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窓用エアコンを景品に考えたホール

窓用エアコンは窓さえあれば、専門の業者を呼ばなくても自分で設置できるメリットがある。もちろん、室外機はないので、壁に穴を開けることもない。マンションなどで廊下側の室外機が置けない部屋に窓用エアコンは重宝する。



取り付け方法もこの動画を見れば、簡単に取り付けられる。

型落ちした市場価格2万9800円の窓用エアコンを1万円以下の値段で6台仕入れることができたホールオーナーは、日頃の感謝を込めて、これを1万円景品で出すことを考えた。

夏場の暑さを凌ぐには扇風機よりも断然エアコンである。窓用エアコンが1万円景品で交換できるとなれば、目玉景品にもなる。

ところが、そこに立ちはだかるのが風営法の壁。一般景品は市場価格が1万円までのもの。たとえ、1万円以下の大安値で仕入れようとも市場価格が2万9000円ではアウトになる。この市場価格がまたあやふやで安値の市場価格ではなく、あくまでも定価が1万円だ。

ま、そうやってた方が現場で取り締まるにしても混乱がないからだろう。

「一般景品の持ち帰りを警察は推奨しているのに、市場価格の壁があって今回景品として提供するのは断念した。市場価格が2~3万円のものでも、仕入れ価格が1万円以内で、利益を乗せて1万円になるようなものなら景品として提供できるようにして欲しい。ここを改革しない限り景品の持ち帰り運動は掛け声だけで終わる」(ホールオーナー)

警察庁も本気で景品の持ち帰り運動を推進したいのなら、市場価格=定価に拘るのではなく、もっと柔軟に考えて市場価格がチラシなどで証明できれば、OKにしてはどうなんだろう。

ま、警察庁にそんな発想があるわけもないか。法律に基づいて違反していればそれを取り締まるのが、警察の仕事であって産業を育成・発展させることではない。

ファン感謝デーに限っては、1等賞品は液晶テレビなどの1万円以上のものを提供することが認められている。いっそ、景品の提供価格を5万円までに引き上げれば、今回の問題も難なくクリアできる。

この問題については今こそ景品5万円引き上げを陳情する時でも提案している。釘問題を業界側から改善できれば、景品の価格を規制緩和してもらうことも陳情できる。

景品として提供することを断念した窓用エアコンは、希望する社員に販売した。


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