そこでせめて大当たりの抽選部分だけでもアナログで可視化させることを訴え続けていたら、やっとパチンコメーカーにその動きが出てきた。まだスタートラインに立ち始めた状況で、大きな波にはなっていない。
しかし、この中からヒット機が生まれれば、一気にその方向に動き出すのが、パチンコ業界だけではなく、世の習わしだ。
アナログ装置を作るには柔軟な発想が必要になってくる。そこでメーカーの開発陣に送ったパスが、2014年10月29日のエントリーで紹介した「新たなパチンコの発想のヒントが盛りだくさんのEテレのピタゴラスイッチ」だった。
これは2002年からスタートした幼児向けの「考え方」を育てる番組で、土曜日の朝7時45分から放送されている。
番組の趣旨はこうだ。
私たちがふだん何気なく暮らしている中には、さまざまな不思議な構造や面白い考え方、法則が隠れています。
例えば、何度も食べたことのあるタイヤキ。なぜ、タイヤキはいつも同じ形にできあがるのか、不思議に思ったことはありませんか?
タイヤキがいつも同じ形にできあがる裏には、「型がある」という法則が隠れています。この「型」という法則=考え方でできているものは、私たちの身近にいくつも見つけることができます。
はんこや版画、たくさんの印刷物、さまざまな工業製品・・・これらはみんな「型」という法則で成り立っており、「型」という考え方を知れば、これらを理解することができます。
番組では、こうした”子どもにとっての「なるほど!」”を取り上げ、番組を見ることで頭のスイッチが入り、考え方についての考えが育つことをねらっています。
以上
つまり、考え方を育てるには、遊技機開発者だけでなく、あらゆる職種の人に当て嵌まる事である。
番組のオープニングやエンディングで登場する「ピタゴラ装置」は番組の象徴的なコーナーで目玉コーナーでもある。最初のきっかけだけを人力で与え、後のすべての動きは連鎖的に起こっていくからくり装置こそが、考える力の賜物でもある。
この動画は三重県に本社を置く永和商事が創業30周年を記念して作成したピタゴラ装置である。30周年記念事業の一環として作ってみるという柔軟な発想がある。

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