パチンコ日報

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不採算小型店舗の新たな使い道はホステル

駅前や繁華街に立地する300台以下のホールであれば、以前はドラッグストアーに転用されたものだが、今やこの規模ではドラッグストアーには不向きになっているようだ。

パチンコ業界の不動産を扱う業者が解説する。

「今、ドラッグストアー業界は食品や生活用品も扱うようになって、この形態がスタンダードになり、店舗が大型化してきているので200台規模ではドラッグストアーとしては競争に勝てない。従って都内でも閉店して1年以上経ってもテナントが入らない小型店舗が少なくないですね」

話はさらに続く。

「武蔵小杉はタワーマンションも林立して、地元住民が嫌がるぐらい人口も増え、小売業はいずれも飛躍的に売り上げが上がっていますが、この界隈のホールの売り上げは上がっていません」

新興住宅街は人口が増えてもその恩恵を受けないのがホールということが言いたいようだが、元々ホールの立地は下町でブルーカラーが多い方が適している、といわれている。

右を見ても左を見ても業界には明るい話がないが、ドラッグストアーも入ってくれないような、小型店舗新に朗報があった。建物をそのままに、新たな使い道があった!

外国人観光客に人気が高い大阪。日本橋の堺筋に観光バスが止まるたびに大勢の外国人観光客が吐き出される。道頓堀界隈は日本人よりも圧倒的に外国人観光客の方が多い。

道頓堀界隈で営業していた小型ホール2店舗が相次いでホステルに形態を変えていた。





ホステルとは、宿泊客同士の交流の場がある低予算型の宿泊施設、2段ベッドを置いたドミトリー(相部屋)が多い。1人1部屋ではなく、1人1ベッドだ。小型店舗でもかなりのベッド数を確保することができる。

例えば、千日前1丁目で地下と2階のツーフロアーで営業してキングスは総台数286台だった。そのスペースに128のベッド数を確保している。しかも飲食スペースや共同のキッチン、ランドリー、シャワールームも完備している。



ホテルはホールを取り壊して、その跡地に一から建設しなければならないが、ホステルは、建物はそのままで、内装を変えるだけなので建築費も割安になる。

東京や大阪のように外国人観光客が急増してホテル不足が続いている地域で、不採算小型店舗の新たな転用策ともいえる。



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