パチンコ日報

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CR田中角栄に食いついてきたメーカー関係者

CR田中角栄はメーカーにパスを送るエントリーだったが、一部のメーカーでは話題になっていたことが分かった。

「田中角栄の発想は凄い! ウチでは扱わないし、考えもしないようなコンテンツだ。お年寄り世代なら間違いなく懐かしむ。アニメではなく、ニュース映像を使うことができたら凄いことになる。私なら全回転リーチは日中国交正常化の田中角栄、周恩来の調印式を使う。日中関係が悪化している現在だから余計興味を引くコンテンツ」と話すのは大手メーカーの関係者。

田中角栄という発想はサンセイが牙狼の金色になれで、牙狼の顔が筐体から飛び出してくる役物に匹敵するともいう。強烈な見た目のインパクトは、全メーカーが「やられた!」と思った。牙狼以前のサンセイは2流メーカーだったが、牙狼の大ヒットと“飛び出す顔”で確固たるメーカーの地位を確立した。

「一つ自信を持つと会社の内部が変わって行く。サンセイはまだまだ伸びるポテンシャルを持っている。会社の雰囲気がよくなるといい人材も集まるようになる」(大手メーカー関係者)と評価する。

パチンコ業界の面白さは、下位メーカーでもヒット機を出すことで上位メーカーに食い込めることだ。一発逆転できる醍醐味がパチンコメーカーにはある。

「京楽がヒット機種を連発した時は、本当に社内でも危機感を感じた。これで開発の尻にも火が付いてエンジンを掛け直して、巻き返しを図った。下位メーカーが頑張ることが業界の活性化につながる」(同)

田中角栄はホールオーナーがメーカーの営業マンに提案したコンテンツだが、これを本気で商品化にチャレンジするメーカーが現れたら、業界の活性化にもつながるというものだ。

普通に考えたら娘の田中真紀子が首を縦に振るとは思えないが、美空ひばりや石原裕次郎だってパチンコになったわけだから、可能性はゼロではない。

下位メーカーが頑張るといえば、大手メーカー関係者は、手打ち式のA-gonについてはこう言及する。

「一機種目は早打ちすると玉詰まりを起こして、ストレスを感じた。逆に手打ちはゆっくり打つこともできるわけだから、ゆっくり打ちたくなる台を作ればいい。それこそ、ゆっくりと玉の動きを目でじっくり追えるような役物を作ればいい」

玉の動きをゆっくり追えるようにするには、現在の直径11mmの玉よりも大きい玉なら釘ともよく絡む。法律で11mmは決められているので難しい問題だが、役物内に緩やかな傾斜を付ければ、玉の動きはゆっくりになる。

1分間に100発打たせて、売り上げを上げることよりも逆転の発想で、玉をゆっくりと目で追う楽しさがあれば、パチンコのバリエーションも増えるというものだ。


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