パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

素人発想ですが

パチンコで画期的な発明を行って、特許料で左うちわで悠々自適の生活を送ろうとした自称「町の発明家」がいた。

これだけを聞くと好々爺のようなお年寄りを想像してしまうが、年齢は20代後半。図面まで書いてアイデアを温めていたのだが結局は夢の途中で挫折してしまう。

パチンコに関するいくつかのアイデアを文字だけでの紹介となるが、メーカー関係者にはなにがしかのヒントになるかもしれない。ただし、遊技機規則は無視しているのであしからず。

まず、これは面白いと思ったのが、玉の落下スピードを倍に遅くする、というもの。玉を発射して上から下まで落ちるのに2秒かかったとすれば、4秒、5秒なら10秒にする、というイメージだ。

今は釘の本数が少なくなっているので、よけい玉が盤面を流れる時間が短くなっているのだが、かといって釘の本数を増やすという単純なものではない。釘そのものがない。

「迷路のような透明のパイプの中を玉が走る。その中にはセンサーが組み込まれていて、そのセンサーがあるところを玉が通過するとポイントが加算される。例えば、10ポイントなら1回、20ポイントなら2回スタートが回る、というイメージです」

図面がないのであとは各々に想像を膨らませてもらいたい。あみだくじを想像する人もいるだろう。

これは完全に釘がないパターンだが、釘のあるパターンもある。

それは天にスタートを設けるというまったく逆の発想だ。

最近、スロットニートの寄稿でウチコ連中は盤面を見ないで、スマホをいじっている、と指摘していたが、天にスタートチャッカーがあったら、スマホどころではない。

集中して天を狙うようになるので、みんな必死になってゲームに集中することができる。

腕が疲れるからと、固定ハンドルにしている場合ではない。

天の下にはもう一つスタートチャッカーがあって、そこに入賞すると2回スタートが回るダブルアップチャッカーとなっている…。

メーカーの経営者も2代目から3代目に移行している。中には開発部門で手腕を発揮している人もいる。

開発の人は日報を読んでいる。

素人や外部の意見に聞く耳を持たない開発陣が少なくないといわれているが、瓢箪から駒ではないが発想を変えるとそこから違ったものが見えてくるものだ。

ライセンス詐欺に合わないためにも液晶から卒業した方がいい。


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ギャンブル志向のユーザーを切り捨てる勇気は業界にあるか

ハンドルネーム「黄昏777」さんの意見はいつも辛辣だ。最後のMAX機商戦でひと儲けを企てるのは業界の必然の流れだが、こういう体質から抜けきれない業界に明日はない、という。時すでに遅しというが、業界としてはこういう意見に耳を傾けなければならない。

以下本文

私は過去にギャンブル性の高いパチンコに慣れ過ぎてしまった我々遊技者の問題点を指摘したり、パチンコ店の信頼性は還元にあり、その実現の為には非等価、定量制/LN制の必要性がある旨を訴えてきましたが、最早時遅しと言えるでしょう。

そもそも現在の仕様のデジパチでは定量制/LN制は馴染まないし、非等価営業にしてもコメ欄で色々な方が指摘している通り様々な要件をクリアしない限り無理です。

しかし時遅しと言える一番の理由は、ホールの利益調整の要であるところのクギ調整が(なるべくしてではあるが)排除されようとしているからに他なりません。

昔は非等価でかつ定量制/LN制である替わりに、クギを開けるということでギブ&テイクを成立させていました。

しかしクギ調整不可となれば、メーカーはホールの利益が出るように元ゲージがボーダーを下回る台しか出さないでしょうし、ホールも開けるという概念そのものが存在しなくなりますから、遊技者はただただホールにお金を進呈するだけになります。

つまりゲームをしてもらうことで利益を上げるゲームセンターと同じになると言うことです。

ゲームセンターにはポーカーゲームが流行った時に足繁く通って以来(それはゲームセンターやない、ポーカー屋や。というツッコミを甘受するに吝かではないが)久しく行っていないので分からないが、おそらくゲームセンターで3~4時間遊んでも5千円は遣わないだろうから、貸し玉料金もそれに準じていく必要も出てくるであろう。

またゲームセンターがそうであるように換金も不要ということになるでしょう。

そうなった時、誰がパチンコで遊びますか?
パチンコはゲーセンのゲームより遊びとして優れていますか?

