パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ベニヤ板に貼る文章はユーザーの立場を考えるべき

1次、2次の撤去に関しては100%とはいえなかったが、ほぼ完了したともいえるが、本番は12月末までの3次撤去だ。主力機だったMAX機が撤去されることで、ベニヤ板営業を強いられるホールも出てくることが予想されているが、その際ベニヤ板に貼る「遊技機メーカーの不手際」という表現の文章問題を指摘した元店長のエントリーが波紋を広げている。

「ホールがこれまでやってきたことを棚に上げ、この文章はない。そもそもホールがベースをきっちりやっていたら、出て来なかった問題。去年、機構が立ち入り調査して初回は守っているゼロだった。昔は一発台の釘はひん曲げ、セブン機のオマケチャッカーに入るように釘を曲げて大量に入るようにした。当時は釘をひん曲げてもいけない、という認識がなかった。その延長線上でベースの意識もないホールが多い中で、ホールが被害者ヅラするのはおかしい」と話のは都内のホールオーナー。

別のホール関係者も「遊技機メーカーの不手際」文章について疑問を呈す。

「全日遊連の名前で書かれているけど、これが本当に組合員の総意なのか? 理事会で決められたものだと思うけど、この文章は恥ずかしいとか、反対する執行部はいなかったのか聞きたいぐらいだ。現場のスタッフがお客さんからメーカーの不手際とはどういうことか、と聞かれても説明に困る。本来なら現場が答えやすい文章にすべき。ベニヤ板営業をするホールは結局、入れ替え費用もなく、カッコ悪いからメーカーの責任にして、体裁を取り繕うための文章としか思えない。だから恥ずかしい文章だ」

例えば、食品メーカーが異物混入の恐れがある品を全国に販売して、商品を回収する際に、各お店が「メーカーの不手際で異物が混入していたため、商品を回収しました」などという文章を貼りだすことは考えられない。まずは、メーカー責任を追及することよりも、販売したことを詫びることが先である。

この問題で一番の被害者はホールではなくユーザーなのに、その辺の意識が大きく欠落している。

ここでパチンコユーザーの声を。

「何も貼っていなければ、気にならないが、メーカーの不手際といわれれば気になる。この文章を見たらコトを大きくしたのか、と思ってしまうが、それは子供の発想でしょう」

ユーザーの立場に立った文章ならこんな感じか。

「当店のお客様のニーズに合った遊技台が発売されるまで、ベニヤ板営業を行いますのでご了承ください」

はてさて、来年、何店舗のホールがベニヤ板にあの文章を張るのやら。

そんなみっともない文章を張るぐらいなら、こんな演出をした方がしゃれている。

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自分のためだけではなく、誰かのために生きる

M&A(エムアンドエー)とは、企業の合併や買収の総称。これを専門にやっている会社がある。

M&A専門会社とは会社を売却したいという依頼を受けて、買い手を探してくるのが仕事だ。

比較的多いのが、後継者がいないので第三者に会社を売却したい、というケース。特殊な技術を持っている会社であれば、すぐに買い手は見つかるが、OA機器販社のように特殊な能力のない会社は買い手が付かない。

M&A専門会社がホールの売却案件を17~18件扱ったことがある。パチンコ業界はあまり得意としている会社ではないのだが、売却が成立したのはわずか1件だった、という。

「ホールは同業者を辿っても売れない。同業者は将来的なことを考えると尻込みする。加えて、売却する方が売却金額をまず下げることがないから成立しない」

かつては2000~3000万円もした温泉付きのリゾートマンションが、100万円でも売れないケースがある、という。温泉は月々の管理費が結構高いらしい。しょっちゅう利用するわけでもないのに、月々の管理費が嵩むと手を出す人はいない。

それと同じ状況が築20年以上のパチンコホール。耐震性の工事も必要になってくることを考えると3億円の物件が1.5億円でも買い手はつかない。

「色々な業種のM&Aをやってきたが、パチンコホールほど難しいものはない。時代が悪い。パチンコユーザーがたくさんいる時代なら、すぐに売れたかも知れない。その前に、パチンコユーザーがいる時代なら売却することもない」

そういう状況でも1件だけ成立したケースがある、ということだが買ったのは同業者ではなかった。

小売業を多角経営する会社で、一度パチンコ経営にもトライしてみたかった会社だった。

物件は交通量が多い県道沿いで、広大な駐車場を有する郊外店舗だった。もし、パチンコがダメなら小売業へ業態転換するために買った。

最初はパチンコホールをやってみたが、すぐに止めて小売業とコンビニをホールの跡地で行っている。

都会の市街地でまとまった敷地があったホールなら、マンション用地として売れたが、そんな案件も今は少なくなっている。

地方の郊外店はマンションどころか小売業用地にもならず、人口減と共に廃墟になる運命を辿ることになる。

ホール軒数が減るということは、メーカーの淘汰にも直結するようになった。これ以上メーカーが倒産しないためにも、メーカーを筆頭に業界が利他の心を持つことだ。

自分さえ生き残ればいい、という考えが蔓延しているが、他人が利益を得られるように振る舞うことで、これ以上パチンコ人口が減ることを抑えることができる。


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全日遊連のベニヤ板文章に異議あり!

