パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

信用回復に社長がホールのイメージキャラクターになれ

美容整形の施術を受けようと思った場合、相談する相手もいなく、今ならインターネットで医者の評判や口コミに頼ることになる。ところがネットの情報の8割は偽りだったりする。

ネットの美容整形の口コミサイトは、裏でサイト運営者や美容整形クリニック、第三者によって情報操作が行われている。クリニックにとって悪い情報は、クリニックがおカネを払えば削除してくれたり、クリニックが客に成りすまして書き込んだり、第三者におカネを支払って書いてもらったり、と魑魅魍魎の世界で、どれが真実なのか分からない。

いい美容整形クリニックや名医の見分け方は、ネットで探し出すのは非常に難しいともいえるが、美容整形業界で非常に上手い広告宣伝手法として高い評価を受けているのが、高須クリニックだ。

高須克弥院長自らが顔出しして「YES! 高須クリニック」の一言を発するだけのシンプルな内容だが、日本人の頭には焼き付いている。

「高須クリニックのCMは、どのクリニックにするか決める時に、院長自らが顔出ししているので、絶対に変なことをしない、という安心感を与える役目を果たしていることもアンケートから分かっています。それから他のクリニックも医師が顔出しするようになりました。それほど、美容整形業界は信頼度がない業界でした」(大手広告代理店OB)

信頼度のない業界と言えばパチンコ業界も残念ながら例外ではない。OBはパチンコ業界のホールCMにこう苦言を呈する。

「ホールもイメージキャラクターを使ってテレビCMを流したりしていますが、キャラクター選択が下手糞。本来、イメージキャラクターは売り上げに直結しなければ、意味がないのに、オーナーの趣味で選んでいるケースが多い。タレントに高い契約料を支払うよりも、ホールに欠けているのは信頼度なので、社長自らがキャラクターになって出る方が効果がある」

確かに一理ある。

ホールに欠けている信頼度を取り戻すにはオーナー自らが先頭に立つことも必要だろう。高須クリニックのCMに倣って、会長なり、社長が自ら広告塔になるのも一つの手ではある。

テレビCMではないが、総付け景品を配る日は社長自らが「私が社長です」と書かれた似顔絵缶バッチを首からぶら下げ、ティッシュボックスをお客さん一人ひとりに手渡していくホールもある。こうして、お客さんの前に社長が姿を現すことが信用の積み重ねになっていく。

業界が右肩下がりの中、前年対比で現状維持を続けるいるが、それが信用の裏打ちかも知れない。



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情報公開のすすめ①

ヤンキーパンダです。5年ぶりの寄稿です。

私はパチンコ日報の大半の記事に好意を持って共鳴しながら読ませて頂いております。しかし、パチンコ日報で幾度となく主張される「低交換率営業をはじめ昔のスタイル」に関しては非現実的で、4円復活に繋がる可能性は低いと見ております。

つまり否定的にとらえております。

パチンコ日報の2018年8月25日エントリーには次のように書かれています。

「4円を復活させるのは、簡単なこと。何度も繰り返しになるが、機械のスペックから交換率、営業方法に至るまで全て昔に戻すことだ。もちろん、遊技機価格も。要は1円ではなく4円で遊ばせることができれば、わざわざ1円にシフトする必要はない。40玉交換が理想だが現状を勘案すれば30~33玉交換と言われている。元凶は等価交換であることは明々白々。等価交換に併せて機械スペックから営業方法までを変えてしまい、遊べなくなった、勝てなくなったために客離れが進んだわけだ」

これは管理人様の主張の象徴的なくだりです。ブログゆえ、分かりやすくするためにあえて断定的に述べられているかと思いますが、冒頭で触れたように4円復活の手法としては厳しいと感じております。

今回の投稿では数回に亘って、私なりの現実的な4円復活の手法について提案したいと思います。

復活と言ってもV字回復的な大袈裟なものではありませんが、少なくともファンの心に響くものであると思います。

まず、今回の投稿では管理人様が主張する「低交換率など昔のスタイル」の是非について語ります。

業界人の皆様にとっては「今更なお話」も多く述べますが、パチンコ日報の読者には一般ファンの方々も多数おられます。その方々も意識して寄稿しておりますのでご容赦ください。また、タイトルの意図も次回以降で説明いたします。