もっと早い時点で異常な事態になったパチンコ業界を業界全体で省みて過去に倣い、たとえホールにとっては一番の収入源であろうギャンブル性の高い機種を好む層を切り捨ててでも正常な状態に戻していればここまで悲劇的な状況は免れたかもしれません。

日の丸親方が抜いた伝家の宝刀「クギ調整に対する指導」と言う終わりの始まりを前にして今更襟を正したところで、襟から上が今にも飛びそうだという自覚を持ってパチンコ業界は神妙に余生を全うするより他ないでしょう。



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釘シンポジウムを開きますか?

釘曲げ問題などの最近の警察庁の動きについて、県警本部の生安課に所属する現職が、どこの県警か分からないようにすることを条件に話をしてくれた。

「12月から警察がどう動くのか、有力ホールからも問い合わせは来ているけど、しゃべられるわけがない。猶予期間中に機構の指示を『やっとけ』といいたい」と突き放す。

ここからしゃべられない意味が分かって来る。

「警察という組織は上(警察庁)からの指示があるまでは県警は動かない。今はまだ指示が出ていないので、県警本部長でも答えられるネタは持っていない。県警レベルで聞かれても困る。だから来年のことはまだ分からない。県警に聞くのではなく健全化推進機構に聞いてくれ、といいたい」

何とも単純な理由だった。

警察庁自身の方針がまだ決まっていないので、情報が全く入って来ない、という話もある。

さらに本音が覗いてくる。

「はっきりいって現場はパチンコのことは分かっていない。色々な機種を見るのは無理。むしろ、上から具体的機種名を挙げてくれた方がいい。こんな面倒くさいことはやりたくない。上からいわれたことを坦々とこなすだけ。生安でも大物を捕まえて、本部長賞をもらえるような仕事をしたい」

個人的見解だがオーナーの生活に話は飛ぶ。

「ホールのオーナーはいい生活をしているんでしょ。売り上げが下がっても、生活がわれわれのレベルまで下がるわけではない。遊技としての本分もわきまえずバリバリ利益を上げてきた。業界が潰れても何とも思わない」

さらにメーカーに対しても言及する。

「1/500、1/400、1/300と日工組の自主規制で大当たり確率を下げてきているが、確変がなくても大丈夫な機械を出す気概を持って欲しい。確変がなくても面白い機械なので買って下さい、と。売れる、売れないは関係ない」

確変もいずれダメになる可能性だってある。確変がない、ということはセブン機以外で面白い機械を開発しろ、ということだ。

最後にホールに対してはこうアドバイスする。

「釘曲げ問題に関するシンポジウムを業界で大々的にやること。今回の問題では業界も真摯に受け止め、本腰で取り組もうとしている姿勢を警察にアピールする必要もある」

日遊協が勉強会を開いているが、内容はオープンにされていない。ここは全日遊連が全国大会を開くぐらいのことがあってもおかしくない。

釘はまさしくホール経営の根幹に関わることなのだから。


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公平、公正だった1回交換営業こそがパチンコの基本

「ギャンブルの基本は公平、公正が絶対。一部の人間だけが勝つようになれば、衰退するのは当たり前」と指摘するのは一従業員から経営者にまで上り詰めた人物。パチンコ愛は今でも衰えず、時間さえあればパチンコを打っている。

本人自身根っからのギャンブラーでもある。

業界が衰退する理由は、いくつもの原因が重ね合わさったことだが、最初の間違いがノーパンク営業だった。

「パチンコ営業を24時間365日同じ人間が打ったと想定したら店側が負ける。一旦、リセットして翌日全員が新たにおカネを使ってくれるから、営業が成り立つ。ノーパンク営業は前者に近い。ノーパンク営業は安い玉で遊ばせることになるから、釘が閉まる。そこに等価営業だからますます釘が閉まる。パチンコ営業の原点は1回交換。これなら一人が大勝ちすることもなく、釘も開けられた。交換するたびに売り上げも上がった」

