同時期には少女時代、T-ARAなど韓国女性アイドルグループが相次いでデビュー。外貨を稼ぐために国策で送り込まれた彼女たちは、歌やダンスだけではなく、日本語も猛特訓して日本人ファンを獲得していった。翌年の2011年には、紅白歌合戦にも出場も果たした。
男性グループも含め韓国人アイドルグループは、K-POPとしてジャンルを確立した。国策はズバリ当たった。嗚呼それなのに、それなのに。それを自らの手でぶち壊したのが、李明博前大統領だった。
2007年に大統領に就任した当時は、大阪・平野区出身ということでパチンコ業界も大いに期待した。規制緩和を求めて就任したばかりの大統領に直談判したが、結果的には何も緩和されないままで終わった。
それどころか、任期満了を控えた2012年8月に現職大統領として、初めて竹島へ上陸したことをきっかけに、日韓関係が急速に冷え込んだのは周知の通り。
三洋がT-ARAとのコラボレーションでCRAデラックス海物語withT-ARAを発売したのは2013年2月だった。
2011年の紅白にはKARA、少女時代、東方神起の3組が紅白に出場したが、2012年はこの一件もあってか、K-POP枠はあっという間にゼロになり、2013年も枠は復活していないどころか、メディアへの露出そのものが激減している。
K-POPの凋落ぶりを垣間見るのがこの写真だ。




これはとあるスーパーでKARAの缶バッジやクリアファイルなどのグッズが2点よりどりの半額セールで50円で販売されているのだが、デッドストックは所詮、デッドストック。投げ売りしようにも誰も振り向いてもらえない状態だ。
日韓関係さえ冷え込んでいなかったらK-POPのパチンコが本格的に開発された可能性だってあったはずだが、今の状況では企画はことごとく没になっていることは、想像に難くない。
K-POPが再び日の目を見るのは、朴大統領にかかっている。

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