パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

日報辛口コメンテーターの声がパチスロになった⁉

現在のパチンコ、パチスロは庶民の娯楽から乖離してしまい、もはや一部マニアが通う射幸性の高いものとなってしまった。

MAX、AT機は事故待ちすれば10~20万円取れることもあるが、事故に当たらなければ全然面白くない。

日報のコメント欄の読者のことを、ここでは“辛口コメンテーター”と呼ばせてもらう。毎回のように辛口コメンテーターから「無用」と指摘されている過剰なまでのリーチ演出、殺人光線、不快な爆音に加え、MAX機やAT中心の低確率よる消費金額の負担の大きさが結果的に大衆娯楽としての役割を放棄し、ファンを遠ざけてしまった。

日報を通じて辛口コメンテーターの方々が、散々この問題点を指摘してきたにも関わらず、一向に改善される兆しがない。

10万円以上取れる可能性があるから、10万円以上吸い込むというような性能の台が多くあり、当然“遊び”とはいえない世界だ。ほとんど入ることのない確変爆裂やAT爆裂の1撃の“状態モード”をメインとしたゲームは、大多数のお客には縁遠いものとなっている。

その一方で5万円以上とれる可能性があるが、1万円も入れれば何らかの当たりを見ることができる、というような台がないのが現状だ。
1撃でなくとも、5千円や1万円で大当たりを引くことができ、3万円も勝てれば十分で、結果的に10万円取れることもある、というような台が多くラインナップされていた時代こそが、参加人口3000万人を誇った20年前のパチンコ全盛期の姿であった。

大衆娯楽とはポケットに5千円や1万円があれば、そのお小遣いで行って遊びたくなるようなものでなければ“大衆”のものでない。

すなわち、今ホールで4パチや20スロを打つお客は、“大衆”や“庶民”でなはく、一部のマニアックなギャンブラーかお金持ちの“貴族”ではないだろうか?

大衆娯楽への原点回帰のために登場した「ちょいパチ」に対して、市場の反応は極めて鈍い。ちょいパチには当たっても「夢がない」というのが原因。それでいて、不要な演出、殺人光線、爆音だけは受け継がれている。

日報のコメント欄では「日報がいくら問題提起してもメーカーは動かないので、何も変わらない」という諦めにも似た意見が多い中、辛口コメンテーターの意見を反映したパチスロが登場するらしい。

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無駄な演出、殺人光線、爆音を排除して、5000円、2000円が取れるボーナスの合成確率は1/100。ツボにはまれば1500ゲーム出っぱなしになるコースもある、という情報もある。

これが事実なら辛口コメンテーターのコメントが無駄ではなかったことが証明されることになる。

続報を待とう。


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デパート商品券の買取を始めたTUC登場

警察のご都合主義の中に、換金問題がある。

2014年7月、パチンコ業界から新たな税金を確保したい風営法議連の会合に警察庁の担当官が呼び出された。この会合は換金を合法化する代わりに換金税を徴収することで、約2000億円の新たな財源が確保できる、という余暇進案に風営法議連が飛びついて開かれたものだ。

「換金行為は存在しない」という警察庁の建前を切り崩すことが前提条件となるが、案の定、担当官は「パチンコで換金が行われていることなど、全く存じあげてございません」とうそぶいた。組織防衛のためにもそう答えるしかない。

警察庁の思考回路では、風営法で禁止されている換金行為など存在するわけがないことになっている。換金行為があるとすれば監督責任が問われることにもなる。

従って、換金は存在しないのだから、店内で特殊景品の換金率を表示することもご法度なら、ホールが換金所を教えただけでも行政指導の対象になる。現に、客を装った警察官がわざと換金場所を聞いたりすることもあるほどだ。そういうこともあるので、ホール側も従業員には換金所を教えないように徹底指導している。

初めて行った店で勝った時に、換金所を教えてもらえないとお客は困ってしまう。

会社の教えを守って換金所を教えなかった従業員が、客からこんな調子で怒られた。

「お前に人をストーカーする気持ちが分かるか! お前が教えてくれなかったから、勝った客の後を付けて換金所まで行ったが、凄く気分が悪い。短時間のストーカーをさせられているようなもんだ」

勝った客の後を付いていくのも気分が悪いが、付けられて来る客も気分が悪い。

「15万円ぐらい勝った兄ちゃんが特殊景品を持って店内をキョロキョロしていた。これは換金所が分からないのだとすぐに分かった。たまたま俺が特殊景品を持っていたので、俺がロックオンされた。案の定、俺が店を出ると兄ちゃんが付いてきた。付いてこられるのも嫌なので、ぐるぐる回って、結局、換金しないで帰ってやった」

