パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

フランスのアニメ好き16人がパチンコを打った結果…

正月明け、フランスから男性ばかり16人の団体が日本観光にやってきた。年齢は35~60歳で年齢も職業もバラバラ。ただ共通しているのは日本のアニメ好き、ということ。

東京~大阪~東京~札幌と回る中で大阪は、性風俗体験だった。東京でのガイド役を業界人が務めた。

両国の江戸東京博物館を見学した後、東京では彼らのリクエストはパチンコ体験だった。自分が好きなアニメがパチンコになっていることに興味を持っていたため、秋葉原のホールへ案内した。

全員を1パチコーナーへ案内して、パチンコの遊び方を教えることから始まった。初めてだったこともあって、ハンドル操作がなかなかうまく行かない。微妙な調整ができない。

ま、初体験なので無理もなかったが、一様に「すごく楽しい!」という反応だった。リーチ演出やギミックが動く展開を気に入ったようだ。

しかし、ものの15分ぐらいで半数がホールから退散してしまった。

理由は騒音だった。日本人でも初めてホールに足を踏み入れるとあの騒音に居たたまれない人は出て行く。

そして、30分も経つと残りの半数もホールから出てきた。

彼らはタバコの煙と臭いに辛抱できなくなった。

その中の一人は「毒のある水の中に浸けられている気分だったよ。日本ではきれいな空気を吸っていたのに、なぜ、こんな汚い空気を吸わされるの!」と憤慨する。

来年4月から完全禁煙になるわけだが、新規客を開拓したいのなら来年まで待つことなく今からでも禁煙ホールにした方がいい。

騒音とタバコ問題は長年放置してきた。新規客に慣れろという問題でもない。嫌ならするな、という問題でもない。騒音は頭が痛くなる。新規客が受け付けない環境とも言える。

鉄火場で感覚を麻痺させるための騒音というのなら、そんな時代でもない。

お口直しに彼らのリクエストに応えて、一行はメイドカフェに向かう。ところが16人が入れるキャパの店がないために、二手に分かれて入店した。

メイドスタイルと接客スタイルに彼らはメロメロになった。ケチャップでハートマークを描くオムライスに大興奮した。

パチンコとメイドカフェはどっちが楽しいか、聞いてみた。

ほぼ全員がメイドカフェだと答えた。その理由はやはりホールの環境だった。パチンコはそれなり面白かったが、タバコと騒音で早々と退散せざるを得なかった。

静音環境で禁煙、そこにメイドスタイルの女性スタッフが接客すれば、アニメ好きの外国人客は集客できる、ということか?


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構想から3年がかり。オリジナルの味でラーメン事業に進出

ホール企業が新規事業として飲食業界に参入するケースが増えている。飲食のノウハウがない場合はフランチャイズに加盟するのが手っ取り早い。実際、コメダ珈琲をフランチャイズで運営しているホール企業もある。

フランチャイズのメリットは「本部」が、開業に必要な要素(仕入れ、集客、商品開発など)をパッケージにして希望者に貸与し、ある程度の成功事例をベースに成功率の高いビジネスを可能にすることだ。加盟店は、本部へロイヤリティーを支払うことになるが、何よりも既にあるブランド力で商売できるメリットがある。

一方のデメリットは、本部に支払うロイヤリティーだ。これは、権利へ支払われる対価で、ロゴの使用や商品に対する販売権利、ノウハウの提供への支払いを指す。金額は企業によって違うが、一般的には歩合制、粗利益配分制、定額制の3パターンがある。

カプセルホテルをフランチャイズで運営しているホール企業のトップは「フランチャイズは本当に儲けが薄い。全く門外漢だったので仕方なかったが、フランチャイズはやるものではない。自社でやるのが一番」と自省する。

岡山を中心に13店舗のホールを運営するサンエイグループは、12月3日、岡山市南区妹尾に中華そば「よしだや」をオープンした。初の飲食事業だが、構想から3年がかりでオリジナルの味に仕上げた。醤油味ベースのあっさりとした中華そばに、連日客足が絶えない。



中華そばは同社の吉田清志社長が懇意にしているラーメン屋に、三顧の礼で弟子入りを志願したことから始まる。

吉田社長の熱意に負けた店主は「レシピや秘伝は教えられないが、アドバイスはしよう」ということになり、テナントを借りてラーメン研究所を作った。

飲食事業に進出するに当たり、社内公募したところ、3名が手を挙げた。ど素人の3人はラーメン評論家の石神秀幸氏が運営する「食の道場」に入学してラーメン作りの基礎を学ぶ。

本格的に自社のラーメン作りが始まったのは2年前から。麺は自家製麺に拘った。機械が麺を作るといっても、板状にしたものを一回休めて、2枚を重ねて、また休ませる。それを何日間寝かせたら最適の麺になるかを試行錯誤した。

