パチンコ日報

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取り戻して欲しいワクワク感

写真の行列はとあるホームセンターの開店前の光景だ。何人かのお客さんは中を覗き込んでいる様子が分かる。

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この行列のお客さんのお目当てがこれだ。

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このホームセンターでは毎週、火曜、木曜、土曜の3回が新しい花が入る日なのだが、行列ができる理由は、鉢植えの花がオール108円で販売されているその安さにあった。1人で10鉢ぐらい買う人も珍しくないが、それでも1080円だ。

オール108円という値段は一般の店に比べると1/3~1/4という破格の値段なので、新しい花が入る曜日の日はこうして開店前から行列ができる。

しかも、どんな花が入荷しているかは、来てみなければ分からないので、開店前に思わず覗き込む人も出てくるわけだ。

新しい花が入荷する日はワクワクしながら行列に並んでいる人も少なくない。

パチンコホールの新装開店からワクワク感がなくなって久しい。

今のグランドオープンの行列といえば、プロやウチコ軍団などの開店プロが何百人も並ぶ。何百人並ばせた、何千人並ばせたと並ばせた数を善しとする風潮は、業界的に正しいことなのだろうか? 本来なら店の常連になってくれるお客さんに並んでもらいたいものだ。そのうちの何割が固定客になるのか、一度検証した方がいい。

前出のホームセンターの例でいえば、安さ+何が入荷しているか、というワクワク感が並んでいる時から楽しいわけだが、これをパチンコホールにも当て嵌めるとこうなる。

安さ=勝てる確率が高い

何が入荷しているかが分からない=新台を一切告知しない

実はこれが昔のパチンコホールの本来の姿だった。

攻略誌もなければ、ネットもない時代は、新台の情報なんか知らせる手段も知る手段もなかった。店に入って初めて打ってどういう台かということが分かった。

昔のグランドオープンは時間打ちで、ホールも損して得取れ、とばかりに玉を出した。店に入るまでどんな台が入っているか分からないので、並んでいる時からワクワクした。

今、ワクワク感がないのはメーカーや機種名は違えども、出てくるのはセブン機一辺倒だからだ。今、メーカーが開発に力を入れているのは枠の派手さとボタンの大きさだ。裏を解せば開発の行き詰まりだろう。ホールに買ってもらうには、見た目勝負が一番大事なようだ。

今に始まったことではないが、パチンコメーカーは変な方向の競争をする傾向がある。

それは兎も角、ホールへ行ってみなければ何が起こっているのか分からないワクワク感が今の業界には欠けている。


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