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テレビ嫌いのフィールズ山本会長がテレビ初登場。封入式パチンコでアメリカ・アジア進出を語る

テレビ嫌いで有名なフィールズの山本英俊会長。たまにテレビに登場するのは、自社がスポンサーになっている格闘技番組の中継で、リングサイドで観戦する姿が映るぐらい。

テレビ番組の出演依頼は受けない山本会長が何と9月3日、関西ローカルで放映されたテレビ大阪の「たかじんNOマネー」に出演した。



テロップにもテレビNGの山本会長が初登場と出るぐらいで、快挙でもあろう。

番組のタイトルが「パチンコ業界の闇の金。警察と○○の関係暴露」とおどろおどろしい。番組の内容を知らないで出演をOKしたのかと思わせるほどだ。

テレビ嫌いの山本会長が初めて出演したことをたかじんが「この番組は大阪だけしか映らないからですか?」と振ると、山本会長は「たかじんさんの魅力に惹かれました」と如才ない答えが第一声だった。

ある意味これは本心かもしれない。

番組はパチンコやカジノ問題をたかじんが山本会長に鋭い質問をしながら進行していく。



日本でカジノが合法化された場合、最初にどこに作るのがいいか、と聞かれた山本会長は「北海道」と即答した。

意外な場所だが、それなりの理由があった。

若い頃世界中のカジノを見て回った山本会長が一番素晴らしいと感じたのはラスベガスだったが、それとは反対に最悪と感じたのがアトランテックシティーだった。

「ニューヨークから25ドル来られるような場所なので、近場ではとんでもない人が来る。周りの家はゴーストタウン化し、ホテルはピッキングされるので安心して泊まれない。打っているひとも怖い人ばかり。砂漠の中にわざわざ来る人はそれなりの人が来るが、近場はとんでもない人が来る。そういうイメージがあるので北海道がいい」と持論を展開した。

出演者は辛口の評論で定評がある大谷昭宏、青山繁晴ら。口火を切ったのは大谷。パチンコの売上げが減ったことに対して「貸し金業法の規制で嵌って金借りて使う人がいなくなったから。そういう負の面がある。富裕層を狙って金を使わせるならカジノですかね」と振ると山本会長からはパチンコの売上げのカラクリが明らかにされる。

「パチンコは一般の人がやられるんですが、20~30万円の給料でパチンコに使える金額は2万円ぐらい。パチンコホールは8%稼ぐので、2万円の8%を取られながらする。もともと2万円の金が月の売上げでは15万円ほどになる。30兆円はそもそも中身がない」

これで出演者はこれで売上げのカラクリに納得したが、ちょっと机上の空論すぎる。

ここで、水道橋博士が「パチンコ業界的にはカジノは賛成なんですか?」とツッコミが入る。「一つ間違えれば競合するからね」とたかじんも同調する。

「ラスベガスのエンターテインメントは確かに素晴らしいので、ベガスまで行かなくて体験したいので是非作って欲しい。ただし、カジノはパチンコ屋さんにポーカールームを作ればいい」と妙な回答で終わってしまった。パチンコ屋にポーカールームを作ればいい、ということは既存のホールがカジノになるということになる。

番組の中盤で「山本英俊の人生を変えた100万円」という再現ドラマが挿入される。テレビ大阪制作なので山本会長役の役者は似ても似つかない容姿だったが、髪の毛がフサフサしている若い頃の写真も提供しているあたりは相当な協力ぶり。

1980年代に起業した山本は駅前立地ばかりのホールを見て「この空間を地域の人々にとって良質な余暇の場に変えて行くことができたらビジネスとして伸びるんじゃないか」と決意してパチンコホールのプロデュース事業を開始する。



80年代後半、名古屋の大手タクシー会社からプロデュースの依頼が来て見事に成功する。

それに感激したタクシー会社のオーナーは山本に「お礼がしたいからいくら欲しいかいってくれ」と詰問される。「ギャラは頂いている。いい仕事をさせてもらっている」と断ると血相を変えて怒り出した。

「俺は君と一緒にどんどん店を出して行く積もりだ。君も一緒に大きくなって欲しい。途中で投げ出されたら俺はどうなる。どんどん儲けて、どんどん投資して会社を大きくすることがクライアントである私への義務だろう」

この熱意に押され「ありがとうございます。では、100万円いただきます」と素直に受け取った。

3日後オーナーと一緒に新店の予定地を視察に行く予定だったが、前日になってオーナーは心筋梗塞で帰らぬ人となった。
新店予定地はオーナーの弟に頼み込んで譲ってもらい、銀行から借金してそこに山本はビルを建てパチンコの研究室を作った。

ホールプロデュース事業を進化させ、のちの情報事業や遊技機プロデュース事業の礎がこの研究室ともなった。
あの時の100万円がフィールズの出発点になっている、と語っている

番組は山本会長のさらなる野望にまでツッコミを入れる。

フィールズが目指すのは縮小する国内市場に止まるのではなく、パチンコによるアメリカ、アジア進出だった。

「成熟した日本の国民がこんなに楽しめるから、アメリカやアジアの人も必ず楽しめます」と前置きした後条件をつけた。それは騒音問題だった。

「うるさいので、あれは欧米の人は嫌がります。玉もなくして循環式にさせ音も消す。そうやって改良してもっと静かなパチンコ台を持って行きます」

これって封入式パチンコでカジノ進出ということに他ならない。

しかし、パチンコのアメリカ進出に水を差したのが青山繁晴だ。

「日本のパチンコ業界からの上がりが北朝鮮の資金になっている。これはもう、はっきりした事実です」と話の腰を折るツッコミを入れると「はぁ、そうなんですか」と少しむっとする。

青山は「北朝鮮に送金されたパチンコマネーが核開発や日本人拉致の原資に使われていることを業界としてクリアして行かないと、ただアメリカへ進出するというだけでは皆の理解は得られない」と切り込む。

これに対して山本会長は「日本の中に北朝鮮の方々がいて、パチンコ屋さんに限らず、あらゆるビジネスの中にいて、儲けたものを自分の家族がいる北朝鮮へ送りたい、という意味で送っていること。それは別にパチンコ資金だからということはない。一部のパチンコ屋さんで、たまたまじゃないでしょうか」と反論する。

青山は身奇麗にしてアメリカ進出を図るべきだ、と食い下がっている所で、たかじんが急に競馬の話に切り替えた。



この番組は最後にゲストにお金とは何かを聞くのが好例のエンディング方法。

で、山本会長が色紙にしたためたのが写真の言葉だ。



この理由を次のように語って番組は終了した。

「本当に大切なものはお金では買えない。今の自分にとってお金は、あれば必要な小さなものが手に入るものであって、それ以上のものはお金では達成できない」

それにしてもテレビ嫌いの山本会長が、北朝鮮への送金問題など気分を害するような質問までされても出演した意図とは何だったのだろうか。

たかじんをキャラクターにしたパチンコ台を出すため、会長自らがトップセールスに来た?

たかじん自身、番組の冒頭、10数年前4000万円でオファーがあったことを明らかにしていたが、テレビ以外の仕事はしない、と断った経緯があった。

たかじんが所有していた馬の子供を山本会長が所有していることも明らかになったが、いずれにしても、たかじんと山本会長の間で太いパイプができたことは間違いない。

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