パチンコ日報

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大手商社が日本式パチンコを海外に広める?

三井企画がベトナム・カントーに同国初となるパチンコ店「メコン・ゲーム」(168台)をオープンさせたのは7月13日のことだった。はるか遠いベトナムの最新情報はなかなか伝わってこないが、実際に現地取材したパチンコ業界人の方々のレポートを読む限り、盛況ぶりは伝わってこない。

そもそもパチンコを打っている現地のお客さんがいない。暇すぎて従業員はトランプに興じているという有様。ベトナム人のパチンコ感想が聞きたいと、同行してくれた通訳さんに体験してもらっていた。

開店休業状態を分析している。全台普通機という選択に問題があったのかも知れない。初めてパチンコを体験するベトナム人には単純明快な普通機から入門することは間違いではないが、派手さが少なすぎることも興味を示さない一因のようである。

馴染み深いのか店内にある魚釣りのテーブルゲームには数人の客がいるのが現状のようだ。

ところが、ベトナムへパチンコを出店させたことを受けて、大手商社がパチンコの海外輸出に食指を動かしているようだ。もちろん機械だけを輸出するのではなく、日本のパチンコ経営を輸出する、というものだ。

「パチンコを国が認めてくれたらすごいビジネスになる。そのためには国の中枢に食い込まなければいけないが、日本でパチンコが一大産業に成長したことを踏まえ、国の一つの産業に発展させることを考えているようです。そのためにはギャンブル依存症対策も解決させなければなりませんが」(業界事情通)

海外にパチンコを輸出する場合、ギャンブルを認めていない国が多いために、どうしてもゲームセンターの許可となる。現金を直接出すことはできないので、ベトナムでは得点に応じて隣接するレストランで使える商品券を提供している。

日本のパチンコがゲームだけだったら、30兆円産業などという規模に成長することもなかった。換金できるから成長したわけで、メタルチギが禁止された韓国では機械から商品券が発券されていた。

では、ベトナムでパチンコは受け入れられるのか?

「何年も前にやろうかと思ったこともありましたが、費用対効果と今後の政治動向によりやる価値はありません。貿易特区の立地が良くなく、分かりづらい場所なので苦戦しているのかもしれません。やり方によってはもう少しマシになるとは思いますが、うま味はあまりないですね」(ホール関係者)

日本人はパクチー嫌いが多い。食べる食習慣がないから受け入れられないが、一度好きになるとパクチーまっしぐらになる女性も少なくない。最近はパクチー専門店だってあるぐらいだ。

パチンコを理解してもらうために、無料開放も必要だろう。

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