▼昔のスペックは実現不可能である
昔のスペックに戻すことは、現行のスペックと比較して射幸性を高めることとなり、俗っぽい言い方をすると「お上や世間に歯むかう」ことになります。緩和の方向に規則改正されれば話は変わりますが、ここ数年を振り返ると、マックスタイプ撤去、くぎ問題、そして賞球数が3個から4個への増加など、射幸性抑制と高ベース化という流れであり、その流れに逆行することになります。
 
管理人様の昔がいつの時代を指すのか定かではありませんが業界が右肩上がりで40個交換が主流の時代、1990年代前半としましょう。当時の一発機(一発機は規制の中、80年代に大半が撤去されましたが90年代でも一部残っていました。)権利もの、アレパチの名機はすべて低ベース機でした。

現行規則では低ベース機はまずもって許可されません。

ノスタルジックな気持ちはわかりますが昔のスペックに戻そうなんて考えずに現行規則の中で物事を考えたいものです。

▼「交換率」という独自の用語は要らない
かつては、「この店、交換(換金)率は?」とのお客様の問いに対して「パチンコ35玉、スロット5.5枚となっております。」とスタッフが答えるのはあちこちのホールで当たり前に見られた光景でした。

しかし、ここ数年で交換率という言葉は換金を連想させるため、「風適法上は好ましくない言葉だ」とされ大半のホールが表だって使えなくなっています。

【率】の問いなのに【玉(枚)】で答えるのも不可解ですが、例え【玉(枚)】の回答であっても換金可能な特定の賞品の交換玉(枚)数だけを告知するのを警察が容認する事はありません。

余談になりますがパチンコ雑誌などで良くみられる【機械割数110%】みたいな表現も交換【率】同様に違和感を覚えます。

加えて言えば、【割(歩合の単位。10分の1表記】のくせに【%(100分の1表記)】です(笑)。他にも、割数を指すのか出玉率を指すのかわからないケースも多くあります。

記した側は割数のつもりでも読む側は出玉率と捉えてしまうと混乱しますので解釈が分かれない言葉で記すべきだと思います。

話を戻します。

表だって使えない言葉になってしまった交換率という言葉の代わりに【原価率】(人気賞品の原価率)という言葉の使用を奨励します。

使い慣れた言葉を改めるのは面倒ですが【原価率】はあらゆるビジネスの財務・経理で使われる言葉です。交換率という業界用語より認知度も高く、使い勝手が良いことから、浸透することを願ってやみません。以下の通り理屈がわかれば簡単に把握できます(業界の皆様には当たり前の話で恐縮です)。

【4円パチンコ貸玉25個100円、人気賞品100の交換玉数40個,30個,25.5個とした場合の原価率と損益分岐割数】 ※特殊景品100円とは表記せずに、人気賞品100と表記します。

A、40個交換の場合
損益分岐割数 40÷25=1.6(16割)  原価率 25玉÷40玉=0.625(62.5%)

B、30個交換の場合
損益分岐割数 30÷25=1.2(12割)  原価率 25玉÷30玉=0.833(83.3%)

C、25.5個交換の場合
損益分岐割数 25.5÷25=1.02(10.2割) 原価率 25玉÷25.5玉=0.98(98%)

今回はここまでとします。

次回以降で「出玉率100%を超えない低原価営業」「営業方法、遊技機価格」「4円で遊ばせるなら1円不要」「理想は40玉だが現状を勘案する。現状の何を勘案するのか」「ほんとうに元凶は等価交換なのか」などについて順次物申します。



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近い将来月額定額制パチンコが始まる?

東京で誕生した定額制カフェという新業態が注目されている。これは月額3000円を払って会員になるとコーヒーが何杯も飲める(1入店1杯)システムだ。

例えばサラリーマンが出勤前にコーヒーを一杯、ランチタイムの食後に1杯、会社帰りにまた1杯というような使い方ができる。コーヒー豆の種類によっては月額6500円、9000円のコースもある。