元店長です。ご無沙汰しております。

今回は余計な内容は極力避け、単刀直入に意見を申し上げます。

先日、パチンコ日報や遊技通信で報道されました様に、画像のような統一文章が組合から出されました。

①青背景に白文字の文章=組合からのお知らせ

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行動=全国の組合ホールでは、遊技機の過度な入れ替えを控えている。

この行動による結果=遊技機を回収・撤去した後、代わりの遊技機を入れずに、ベニヤ板等で塞ぐ場合がある。

結論=お見苦しいが、と御客様にご容赦をお願いしております。

さて、この内容は、これで本当に良いのでしょうか?これが組合ホールの総意なのでしょうか?私はハッキリ言って、このような内容の文章が、ホールに掲示されることに恥ずかしさを感じます。この文章は、誰に読んで頂く為のものでしょうか?御客様へ向けた内容ですよね。違いますか?

この文章に嘘はありませんか?嘘も方便ですか?

組合にお聞きします。御客様や一般マスコミ等から次のような質問があったら、どのような返答をされますか?

⑴全国の組合ホールは何故?過度な遊技機の入れ替えを控えるのですか?

⑵控えた結果、何故、遊技機を撤去したあとに、代わりの遊技機を入れずに、ベニヤ板等で塞ぐのですか?

⑶遊技機撤去の跡に、ベニヤ板等で塞がないホールは、過度の遊技機入れ替えをしていないのですか?

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②白地に黒文字の文章=この台は、「遊技機メーカーの不手際」により回収・撤去されました。今しばらくお待ち下さい。

御客様や一般マスコミからこんな質問があったら、誰が答えるのですか?

質問

⑴メーカーの不手際とは何ですか?どんな不手際なのですか?

⑵何故メーカーの不手際の為に、回収・撤去される事になったのですか?

⑶何を今しばらく待つのですか?

今回、組合から出されました統一文章は、完全に冷静さを感じない内容だと思います。この文章の一部は、遊技する御客様が不安や疑念を抱く内容ですよね。

メーカーの不手際と明記する意図は、ホール関係者ならば誰でも分かります。私はメーカー寄りの人間ではなくホール寄りの人間です。

そんな私が何故こんな寄稿をするのか? ハッキリ申し上げます。この統一文章は恥ずかしいからです。

文章を読むのは御客様ですよね。御客様が疑問や不安を感じる文章は止めるべきです。

メーカーの不手際は、御客様に全く関係ありません。統一文章を出すなら、御客様の立場に立って内容を作成して下さいませm(_ _)m。

私はこの寄稿をするにあたり、私の意見が間違ってないか、ホール関係者や一般マスコミで働く友人知人に、意見を伺っております。

むかし、私はパチンコ日報で次のような寄稿をしました。

遊技機の高騰が心配されてた時期、ある組合が「遊技機価格は40万円まで」と声明を出しました。40万円までと言ってしまったら、メーカー側は40万円までなら良いんだ、と思ってしまう。

だから、組合のその発言は可笑しい、と。

今回の私の寄稿は、その時と同じ思いで寄稿しました。

組合は冷静になり、御客様の立場に立って内容を変更して下さいませ。




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固定ハンドルを取り締まられる前に疲れないハンドルの開発を

「カジノ法案が通ったら、業界はもっと厳しく取り締まられるよ。その前に業界自らが襟を正すこと」と警告するのは県警の生安関係者。

極めてグレーな釘や換金問題に目が行きがちだったが、他にもまだあった。

「ハンドル固定は結構やっている。過去、それで営業停止になったホールもある」と指摘する。

最近グランドオープンするホールの中には、固定ハンドル客を見つけるとその場で注意するケースもある。

鉄は熱いうちに打て。何事も最初が肝心で、細かく注意するホールであることをまず知らしめるには、グランドオープン時は有効だが、諸刃の剣。下手に注意すると「もうこんな店には来るか!」と反感を買う。

ヘビーユーザーともなるとそんな注意はお構いなし。あるユーザーは「オロナミンCの白いキャップを使っている。これが非常に具合がいい」と固定ハンドルを止めるつもりはさらさらない。

行政指導がまだ緩かった25年以上昔は、ホールのカウンターに強力な輪ゴムを「ご自由にお使いください」と置いていたホールもあった。非常に悪質であるが、許認可営業者という認識が薄い時代だった。