一番苦労したのはスープだ。岡山は醤油味ベースの中華そばの激戦区でもあるが、敢えて醤油味を選択した。味噌やトンコツ味と違って、ごまかしが効かないのが醤油味だった。醤油味は繊細で、一番難しいものに素人が挑戦した。スープが完成していよいよ店が出せるまでに1年半の歳月を要した。

写真はチャーシューそば680円。

中華そば530円。比較的安い値段だ。これは吉田社長が1コインに拘った結果だ。

一般的には原価計算から値付けをする。飲食の原価率は3割と言われるが、素人が3割に拘ったのでは美味しいものを作れない。原価よりも美味しいものを作ることを優先させたようだが、現場の苦労は伺い知れない。

「おいしかった。また来るね、の一杯を作り続ける」

これはお店のコンセプトだが、パチンコホールと相通じるものを感じる。さしずめ、パチンコならこんな感じだろう。

「楽しかった。また来るね、の台を提供し続ける」

この共通コンセプトが繁盛店への道だ。

よしだや岡山本店と命名されているところに、今後のチェーン展開を感じさせる。




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他人の振り見て我が振り直せ的ケーススタディ

ホールスタッフ受難ネタを2題。他人の振り見て我が振り直せ的なケースでもある。

■ケース1 スマホ盗撮?
京浜東北線で通勤しているAさんは、これまで無断欠勤などするタイプではなかったが、年末、初めて会社に連絡することなく遅刻してしまった。

電車内では立ってスマホをチェックしていた。何かの拍子でスマホを床に落としてしまった。満員電車内で踏まれては大変とばかりに急いでスマホを拾い上げようとした時だった。

「キャー、痴漢!」とAさんの前に座っていた女性がAさんを指差し悲鳴を上げた。

Aさんは体を触ったわけでもなく、全く身に覚えがない。周りの乗客がAさんを取り押さえて次の駅で無理やり降ろされる羽目になった。

事務所に連れていかれ、取り調べが始まった。

駅員は女性にどこを触られたのか、と聞いたところ、意外な答えが返って来た。

「体は触られていません。この人盗撮していました」

女性はスマホを落とした振りをして、盗撮したものと思い込んでいる。ミニスカートを履いているわけでもなく、女性はズボンを履いている。

こうなれば、動画を確認してもらえば一目瞭然だ。

もちろんAさんのスマホにそのような動画は映ってはいなかった。

無罪放免されたが、1時間以上遅刻する羽目となる。

スマホが大画面になり、操作しづらくつい落としてしまうこともあるが、スマホは落下防止、置き忘れ防止のためにもネックストラップを付けることをオススメする。

ケース2 掏られた? 落とした?
ホールスタッフのBさんは、いつも財布はGパンの後ろポケットに入れる癖がある。Bさんの財布は長財布ではなく、二つ折りだった。

電車に乗った時は確かに財布があったのに、降りた時に財布がなくなっていることに気づいた。

Bさんは財布を掏られた、と思った。後ろポケットに入れること自体が間違っている。財布を掏って下さい、とスリに合図を送っているようなものである。

すぐに最寄りの交番に届けを出しに行った。

警察官から財布の特徴と中身を聞かれた。

正月だったので、いつもより多めの6万円が入っていた。キャッシュカードやクレジットカードも入っていたが、普段車は運転しないので、免許証は入れていなかった。

Bさんは中身を言うのを少しためらった。財布の中には恥ずかしいものが入っていたからだ。しかし、財布の中身の特徴的なものなので、意を決して話した。

「スキンが入っています」

警察は職業柄か、スキンの銘柄まで質問してきた。

届け出を終えて歩いている時にBさんはあることに気づく。Bさんが履いているBパンは起毛タイプで、後ろポケットに入れていたレシートが上の方まで上がってきていた。

起毛は滑りやすくなるので、座った時に座席に落としたのか、と考えたりしてみた。・

それから10日ほど経ってBさんのケータイに1本の電話が入った。

それはBさんの財布を道端で拾ってくれた人からだった。

どうして電話が掛かってきたかというと、ペットの診察券が入っていて、そこにBさんの名前と連絡先が書かれていたためだ。

拾ってくれたのはおばあちゃんだった。

現金だけを抜いて財布は捨てられたようだ。

この件をオーナーに話したところ、お見舞いとしてオーナーがBさんにプレゼントしたのは、超極薄の高級スキン一箱だった。シャレの効いたオーナーである。

Bさんの教訓はいうまでもなく財布はズボンの後ろポケットには入れないこと。カバンに入れた、カバンを酔っ払って落とさないようにたすき掛けでカバンは掛けること。




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業界にもある大企業病

大手ホールに勤務していたAさん(30代)が退職して、地元福島県のホールに転職した。

Aさんは年老いた両親の面倒を見るために、地元の転勤を希望していたが、その声が受け入れられることはなかった。むしろ、故郷からははるか遠くの転勤を言い渡された。

「ウチの会社は希望地を言った時点で出世の芽はなくなります。だから、辞めさせるための異動はあります」(Aさん)