定額制カフェが生まれた背景には、外食産業だけでなく小売業界をも巻き込んだ市場の大きな変化により、新たなサービスを提供せざるを得ない状況があった。

今やカフェは同業者だけでなく、コンビニやマクドナルドなども100円コーヒーに力を入れ始め、競争相手が増加してきたこともある。

こうした競争は居酒屋業界でも起こっている。

ちょい飲みブームで牛丼の吉野家や「吉呑み」でアルコールを提供するようになった。これに松屋も追従して、業種の垣根を越えて客の奪い合いが起こっている。

こういう流れの中でカフェ業界に一石を投じたのがコーヒー飲み放題の定額制だった。

10年、20年後の日本の未来予測するシンクタンクの関係者は「パチンコ業界でも定額制が起きるのではないか」と話す。

今のパチンコ客は射幸性を求めるギャンブル志向と低貸しの非ギャンブル志向に大別されている。1円の低貸しでも負ける金額は積もり積もれば大きな金額になる。

「50銭パチンコに手を出すぐらいならゲームセンターのようなものです。50銭に手を出すと経営的にも苦しくなり、店を閉めることになっていきます。そうやって閉店の道を選ぶよりも定額制にしてしまう。例えば月額1万円で遊び放題というように。もちろんこの場合、ゲームセンターの許可で換金はできなくなります。この先の2025年問題を含め将来の日本のニーズにもマッチします」

定額制パチンコの実態とはホールのゲームセンター化であるが、マーケティングの観点から見ても、定額制サービスは企業にとって理に適っている。

なぜなら、日本の人口は減少傾向にあるため、これまでと同じ広告費を投下しても費用対効果が悪くなっていくのは明らか。広告の手法も「常に新規顧客を獲得する手法」から「既存顧客に継続的にお金を落としてもらえる方法」へと変化している。

また、「2025年問題」とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費などの社会保障費の急増が懸念されている問題だ。

2025年には、高齢者人口が約3600 万人に達すると推計されている。今や年金制度も破たん寸前で、支給金額の大幅な減額、支給年齢の引き上げなど問題視されている。

暇な時間はたっぷりあるが、お小遣いは少ないお年寄り向けに、月額定額で遊べるパチンコホールと言う形態は時流にもマッチしている。

暇つぶしの場所なのでスタートもガンガン回し、大当たり、連チャンを楽しんでストレスを解消してもらう。

お年寄りが集う社交の場が定額制パチンコでもある。

ただ、大当たりしても換金できないパチンコがどれだけ支持されるかは、全く不透明だ。

でも、どこが一番最初にチャレンジするか注目したい。



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メーカーに求められるのは客層をガラガラポンするぐらいの革新的機種

この記事を読んで懐かしくなりました。

時を操るクルマ、「デロリアン」秘話(エスクァイア) – Yahoo!ニュース

1987年、私はデロリアンのオーナーになる機会に恵まれました。

出会いは偶然でした。練馬の豊玉陸橋でデロリアンが止まっていました。場所が陸橋の真上、明らかに故障。
このままでは、大渋滞になるので、私が助け船を出しました。

当時自動車関係の仕事をしてましたから、常にマイカーの中には、色々な道具は一式入っておりましたので、即牽引しました。

それが縁で、デロリアンのオーナーが売りたがっていることを知りました。
理由はデロリアンに手を焼いていたこと。

交渉の末に、210万円でエンジンが壊れた状態で買いました。

デロリアンのエンジンは、プジョー、ルノー、ボルボの3社による共同開発エンジンでした。幸い、当時のボルボにもこのエンジンを載せたクルマがあり、ボルボのディーラーへ預けました。

一番最初のオーナーが手放した理由は、買ったときから電気系統がよく故障していたから。

エンジンは修理完了したものの、2カ月後に電気系統の故障でエンスト。首都高速4号線の代々木体育館近くでした。

2車線しかない4号線は、私のクルマが原因で大渋滞です。故障したクルマに乗る私に対して、横を通り過ぎるドライバーの視線が痛かった。

私は1年後、250万円で手放しました。

修理費を入れたらマイナスでしたが、乗っていた1年の経験は素晴らしいものでした。
とにかく目立つし、モテました。男女問わずみんな乗りたがりましたね。

デロリアンは、記事のような生涯を辿りましたが、一からの物作りは大変なんですね。

今なら、5度に亘り引き渡し延期をしている三菱重工が開発中のジェット機MRJに大変ぶりが伺えます。MRJの部品点数は恐らく100万点を遥かに超えるでしょう。

当時のデロリアンは、その部品管理が上手くいかなかったから、販売後の品質に問題があったり、生産が軌道に乗りませんでした。

ものづくりは、本当に骨が折れる作業なのです。

パチンコ業界で新市場を作るのは、デロリアンやMRJと同じように骨の折れる作業なのです。

一発で上手くいくはずはありません。

パチンコの新市場は、何回も制度設計や改善を繰り返して、良い製品=良い新市場を目指すしかないのです。

ずっと以前の寄稿では「今いるお客様を大切にする」と書きましたが、今はそんなことは言いません。

だって、今いるお客様を大切にしなかったから、今日のような現状になっているからです。

最近はやっとヤバイ現状だと分かってきてますよね。

それでは、これから先、どうしたらホール業界が復活するのか。

それは、新しい市場の開拓しかないのです。今いるお客様を大切にしても市場の先細りは避けられません。

パチンコをやらない層をどうやって掘り起こすのか?

