パチンコ日報

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カーシェアリング会社が狙うホールの駐車場

カーシェアリングの話だ。

パチンコ業界と何の関係があるのか?と思われるだろうが、読み進んでいただきたい。





日本でカーシェアリングが事業としてスタートしたのは2002年頃。これは特定の自動車を会員間で共有し、好きなときに借りることのできるサービスだ。
 
15分程度の単位から車を借りられること、短時間の利用であればレンタカーより割安であることが特長で、家族・友人などの送迎や買い物、といったちょっとした用事や気分転換のドライブ、ペーパードライバーの練習用などにも使われている。

レンタカーとカーシェアリングの違いは、レンタカー会社の営業所まで行かなくても、都心部であれば、徒歩圏内に何カ所か、車を借りられる場所があるという点にある。 利用時間はレンタカーよりも短時間の利用料金が想定されていている。

カーシェアリングの特徴は次の3つ。

1 短時間(最短は10分単位)でも借りられる
2 会員登録しておけば、レンタカーのように、借りるたびに契約書類を記入する手間が要らない
3 ガソリン代は走行距離に応じて距離料金として請求されるので簡単

保険も料金でカバーされているし、料金も結構合理的である。例えば、ヴィッツやフィットクラスの小型車を24時間借りると7800円。レンタカーと大きな違いはない。
 
簡単に言えば、携帯電話のインフラが充実したことで、レンタカーがこれまでよりも身近に使えるサービスだ。

カーシェアリングは分譲マンションの世界でも進んでいる。都心の分譲マンションでは駐車場不足を解消する切り札ともなっている。

カーシェアリングなら駐車場代も不要で車の維持費もかからない。カーシェアリングを完備することで入居率もアップする。

その一方で、カーシェアリングをさらに普及させる上で課題となっているのが、駐車場不足だ。

利用者の住まいから近い場所にあればあるほど利便性が高まる。そこでカーシェアリング業界が注目しているのがホールの駐車場だ。ホールは至る所にあり、駐車場を備えている。

国道16号線沿いにあるホールにカーシェアリング会社から声がかかった。1台に付き月額6000円で5台分の確保を申し出た。

かつてのように賑わいを失ったホールの駐車場が満車になることもない。いつも空き状態があるのなら、有効利用してはどうか、という提案である。

オーナーは月額3万円の使用料に食指は動かなかったが、オーナーに契約書にサインさせた殺し文句がこれだ。

「普段パチンコをしないような方がホールを訪れることになります。当社のホームページやパンフレットにも掲載しますからランドマークにもなります」

月額の駐車場収入以外に新規客の開拓につながるかもしれないと思うと、契約しない理由がなかった。


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