「そんな噂が流れていましたか。ま、噂が流れてもおかしくない、どうしようもない店舗はたくさんありますからね。経営効率を考えると閉めるか、売るかはしなければならないと思います。噂になっている店舗はまだ赤字ではありませんが、会社の方針は稼働の悪い店にはおカネをかけないので、中古しか回ってきません。それが悪循環になっていることは間違いありません」(ホール関係者)
首都圏の駅前店舗でも苦戦を強いられている、ということは地方になればもっと閉店に該当する予備軍はまだまだたくさんありそうだ。
「1割は閉店を検討しなければならない店舗はありますが、そういう噂が我々の耳にも入ってくるようになったら、お終いですね」(同)
ダメージが大きいのは4パチの稼働の落ち込みである。それがそのまま業績を大きく落とす原因になっている。4円の稼働に拘り続けてきたが、エリア長でさえも4円の稼働を上げられる人材はいないのが現状だ。広告宣伝規制でイベントが禁止になったことが大きく響いているが、結局稼働を上げて店長からエリア長へ出世した人たちの武器はイベントだった、ということになる。
「稼働が悪いところでも、赤字になっている店舗はありません。でも、赤字ではないということはどういう意味か分かりますか? それだけ閉めているということです。これでお客さんが増えるはずもありません。現場も委縮してしまって出したいときも出すことができません」(同)
4円等価で業績を伸ばしたしっぺ返しが今になってボディーブローのように効いてきている。業績が伸びている時はそれが正しいやり方だと思っていた。1パチは4円の稼働があるホールはやるものではない、と思っていた。
「業績が伸ばせないとなると店長が取り組むのが接客です。あいさつや笑顔を厳しく指導したりします。会社に対しても接客は目に見えるのでどうしても力が入りますね」(同)
接客教育はしないよりもやった方がいいに決まっているが、やっていることが客にどう響くかが問題だ。
「接客の前に店長がまずやるべきことは、全台のハンドルチェック。バネ飛びが悪い台を洗い出して、修理すること。それと空調のチェック。蚊取り線香を持って風の流れを調べる。稼働の悪い台は空調が効きすぎているとか、空調が効いていないとかの問題がある。そういう悪い部分を改善するだけでも稼働はあがります」(実力店長)
日報のコメントにもあるように、ユーザーが求めているのは出玉>接客である。ここを満足させての接客で、満足のないところでいくら接客してもそれは不満に感じるだけだ。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。