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ベラジオののれん分け制度で独立開業した垣内社長に聞く 前編

25歳の時にアルバイトで大阪のベラジオコーポレーションに入社。わずか10年あまりで社長に上り詰めた垣内規利氏が、6年間社長としての手腕を発揮した後、ことし4月に独立。7月15日、大阪市西淀川区に自分の店舗である「ベラジオスロットオペラ43」(264台)をグランドオープンさせた。ベラジオののれん分け制度による独立開業の1号店となった。サラリーマン社長から一転、名実共に一国一城の主となった。

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「本当は2020年までの10年間、ベラジオで社長をやり遂げる予定だったんです。その後自分の店を持つ計画だったんですが、キャップからチャンスを頂き予定が4年早まりました」と話すのは㈱祥栄プロジェクトの代表取締役兼店長となった垣内氏だ。自ら店長と名乗るようにグランドオープン以来一ときも現場から離れたことがない。毎日表周りするのが日課となっている。

「ベラジオの社長時代は週5日は外で飲んでいましたが、今は飲みに出る暇もなく、毎日表周りで歩き回っているので、1カ月半で体重が11キロ減りました。痩せるには酒を抜くことと歩くことですね」と笑う。

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オープン以来休んだのは3日だけ。普段はホールの2階にある寮で寝泊まりしている。

「ナンバの自宅までは車で30分なんですが、往復の1時間がもったいない。今は通勤のエネルギーと気力を会社のために費やしたい」
とはいうものの、自宅には1歳3カ月のかわいい盛りの男の子が待っているが、会いたい気持ちをぐっと我慢している。

サラリーマン社長から名実ともに社長になってみて感じたことがある。

「ベラジオイズムを一番理解しているつもりだったが、すべてが“つもり”だったということが分かりましたね。ベラジオの社長の時は目線が高すぎた。もっとクルー(アルバイト)の目線に合わせるべきだったことが、今になって分かった。毎日現場に立っていますから、末端のクルーまでの距離が近いです。クルーは私のことを社長とは思わずに、友達だと思っていますがね(笑)」

鳥の目、虫の目の両方が大事であることが代表取締役兼店長になって分かったことだが、今は特に虫の目を意識している。

「今はおカネも皆のおカネという意識ですね。1円のおカネでも削減したいし、無駄遣いしたくない。以前はやはり会社のおカネという意識がありましたね。ベラジオ時代から全員経営主義を謳っていましたが、今ようやく分かった。そういう意味でも全部、“つもり”だった」

つづく

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