固定ハンドルが禁止されている理由は、施行規則(第九条の著しく射幸心をそそる恐れのある遊技機の基準)の中にある。

パチンコ店には著しく客の射幸心をそそる恐れのある遊技機を設置してはならないのだが、ぱちんこ遊技機の基準の中に、「客が直接操作していないにもかかわらず遊技球を発射させることができる遊技機であること」と明記されている。

加えて、パチンコが賭博ではなく、遊技である以上、客の技術介入が必要となる。

禁止されていても、固定ハンドルをするのは、長時間遊技では腕が疲れるからだ。

海シリーズは年寄りファンが多いのに、カリブから固定ハンドルができない構造になって、特にカリブは急激に稼働が落ちたともいわれている。

それなら、メーカー側は固定ハンドルをしなくても腕が疲れないハンドルを作ればいい。今のハンドルは腕を捻っているから人間工学的にも疲れる。

昨年、京楽の仮面ライダーにバイクハンドルが付いた、という一報を聞いた時は、アビリットがかつて販売したことがあったバイク型ハンドルの復活かと喜んだの束の間だった。長時間遊技しても腕が疲れないのはバイク型ハンドルである。

固定ハンドルを徹底的に取り締まったら、現在残っているユーザーからは反感を喰らうだけだ。それこそ、それをきっかけにパチンコを止める人も出てくるかも知れない。

それなら、固定ハンドルにしなくても疲れないハンドルを作れば、固定ハンドルを取り締まられることもない、という話しだ。

ハンドルを振動させたり、光らせたりするよりも疲れないハンドルをユーザーは求めている。


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裏スロの形態が変わった

裏スロ店取材をフィールドワークとするライターから新たな情報が寄せられた。

これまで裏スロ店といえばマンションの一室で営業しているのがスタンダードだったが、今回は路面店というのだから驚きだ。

場所は東京・渋谷。

ゲーセンでスロットを打っている客や街中で裏スロが好きそうな客を物色して、声を掛ける。そして、連れていかれたところが、路面店でかつては飲食店があったような場所。中に入ると雰囲気はゲーセンなのだが、そこには4号機がある。ゲーセンであることをカモフラージュするために、テーブルゲームも置いている。

店内に置いている飲み物やカップラーメンは無料サービスしている。

取材に応じたオーナーの親せきは、こういう取材を受けたのが初めてで興味本位でライターの取材を受けてくれた。

元々裏スロなのだから何でもありだ。この店はノートパソコンで遠隔操作をしている店だった。やり方としては、最初勝たせて、徐々に負けさせる。例えば、15万円ほど負けたところで、10万円ほど取り戻させて、最終的には5万円の負け、という具合だ。一気に負けさせるのではない分、良心的かもしれない。

経営しているのは暴力団ではない、一般人。暴力団にはミカジメ料を払っている。ただし、警告があれば、直ちに店を閉め、他の場所へ移動する。ちなみにこの場所は半年契約だという。

一度客になると、顧客のID番号を発行する。次回からはその番号をいうと店内に入れる。

先日、パチンコの攻略情報詐欺のホームページを作っていた会社にウェブデザイナーとして、入社した人の体験談を書いたが、パチンコの攻略情報が存在しないのと同じで、裏スロへ行って勝てるはずがない。前述したように遠隔操作でいい気分にさせておいて、最終的には負けさせる。カネがあると思ったらリピーターにさせて、最初だけ美味しい目にさせておいて、最後は身ぐるみ剝がすことも自由自在だ。

要は裏スロへ出入りしないことだ。しかし、一定の4号機ファンがいるうちは、いつまで経っても裏スロはなくならない。

裏スロ屋が困っている問題は、機械にガタが来はじめているので、修理用の部品調達である。そういう裏スロ屋に対して部品取り用の4号機を大量に抱えている業者もある、という。

ちょっと話は逸れるが面白い話がある。

NECのPC98シリーズは日本のパソコン時代の幕開けを飾ったが、未だに98を使っている会社が世の中には存在する、という。そのために98専門の修理会社があるというぐらいだ。この会社の倉庫には3000台ほどの98が保管されていて、修理用の部品取りに使っている。

航空機の部品を作っている会社は未だに98を使っている。航空機のソフトは途中で変えられないのがルールでそのために98時代に作られたものを98で作っている、ということだ。


「裏スロで5号機はまったく人気がありません。やっぱり4号機でないと打ってはもらえません。4号機は麻薬中毒にさせるような機械でしたからね。実現的ではありませんが、今、業界を復活させる特効薬は4号機ですよ。業界が射幸性を煽るのではなく大切に使っていたら、違法機として外すこともなかったはず。もったいないですね」(ライター)

4号機の裏スロ屋は、部品取りもできなくなって自然消滅するのを待つしかないのか?


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