パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

常連客の連係プレイで車に置き去りにされた犬が助かった

これから気温がぐんぐん上がっていく季節になってきた。ホールも駐車場内の監視を重点的に行わなければならないシーズンが到来した。



炎天下の駐車場で車の中に閉じ込められるのは、赤ん坊だけでなく、ペットの犬も例外ではない。



北関東のホールの駐車場で最近起こった事例だ。



昼過ぎにパチンコ店にやってきたお客さんが駐車場に車を止めた時に、第一発見者となった。後部座席の窓が少し空いていて、そこから顔を出している中型犬を発見した。



第一発見者のお客さんはすぐに、店長に事情を説明して、店内放送をしてもらった。ところが、1時間経っても2時間経っても車の持ち主は帰って来る気配がない。



ペット好きの常連客は、車に閉じ込められている犬のことが気になって、気になってパチンコどころではなくなった。犬は人間のように体温調整ができないので、熱中症にもかかりやすい。何人かの常連客が、犬が閉じ込められている車へと向かった。



一人のお客さんは自分のワンボックスカーを隣に止めて、日陰を作るように試みてみた。暑さでバテ気味の犬のためにペットボトルで水を飲ませたりした。



やっと車の持ち主が帰ってきたのは、発見から5時間後だった。店長も顔見知りの常連さんだった。



「カギをつけたままロックしてしまい、歩いて家にカギを取りに帰っていたので、こんなに遅くなってしまいました」



店長は事の次第を説明した。まず、第一発見者があったこと、常連さんが連係プレイで犬を守ったことを詳しく伝えた。



「ありがとうございます。本当に助かりました。皆さんのお陰です」といってジュース代として2000円を店長に預けた。



その後、男性の家族の奥さんから店長宛に電話が入った。



「家に帰ってから、死ぬほど水を飲んでいました。どれだけ暑くてノドが乾いていたかがわかりました。本当に皆さんにお礼をいっておいてください」



パチンコ店の駐車場の車の中に子供が置き去りにされ、死亡事故でも起これば、マスコミは鬼の首を取ったかのように業界をバッシングする。



いくら、自己責任とはいえ、叩かれるのは業界だ。そこまでパチンコに熱中させる業界の方が悪い、という論調だ。



ホールには車の中に子供を置き去りにしないように呼びかけるポスターを張って、啓蒙しているが「ちょっとだけなら大丈夫だろう」と気が緩む。



車に置き去りにされるのは子供だけでなく、ペットだってある。悲劇が起こらないように、それを未然に防ぐには、ホールが駐車場巡回をこまめにやることしかない。







人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。