それはデロリアンやMRJのように茨の道です。一発で上手く行くわけありません。

残念ながら、ホール業界だけでパチンコ業界を救うなんて100%無理です。希望的なことは口に出せても、実行は無理無理。

パチンコ業界の発展は、遊技機メーカーの影響が8割くらいです。2割のホール業界がどんなに頑張っても、パチンコ業界全体を復活させるのも無理。4円20円を復活させるのも無理なのです。

パチンコ業界がこれだけ発展したのは、間違いなく、遊技機メーカーです。

遊技機メーカーが、ホールに容易く粗利や売り上げが取れる機械を開発したからです。

ここまで来ると、ホール業界だけのチカラで遊技人口を増やすのは100%無理です。

だからハッキリ書かせて頂きます。

ホール業界は、自分の店舗の運営で出来ることだけをしっかりやって下さい。

無駄を省き、玉を出す。

現状でパチンコ業界を救えるチカラを持っているのは、遊技機メーカー側の皆さんしかいないと断言出来ます。

機械のおかげでホール業界が潤ってきた過去を見ると、これからのパチンコ業界を復活させる第一歩は、ホールのお客様をガラガラポン!出来るくらいの機械の開発でしかないのです。

ホールは、遊技機メーカーに協力を求め、ホールとメーカーが一つになりスケジュールを作成して実行に移してください。

デロリアンやMRJよりも工程が多いと覚悟して、パチンコ業界の未来を切り開きましょう!



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非常時、ホールの社会貢献はスマホ充電サービス

北海道地震で全道が停電する中でも、営業を続けた地元のコンビニ「セイコーマート」の神対応ぶりが話題になった。1100店中1050店が営業を続けられた裏には、災害時にでも営業できるように非常電源キットが各店舗に配備されていた。これを使って営業が可能になった。

セイコーマートでどんなキットを使っているのか? ネット検索では出てこない。ここはセイコーマートの本社に確認するのが手っ取り早い。

その結果、明らかになったのは車のシガライターから電源を取るタイプのもので、カー用品店でも簡単に手に入るものだった。



そんなにお高いものでもない。これに延長コードでレジにつないで営業が可能になった。もちろん、この間は車のエンジンはかけっぱなしだ。

史上初のブラックアウトを経験した今回の北海道地震では、市民生活の中で困ったのが、スマホが使えなくなることだった。

テレビも見られないとなれば、情報収集するための手段はスマホが頼りとなる。いわばスマホは命のライフラインともなる。

震災当日全道が停電になる中、ネットでは無料で使える充電スポット情報が流されたほどだ。そのために市役所や簡易発言機で店を開けたケータイショップには、スマホの充電サービスを求めて長蛇の列ができた。

通電して営業を再開したホールの中には、各台ごとにUSB充電口を備えているところもあった。

「ご自由にお使いください」と店頭で呼び掛けたまではいいが、遊技していないとNGを出す“がっかり対応店舗”もあったようだ。

その日は1日営業を休んで、スマホ充電開放サービスを行ったとしたら、どんなに評価が上がったことだろう。おそらく、ニュースにもなるはずだ。そんな余裕もないぐらい台所事情は火の車だったのだろうが、非常時に人の本性は出てしまうものだ。

今回の北海道のホールの初動対応の批判を受けて、改めてホールが社会貢献できるのは、こうした非常時であることを再認識させられる。

簡易型の発電機を常備して、停電時にはスマホの充電サービスを行うことも立派な地域貢献である。

また、太陽光発電と蓄電池で自店の電気の一部を賄う設備にしておけば、災害時にスマホの充電は楽に行える。

手軽な方法としては、スマホを充電するにはモバイルバッテリーがある。



ドン・キホーテには500円の格安品も販売されているが、非常時用を考えると、1500円ほどである電池式のモバイルバッテリーの方が安心だ。このタイプをホールで備蓄して貸し出すなり、景品として扱うなどの方法がある。

手回し式の充電器や乾電池も景品としていいだろう。

ネット時代ではスマホが充電できることが社会生活には不可欠となっている。ホールで充電環境を整えることが社会貢献になる。


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