まさにAさんは故郷からはかけ離れた遠隔地だったために、辞めさせられるための異動だった。

Aさんはおかしいと思うことは、ハッキリというタイプだった。会社のためを考えて、会社の方針に異を唱えることもしばしばあった。

となると、協調性がないということで、店長やエリア長からすると要らない人材としてマークされ始めた。
転職したホールでは優秀な人材ということで、トントン拍子で出世コースを突き進んでいる。

こうしてまた一人優秀な人材を失ったことにもなる。

この現象は大企業病の一つと見ることもできる。

大企業病とは、事なかれ主義、社内政治、セクショナリズムなどの言葉に代表される、保守的で非効率な企業体制のことを指す。その特徴として、大きな変化や新しいことにチャレンジすることを嫌う傾向があり、既存のルールを守ろうとするので、意思決定が遅く社内のコミュニケーションが滞り、風通しの悪い職場環境になりがちになる。

また縄張り意識が強いため、社内の派閥争いや出世競争に注力し、ユーザー(顧客)視点を持つことができない。その結果、時代の変化に対応できずに市場で競争力を失う危険性がある。

一度企業が大企業病に感染してしまうと、その組織体制を打ち崩すことは難しく、根本的な改革が必要になる場合もある。

社員数が増えれば増えるほど、さまざまなバックグラウンドを持った人が集まる。そのため、組織が大きくなるにつれて、企業はさまざまなルールを作る必要がでてくる。

ルールを順守することは大切だが、あまりルールに縛られすぎてしまうと、スピーディーな意思決定ができず、自由な発想で意見を出し合うことができなくなってしまう。

その結果、優秀な社員が力を発揮できず、ルールに固執する社員が正論を繰り広げる企業文化が作られてしまう。後者の社員が出世して管理職になれば、部下をルールで縛り評価するため、大企業病の症状は深刻化する。

「1年目は遅刻さえしなければ評価に問題はありません。役職が付く4年目から真価が問われてきますが、そのレベルに達していない。なぜなら、イエスマンばかりだからです。出世欲のある人は店長に気に入られようと、お中元、お歳暮も欠かしません。旅行へ行ったときもこっそりとお土産を渡したりしています」(Aさん)

まさに、組織の中は大企業病の兆候が表れている。イエスマンばかりになると上には正しい情報も伝わりにくい。競争力を失えば、業績も下がるというものだ。

ただ、業績が良かった時代は、業界全体が業績が良かったが、その勢いから、売り上げを求めた時点で方向性を間違えていた。

パチンコ業界は売り上げよりも、今も昔も顧客満足の追及が最優先されるべきだろう。



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パチンコとスロットの設置台数比率の逆転を狙うスロットメーカー

スロットメーカーの忘年会に関連部品の取引先業者が招かれた。スロットメーカーは「2019年はスロットとパチンコの設置台数の逆転現象を狙う」と鼻息が荒かった、という。

スロットメーカー関係者は上機嫌だった。

「設定付きパチンコを導入しているホールを調査した結果、どこもほとんど設定を入れていない。未だに設定は入れずにアケシメで調整している。全く設定を使いこなしていない。将来的には釘がなくなる助走期間としても、これじゃ、設定付きパチンコの意味がない。設定も入れないから設定付きパチンコの稼働は揮わない。5号機の黎明期と一緒だが、大きな違いは、いずれパチンコは釘が弄れなくなること。遊技性は断然スロット。スロットメーカーは純増3枚を武器に攻勢をかけるチャンス!」

スロットメーカーが商機の手ごたえを感じるのは、4円パチンコの稼働は壊滅的だが、20円スロットの稼働は4パチほどの落ち込みがないことだ。4パチがだめでも20スロの稼働がいいホールはまだやっていける。

「パチンコユーザーにはボーダー理論が浸透しているので、設定看破が必要な設定付きパチンコはパチンコユーザーには馴染まない。パチンコは確率が固定している方がいい。確率の甘い、甘デジに設定を付けることも意味不明」

今後、すべてが設定付きパチンコに切り替わった時、パチンココーナーを支える年配者はそれが嫌でパチンコから足を洗っていくことで、スロットとパチンコの設置比率が逆転する、ということか。

しかし、スロットが安泰かと言えば、そうとは言い切れない。6号機の「HEY!鏡」は初号機の割には、そこそこの稼働はあったものの、今後、旧基準機が完全撤去され6号機に切り替わった暁には、スロットの粗利が取れなくなることが予想されている。パチンコでもスロットでも粗利が取れなくなれば、設定も入らず、勝ちを重視するスロット客が減ることが予想される。

20スロの稼働が落ちた時がメーカーもホールも沈没する時ではある。

そうならないためにも、毎日全台リセットする。設定は入れる。設定を入れれば稼働が付く。稼働があるから設定も使うことができる。



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