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カジノ用パチンコは8Kの全面液晶か?

遊技機メーカーはやはりカジノ仕様のパチンコ開発には着手しているようだが、筆者が想像していた封入式とはかなり訳が違う。

「8Kの全面液晶です。カジノ仕様は技術介入ができないだけでなく、大当たりで打ち手によって出玉に差があっていけない。模擬ハンドルを捻ればゲーム開始ですが、玉の動きもすべて液晶です」(業界事情通)

元々パチンコ・パチスロはゲームソフトでも遊んだ時代があったので、全面液晶でパチンコを表現する技術はすでに確立されている。

カジノ用全面液晶パチンコは、8K映像対応の超高精細液晶を使うところがウリだ。

8K映像とは、横×縦の解像度が7,680×4,320画素を持つ映像のこと。現在主流のフルハイビジョンは1,920×1,080で2Kと表す。縦×横の画素数で比較すれば、8Kは4Kの4倍、2Kの16倍にあたる。つまり、フルハイビジョンの16倍緻密な映像表現ができる、ということだ。

8Kの魅力は色の鮮やかさと臨場感の表現力が優れていることだ。映像というよりも実物を見ている、といった方が近い。

「玉の流れも何万通りも作るので、同じ動きはありません。実写以上に実写に見えることが特徴で目の前を本物の玉が流れているように見えます」(同)

さらにサイズも現行のパチンコサイズに囚われる必要は全くない。もっと縦長にしたり、横長にしたり、と発想も自由だ。

スロットメーカーだって負けていない。現在スロットで絶大な人気コンテンツとなっているものをそのままカジノ用にリメイクすることも考えている。

特にスロットは、スロットのハイローラーをカジノに取り込みたい。イベント狙いのユーザーは1~2時間の移動は厭わない。IR第1号は大阪・舞洲で当確と言われているが、舞洲まで1~2時間の商圏は影響を受けることになりそうだ。

これまでカジノができても客層の違いやレートの違いで、パチンコ業界にはさほど影響はないと思われていたが、カジノ推進派は確実にパチンコ客を狙っている。

遊技機メーカーはパチンコの上得意客が思わず打ってみたくなる機械を着々と開発中ということのようだ。

ただ、今のところマイナンバーカードの提示が足かせになってくれる可能性はあるが、パチンコよりも勝率がいいとなれば、マイナンバーも厭わない。

パチンコとカジノの違いは、カジノには新装開店はない。従ってカジノに特出しデーなんかない。パチンコは今も昔も新装開店によって集客を図ることができる。この違いがパチンコの生き残る道だ。



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