんこのような価格の上がる機械を多めに買うことで、40%は達成できると思います。



あとは、徹底したコスト削減させてます。そうやって細かくやりくりしながらお金に余裕をつくり、可能な限りお客様に還元している事が差別化要素となり、自店の成長に繋がっています。



自分の給料は、総務課採用なので、低いです。手取り20万円無いですし。ただ、マーケティングに関する様々な文献を読みながら、いろいろ実験させてもらえているという点では、不満はありません。なにより、お客様が自分の営業を支持してくれるのが、嬉しい。だから、頑張れています。



大手で、給料があり、機械を多く購入しても怒られず、毎日閉店データを元に調整を決めなくても本部が決めてくれる。聞いている限り、自分よりも恵まれた環境だと思います。悩みというより、嫉妬心とかそういうレベルかと。感情に任せて動けば、多分後悔するでしょう。



自分は、ぱちんこを『弱者のスポーツ』と考えています。お年寄りでも、松葉杖をついていても、ぱちんこなら対等に勝負出来、スポーツと同じような興奮を得ることが出来る。自分自身、運に見放されたので無いかと悩んでいる時、ぱちんこで連荘して心が救われた経験があります。



辛い時でも、今日の営業によってお客様の心を救う自分を想像して心が熱くなれると、まだやれると思えます。

給料でも地位でもなく、お客様に優れた価値を提供出来ていることが、イチバンのモチベーションです。



そもそも、客商売は他店より優れた価値を提供し続けなければ、業績は上がらないのでは無いでしょうか。異業種ならむしろ当たり前です。機械の射幸性が下がり、出玉イベントが規制され、サラ金での貸付が厳しくなり、ぱちんこ業界もお客様と真剣に向き合う営業をしなければならなくなりました。それが出来ていない店が多いから業界が右肩下がりになっているだけで、自店のような右肩上がりの店もあります。



現状認識をしっかりしなければ、業界の未来を作ることなど、無理だと思います。





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