業界に集う者には様々な立場の者がいるが、楽な状況と言う立場の方は少ない。
パチンコ業界から見れば敵とも言える、ゴトや不正に携わる者達も例外ではない。
大きなゴトや不正も相変わらずといった面もあろうが、小さな形へとシフトしている者もいる。
私は発覚しにくい分、被害は小さくとも、人や風土に与える影響は大きいと考える。
そして今後の不正事案が、小さく発見しにくい物が増えてくるのではないかという前提で、一層の引き締めが必要ではないかと思う。
今回、悩んだ末にある内部不正事案を取り上げたいと思う。
悩んだ理由というのは、多くの者が手を染めている可能性があり、とんでもない氷山の一角と考えられるため、現在生業とする方々(こんな厳しいご時勢)に、ご迷惑をおかけするのではないかと考えたからだ。
そしてこの事案は、しっかりした管理をしていないと、簡単にやられてしまうと思ったことや現実的に起こったこの事案で、責任を負う筈の経営者サイドに、あるべき対応を取らず、結果、見て見ぬふりをする者がいた事から、業界に警鐘を鳴らす意味も込めて取り上げる次第である。
年末の忙しい時期に重い話題となるが、該当するであろう店舗の皆様には、気づきになればと思う。
多くの店舗に携わる機会があった私は、数値や金銭の管理状況(フォーマットや対応策など)を見る時に、その向こう側を想像しなぜこの状態なのか?と見ようとする癖のようなものがある。
問題無い状況であれば良いのだが、問題がある状況と見えた場合でも、当事者は気づいていない場合が多い。
多くの店舗では、数値管理のルールやフォーマットは、担当者に自動的に引き継がれる場合が多く、そこに疑問を感じていても、流されてしまう例は少なくない。
流されてしまう理由には、改善業務の面倒さや職務・職域の問題も多く、あまり良くない慣例としての認識はあっても、まあいいかといった事も多いのだ。
数値や金銭の管理は、ルールやフォーマットだけでは、絶対に上手くいかない。
それだけで上手くいっているというのであれば、それはあくまで一時的なものであり、人や組織の経年劣化を踏まえていないからであろう。
重要なのは、それらを運用する人にある。
仕事のルールだから、やってはいけないというだけではなく、人としてモラルとして、あるべき姿として、しっかりと管理するといった風土が必要なのだ。
何事にも通じるが、ここを抑えて初めて機能するのだ。
パチンコ店で誤差と言われるものには、いろいろな物がある。
その誤差が小さいのか大きいのかは、それぞれの企業によって認識は異なるのであろう。
間違いなく言えるのは、誤差の量的な大小で基本的な物事を決めてはいけない。
そこを見誤ったり、見過ごすことは、結果的に大きなエラーに繋がっていくからだ。
本題に戻る。
ある低下貸玉併設店でその事件は起こった。
きっかけは、4円パチンコでの僅かな誤差玉からだった。
つづく
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