ところが、今のMAX機は1人が大勝ちする仕様になっている。

「MAX機は3700~3800回転させないといけない。1分スタートを6回として、1時間で360回転、3600回転するのに10時間はかかる。それだけ回すのに20万円前後はかかる。それは1人を大勝ちさせるため。よくこんな機械が保通協を通るもんだと感心する」

確変が認められた当初は、次の大当たりまで玉が減らないためのものだった。メーカーのカタログのスペック通りでは利益が出ない。ホールは利益確保のために出玉や確変ベースを削って来た。

それにメーカーも協力するかのように電チューを釘で囲ったこともあった。メーカーのお客さんはホールなので、ホールが買ってくれるように、利益の上がる機械ばかりを作り続けた。ホールの利益が上がるということはお客さんの懐を痛めることだった。

「メーカーは釘の叩けない店長でも扱いやすいように液晶をどんどん大きくして、釘の本数をどんどん少なくさせた。メーカーがハネモノを発売しても売れなかったのは、釘の技術がない店長がいかに多かったか、という証拠。スタート調整しかできない店長に、ハネモノを扱うことはできない」

話を聞いて改めて感じることは、先人たちが築き上げてきたパチンコ営業こそが大衆娯楽だった、ということだ。

1回交換は一見、お客さんに不利に思えるが、実はお客さんに勝つチャンスをたくさん与えられる営業だった。

今の射幸性に慣れた客には全然物足らないだろうが、定量制の交換営業はホールとユーザーをwin winの関係にするものだった。

一部定量制を復活させる店舗も出てきていることは、パチンコ営業の原点に戻ろうとする動きでもある。


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2代目社長の悩み

ホールを8店舗の他、飲食店を20店舗運営している50代の社長が辞任したがっている、という。理由はまだ父親である会長が健在で、社長とはいえ会長の命令が絶対で自由に仕事ができない状態に限界が来ているからだ。

社長には3人の兄弟がいる。長男が家業を継いだものの、次男と三男はいずれも他業界で働いている。

「韓国社会は目上の人に反論できない。絶対服従。在日もそれは踏襲されている。それが嫌でおやじの会社には就職しないで、日本の企業に就職した。兄貴(長男=社長)もおやじが死なないことには好き勝手なことができないので、辞めたがっている」と打ち明けるのは三男。

さらにため息交じりに大韓航空機のナッツリターン事件について語る。

「あの事件が韓国社会を象徴しています。財閥は同族や親せきで固め、副社長の不利になることはすべて隠ぺいしようとしたことまで、次々に明るみになり、それが財閥批判にまで飛び火しました。財閥でも完全に会社を私物化しています。それが在日のホール企業にも多い。日本で生まれ育っているけど、日本人の会社のやり方を知らないから、兄貴も今まで韓国式のやり方が普通だと思っていた」

社長はフェラーリのF50がキャッシュで買えるほどの年収をもらっているようだが、「そんなにおカネも欲しくない。それよりも自分のやりたいことをやりたい」との想いがある。

三男は社長に「おやじが死ぬまで頑張れ」と励ましてはいるようだが、社長は何がしたいのか?

「ホールが業績が悪いところが順次、閉めるなり売っていきたい。飲食だけでもいいと思っている。飲食はやっていてお客さんの反応がすぐにあるので面白い。自分が作ったものが美味しいかどうかで売り上げが変わってくる。パチンコはメーカーが作ったものを置いているだけで、他店との差別化もできない」

ホールを順次手仕舞いして行きたい裏にはこんな思いもある。

「メーカーの抱き合わせにはうんざりする。ナゼ、買う側のお客さんであるホールが卑屈にならなければいけないのだ。自社さえ儲かればいいメーカー主導の業界に未来はない」

大塚家具では運営権を巡って親子が骨肉の争いを展開した。その時のことをパロディにするかのようなCMを流している。儒教の国ではこのように親に楯突くこともできないのだろうか。


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