この広告宣伝規制で改めて見直されているのが、釘である。収益構造の源である釘を見直して勉強するのは至極まっとうな考えである。
稼働アップにつながらないスタートの回しすぎとか、稼働が極端に下がっている回らない台のスタートを戻すとか、ロス管理をするだけでも、みすみす失っている利益を取り戻すことにつながる。
もう一つ、広告宣伝規制が追い風になっているのが、芸能人イベントを行っている会社である。出玉系イベントは全面禁止となったが、警察の見解では芸能人イベントやライターイベントはOKとなった。
そこで、新台入替え以上に集客効果が見込める芸能人イベントが見直されている、ということだ。
パチンコ業界で芸能人イベントを扱う会社は、いくつかあるが、今、関西で注目されているのがヤマイチプロだ。芸能人イベントを本格的に始めたのは去年の4月から。日は浅いのに、同社を使ってこの8月に3週連続芸能人イベントを打ったホールもある。
ナゼ、注目されているのか?
「芸能人イベントは大物芸能人ともなると100万円は越えるイメージがあります。かつては100万円を越えても芸能人を呼ぶホールはいくらでもありましたが、今は大手でも100万円を越えると二の足を踏んでしまいます。そこで、予算の少ないホールさんにも気軽に芸能人イベントを利用していただくために、仕入れコストを下げることに腐心しています。大物タレントでも100万円以下でご案内しています」(山崎善孝社長)というように、新台1台分で呼べる有名タレントも多数いる。
しかし、注目されている本当の理由は値段が安いからだけではない。ホールイベントに来るタレントの顔ぶれはある程度決まっている。同じタレントにプラスαの付加価値をつけることが他社との違いである。
元横綱の花田勝さんには、同社オリジナルで「ふるまいちゃんこ」というオプションをつけた。「Chanko Dining 若」で提供していたちゃんこを100人分用意。写真撮影の後は、若のちゃんこが試食できる、とあってお客さんからも大好評のようだ。
「タレントさんも人間ですから、いかに気分を盛り上げて、気持ちよくイベントをやっていただくか。こちらからこういうことをやってくださいとお願いすると、ヘソを曲げるタレントさんもいらっしゃいます。気分が乗ればこちらからお願いしなくても芸を披露してくれる。そのために気持ちよく仕事をしていただくために、会話で気分を盛り上げてからイベントに臨んでいます」(同)
同社のイベントのコンセプトは集客+還元。
「ちゃりピカ」サービスは、来店客の自転車をメンテするサービスだ。
車体磨き、サビ取り、オイル差し、空気入れなどの簡単なメンテナンスを行う。
来店客にすれば、帰る時は自転車がきれいになっているのだから、こんなありがたいサービスはない。
料金は50台で4万8000円だが、初回に限りお試し価格として2万1000円(消費税、交通費別途)で提供している。
ピンチをチャンスに変える発想がホールにも必要だ。
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