スロットでもすでにアナログ抽選搭載機は発売されているとの指摘があったり、告知ランプが役物になっただけ、と否定的な意見が多かったが、否定から入ると新しいものは生まれてはこない。
ま、それらの批判は甘んじて受けるとして、考案者が第二弾のアナログステージパチスロのアイデアを提供してくれた。
「前回の懸念材料の中で一番多かったのが、パチスロはスタートレバーを叩くと、その時点で抽選が確定している。だから、いくら演出しても意味がないという意見が多くありました。そこで、AT(アシストゲーム)については、このクルーン役物は、最大限その性能を発揮することができます」(考案者)
下のイラストを見れば、前回との違いがあることが分かる。

中央部に前回同様クルーン役物があるが、玉が入賞する穴には、10ゲーム、50ゲーム、100ゲーム、200ゲーム、500ゲームと5つの穴がある。
ATが確定するとクルーンに玉が投入され、ATゲーム数の抽選をクルーン役物で見ることができる。
この時、ユーザーは玉の動きに釘付けになる。できるだけ、多いゲーム数が取れるようにハラハラドキドキしながら、玉の動きを目で追うことになる。
このアナログクルーンはサブプログラム制御となるので、クルーンの傾斜や、叩きボタンを利用して確率を変えることができる。
機械側ではモーターを使って傾斜を変更させたり、プレイヤー側は叩きボタンで玉の動きを変更させたり、と様々な遊びが広がる。
「もちろん、上乗せAT等がありますが、継続ゲーム回数や純増枚数は内規の範囲内であることは当然です。このように、デジタルとアナログを組み合わせることによって、機械に遊ばれている、というのではなく、自らの手でチャンスをもぎ取る、という遊技の根幹となる技術介入を最大限発揮することができます。自分で遊技している体感パチスロは今後の重要なファクターになるのではないでしょうか」(同)
パチンコもスロットもデジタル化する中で、技術介入をどこにするかといえば、パチンコはストロークで、役物の穴をめがけて打つことが技術である。
スロットの場合は目押し。回っている絵を目で予想して、手で止める。目押しができるとできないでは、獲得枚数は大きな差になる。
技術介入ができるから遊技なのである。
アナログクルーンは運と技術の両方が必要になってくる。アナログとデジタルを融合させることで技術介入が増える。
アナログとデジタルの混合機は業界が新しい変化をするための新ジャンルとも言えそうだ。

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