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非常時、ホールの社会貢献はスマホ充電サービス

北海道地震で全道が停電する中でも、営業を続けた地元のコンビニ「セイコーマート」の神対応ぶりが話題になった。1100店中1050店が営業を続けられた裏には、災害時にでも営業できるように非常電源キットが各店舗に配備されていた。これを使って営業が可能になった。

セイコーマートでどんなキットを使っているのか? ネット検索では出てこない。ここはセイコーマートの本社に確認するのが手っ取り早い。

その結果、明らかになったのは車のシガライターから電源を取るタイプのもので、カー用品店でも簡単に手に入るものだった。



そんなにお高いものでもない。これに延長コードでレジにつないで営業が可能になった。もちろん、この間は車のエンジンはかけっぱなしだ。

史上初のブラックアウトを経験した今回の北海道地震では、市民生活の中で困ったのが、スマホが使えなくなることだった。

テレビも見られないとなれば、情報収集するための手段はスマホが頼りとなる。いわばスマホは命のライフラインともなる。

震災当日全道が停電になる中、ネットでは無料で使える充電スポット情報が流されたほどだ。そのために市役所や簡易発言機で店を開けたケータイショップには、スマホの充電サービスを求めて長蛇の列ができた。

通電して営業を再開したホールの中には、各台ごとにUSB充電口を備えているところもあった。

「ご自由にお使いください」と店頭で呼び掛けたまではいいが、遊技していないとNGを出す“がっかり対応店舗”もあったようだ。

その日は1日営業を休んで、スマホ充電開放サービスを行ったとしたら、どんなに評価が上がったことだろう。おそらく、ニュースにもなるはずだ。そんな余裕もないぐらい台所事情は火の車だったのだろうが、非常時に人の本性は出てしまうものだ。

今回の北海道のホールの初動対応の批判を受けて、改めてホールが社会貢献できるのは、こうした非常時であることを再認識させられる。

簡易型の発電機を常備して、停電時にはスマホの充電サービスを行うことも立派な地域貢献である。

また、太陽光発電と蓄電池で自店の電気の一部を賄う設備にしておけば、災害時にスマホの充電は楽に行える。

手軽な方法としては、スマホを充電するにはモバイルバッテリーがある。



ドン・キホーテには500円の格安品も販売されているが、非常時用を考えると、1500円ほどである電池式のモバイルバッテリーの方が安心だ。このタイプをホールで備蓄して貸し出すなり、景品として扱うなどの方法がある。

手回し式の充電器や乾電池も景品としていいだろう。

ネット時代ではスマホが充電できることが社会生活には不可欠となっている。ホールで充電環境を整えることが社会貢献になる。


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