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フィールズとユニバーサルの業務提携の意味

年の瀬も押し詰まった26日、あるIR情報で業界に激震が走った。メーカー、販社関係者が今年一番驚いたビッグニュースである。



フィールズがユニバーサルと共同事業を開始することに合意した。そこでユニバーサルの子会社であるミズホの株49.75%をフィールズが1月上旬にも取得する、という。



この結果、フィールズはサミー、SANKYO、京楽、ユニバーサルと手を組むことになった。



反ユニバーサルの急先鋒といえばサミーだった。かつては特許紛争で裁判まで起こすほどの犬猿の仲だった。



2009年10月、ユニバーサルが会社創立40周年記念パーティーを開いたときに、サミーの里見会長も出席して岡田会長とがっちり握手を交わしたものの、ナゼ、ユニバーサルだったのか? 里見会長も内心は穏やかではないはずだ。



「最近のロデオではヒット機種が出ていない。フィールズもスロットではユニバーサルのノウハウが欲しかったのでは」とスロット販社の関係者。



フィールズの強みといえば、ほとんどの版権を抑えたコンテンツビジネスだろう。最近は月刊漫画誌ヒーローズを創刊し、新たなアニメキャラクターの発掘に余念がない。



つまり、フィールズはいくらコンテンツを持っていても、それが機械にならなければ意味がない。そのためには、1社より2社、2社より3社、3社よりも4社、4社よりも5社、と提携するメーカーの数が増えたほうがよりコンテンツを活かせる。ミズホはパチンコとスロットの両建てで機械をリリースしている。



ユニバーサルとしてもフィールズが持っている豊富なコンテンツを使いたい。それによりエヴァのようなヒット機種を作りたいという思惑がある。



フィールズもどんどん会社が大きくなっていく中で、提携先を増やして販売できる機種を増やさないといけない。とにかく機械が出れば後はフィールズの販売力を持って売りさばいていく自信はあるのだろう。



ところで、2011年度のパチンコの販売台数では10年連続でトップを堅持していた三洋が陥落して1位に躍り出たのは京楽だったようだ。



その結果1位京楽、2位三洋、3位サミー、という順になった。



「来年のメーカーの勢力地図で一番注目しているのがタイヨーエレック。経営陣もサミーに切り替わり、セカンドブランドのタイヨーエレックをサミーがどうするかで、サミーのやりたいことが見えてくる。豊富な資金力をエレックに投入することになったら、これは面白いことになる。1位から陥落した三洋も黙っていない。強気な営業に出てくるはず。ここのところなりを潜めているSANKYOもリストラも一段落したので、人事を刷新して巻き返しを図ってくる。フィールズはあくまでも販社なので、自分たちの売りたい機械を作ってくれるところなら、今後も業務提供はあるはず。次はニューギンではないだろうか」(メーカーウォッチャー)



フィールズとユニバーサルの業務提携の話を戻すと業界スズメも喧しくなる。



「フィールズはパチンコをラスベガスに販売したがっている。カジノに関してはユニバーサルが一つも二つも頭が抜きん出ている。機械を輸出していた実績もあるし、これからフィリピンで直営のカジノも始める」



日工組メーカーはこれからセカンドブランドからも機械が出てくるが、ホールに買う体力は果たしてどれぐらい残っているかだ。



1月納入のエヴァはフィールズは15万台を狙っていたが、ふたを開けてみると8万台ぐらいに落ち着いた。最低でも10万台は目論んでいただけに合格点に達していない。



年末にかけて番長、北斗、仕事人で予算を使い果たした結果ではないか、といわれているようにリリースする機械が増えてもホールは買えない、というのが実情だ。



メーカーが生き残りをかけて再編するのもいいが、顧客を創造する機械作りにも専念してもらいたいものだ。



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