警察庁の換金行為は存在しない、という建前がこんな悲喜劇を生んでいるともいえる。

その一方で、景品交換所のイメージを刷新するような動きがある。

東京・有楽町にあるTUC(三本コーヒー運営)は、4月からドルやユーロ、元の外貨の両替を行っているが、このほどデパート商品券の買取も新たに始めた。

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グレーゾーンといわれる3店方式の中に、新たなビジネスを介在させることは、イメージの刷新にもつながるというもの。外貨両替は大蔵大臣の認可が必要だったが、1998年の「外国為替及び外国貿易法(外為法)」改正以降、両替業務は自由に行えるようになった。

このように、特殊景品の買い取だけでなく、業務の幅が広がることは新たな存在意義にもつながる。


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インド工科大卒の人材がパチンコを作ったら

これからの日本をテーマにした経済アナリストのセミナーへホールオーナーが参加した。

日本の家電メーカーのサンヨーは中国企業へ売却され、シャープも台湾企業の軍門に下る。IBMも早くにパソコン部門を中国企業に売却したように、これからはパソコンもその座をスマホに取って替わられるので、かつてのように売れる分野ではない。

セミナーの内容は割愛するが、質疑応答でホールオーナーがパチンコ業界の将来について質問した。

全盛期には3000万人いた遊技人口も1000万人。ホールオーナーにすればこの先業界がどうなるのか不安で仕方ない。

ここで昨年末に一般紙やテレビでも取り上げられた検定機と出荷時のパチンコ機の釘が違っていた問題についてアナリストが言及した。

「違法機というのならその時点で撤去するのが普通。食品や車ならすぐ回収するでしょう。でも、違法といわれながらホールにはまだ設置されている。それはパチンコの違法機が即命に関わらないから。加えて、これだけの大問題が大騒ぎにならなかったのは、一般庶民がパチンコに対して無関心だから。今、パチンコをやっている人はすぐに撤去されると困るので文句はいわない」

つまり、庶民はパチンコには興味がない現状があるということを認識しなければならない、ということだ。

「パチンコは庶民の淡い夢を持たせるものだった。それがギャンブル化したことで一線を越え、夢は空虚なものだったことを感じた人が、2000万人もいた、ということ。将来的に遊技人口がプラスになることはない」と断言する。

パチンコは勝ったり、負けたりを繰り返しながらやるものだが、ある日最終的にはプラスにならないことが分かるとパチンコ熱は急速に冷めて行く。

「パチンコをこれ以上やっていたら破滅すると思った人は止める。それでも止められない人は1パチに走った。1パチ以外のお客さんはどうしていると思いますか?」

逆に質問されたオーナーは答えに窮した。

「4円のお客さんは、デパートでいえば宝石を買ってくれていた上客。業界はそういうお客さんを逃している。他でおカネを使っている人は二度と戻って来ません」

これでは将来真っ暗だ。

「パチンコ屋さんがいくら努力しても復活しません。USJはハリーポッターという新アトラクションに大投資をして業績を一気に伸ばした。本当に興味を持って打ちたくなるイノベーションを起こす様なパチンコ台が登場すれば一気に復活します。パチンコ業界はかつてその経験をしている。フィーバーの登場でインベーダーショックを一気に乗り越えた。フィーバーを超えるようなものを作ればいい」

最後は機械頼みだが、今の機械基準で革命的な機械を開発するには、外部からの血を入れなければいけない。

インド工科大学は世界の人材を輩出している大学で、Google、Apple、IBM、Amazonを始めとして、世界トップクラスの企業が同校の優秀な学生の獲得に必死になっている。
Oracle社が初任給で年俸4000万円を提示するなど、その優秀ぶりを物語っているが、同校の学生は給料よりも自分がやりたい仕事を選ぶのでパチンコ業界にもチャンスがある。


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実現に一歩進み始めた?CR松田聖子

SMAPの版権を調べているパチンコメーカーの情報を教えてくれた在京キー局関係者から、また新たな情報が寄せられた。

「最近、大物女性歌手の映像が使えるかどうかの問い合わせが、パチンコメーカーから来ましたが、パチンコ客を増やしたいのなら昔の歌手じゃないと思うんだけどね。もっとも、昔の方が映像が使えるかどうかの問い合わせは遥かに多かった。映像をキープしているにも関わらず、商品化に至ってないケースも多い」

具体的歌手名までは明かしてくれなかったが、パチンコ台になっていない大物女性歌手の方が少ないぐらいだ。

すでに、パチンコ台になった女性歌手を列挙してみるとこうなる。

■演歌
・美空ひばり
・小林幸子
・石川さゆり
・天童よしみ
・水前寺清子
・瀬川瑛子
・都はるみ
・田川寿美
・八代亜紀
・島倉千代子
・中村美律子
・坂本冬美

■ポップス
・浜崎あゆみ
・相川七瀬
・倖田來未
・後藤真希
・安倍なつみ
・和田アキ子
・中森明菜
・松浦亜弥
・華原朋美
・研ナオコ
・小柳ルミ子
・山本リンダ
・森昌子
・ザ・ピーナッツ
・おニャン子クラブ
・Wink
・PUFFY
・ピンク・レディー
・AKB48
・モーニング娘。

こうやって消去法で残っている大物女性歌手といえば、安室奈美恵、松田聖子、松任谷由実、中島みゆきぐらいしか思い浮かばない。女性歌手はほぼ出尽くした感がある。映像版権の問い合わせが少なくなっているのもうなずける話だ。

「パチンコ業界が開拓すべき年代は30~40代だと思うんですが、同年代の局員に聞いても、昔の歌手では興味は湧かない、といっています。30~40代を狙うならやはりアニメでしょ」(同)

パチンコメーカーは20代を始めとして30代、40代の開拓はもはや諦めているのかも知れない。50代以上の中高年をメインターゲットにしている以上、昔の歌手になるのは必然。

このキー局には昭和50年代に大ヒットした歌のランキング番組の貴重映像が保管されている。となると、当時その歌番組に出演していた最後の大物女性歌手といえば、松田聖子が浮上して来る。恐らく、松田聖子で間違いないだろう。

日報の読者にすれば、松田聖子がパチンコになろうが、なるまいがどうでもいいことかも知れないし、それ以上に興味がないことかもしれない。

最近ではSMAPや田中角栄の版権を話題にしているが、寄せられた情報が実際に製品化されるかどうか、確認の意味合いもあって敢えて記事にしている。

2014年12月5日のエントリーは「株価を上げる秘策はCR松田聖子」だった。

証券アナリストがパチンコメーカーの株価を上げる秘策を記事にしたもので、「『○月×日CR松田聖子を発売します』とリリースを流すだけで間違いなく株価は上がります。大物歌手の最後の大型版権とも言われているのが松田聖子です。松田聖子は歌手部門では最高のコンテンツです。いつか、どこかのメーカーが切り崩すはずです」との証券アナリストの声を紹介していた。



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検定取り消しにならなかったもう一つの理由

国内市場が縮小すれば、海外に新たな市場を求めるのは自然の摂理だ。その過程で2010年、京楽がマカオで開催されたグローバル・ゲーミング・エキスポにパチンコ機を出展したことがある。この時は参考出品で、海外のバイヤーにパチンコがどう受け入れられるか、感触をつかむことが目的だった。

ライセンスも取得していないので、いくらバイヤーが買いたいといっても、カジノには設置することはできない。カジノにゲーミングマシンを納入しようと思えば、まず会社のライセンスが必要になる。

会社がマフィアと関係を持っていないか、経営者及び、親族に犯罪歴はないか、脱税で摘発されたことはないか、などの厳しい身辺調査をパスしなければならない。

京楽同様に海外進出を目論んでいるパチンコメーカーにすれば、新たなゲーミングマシンを開発するよりも、パチンコ機がカジノに採用される方がいいにこしたことはない。パチンコこそが長年に亘って蓄積してきたノウハウの塊である。

2011年、テレビ大阪の「たかじんNOマネー」に出演したフィールズの山本英俊会長はパチンコに対して「成熟した日本の国民がこんなに楽しめるから、アメリカやアジアの人も必ず楽しめます」とアメリカやアジア進出を明らかにしている。

日本人でも不評な騒音については「うるさいので、あれは欧米の人は嫌がります。玉もなくして循環式にさせ音も消す。そうやって改良してもっと静かなパチンコ台を持って行きます」と語っている。

その後、メーカーの海外進出に関する話はなりを潜めているが、メーカーとして最大の危機を迎えたのが「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の撤去問題」だった。

どういうことか?

「違法機なら5年間は検定を受けられなくなる。警察庁も責任を取りたくないから、メーカーにリストアップさせた。不正機となれば、検定取り消しの汚点が付くだけでなく、不正に関与していたメーカーは、カジノにパチンコ機を採用してもらえないことにもなる。この問題はほぼ全メーカーといわれていたので、カジノ進出を図りたいメーカーはライセンスが取れないことにもなる。それを回避するために、見えないところで大きな力が働いた」(週刊誌記者)

ゲーミングマシンでの参入だけでなく、カジノホテルでの参入を目論んでいるメーカーもあるように、ライセンスを取得するために、身辺がきれいでなければならない。

国会議員が大臣になって過去の問題で辞任せざるを得なくなることが往々にあるが、そんな甘い身体検査ではない。


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