若者に訴えても無理なら、と自動車メーカー各社が狙っているのが、40代以上の車世代を呼び戻す作戦だ。かつて一世を風靡した車名を復活することで購買意欲を刺激する。
先陣を切るのは、Nコロの愛称で親しまれたホンダのN360の復刻版が来年あたり発売されるようだ。
Nコロはホンダが初めて量産化した軽で、この時代には珍しいFF方式で広い室内を確保すると共に、高出力のハイパワーを廉価で提供したため、ホンダの四輪事業の礎を築く車種となった。
その他三菱はミラージュ、日産はシーマの名前を復活させる。
ということは、パチンコ業界でも一度パチンコから離れたファンを戻すためには、復刻版が望まれる。
ここでいう復刻版とは液晶搭載機ではない。CR機普及の原動力となった西陣の花満開が、復刻版でこけているように液晶搭載機は復刻版とはいわない。
97年に社会的不適合機として無理やり撤去させられた藤商事のアレパチシリーズだったり、羽モノのジャンルを築き上げた平和のゼロタイガーだったり、さらに遡れば、京楽産業時代の発射台に載った玉を打ち上げるUFOだったりする。
パチンコメーカーがパチンコメーカーとしての仕事を全うしていた時代が、業界も一番元気だった。
そのころのパチンコ台が復刻すれば、一度は足を洗ったファンが戻ってくる可能性がある。
ただし、1時間に2万も3万も使わせるような機械では、一度は戻ってきても二度とパチンコには戻ってこない。
パチンコをやったことのない人にパチンコに興味を持たせるより、パチンコ経験者に安さ、手軽さ、楽しさを訴求するほうが早い。
あるホールが来店客を対象に、初めてパチンコをしたきっかけを口頭調査していた。サンプル数は400人ほどで、チラシを見てパチンコを始めた人は0%である。
チラシで初心者に訴えても効果はない。
友達の誘いや友達がやっていたから、家族がやっていたからなどの理由が60%を占めている。つまりパチンコ経験者の知り合いに誘われることでパチンコに興味を持つことになる。
近くにあったからと1人で始めたのは5%だった。
復刻版で辞めた人が戻り、それをやったことのない人にも誘えるような機械の開発が鍵になりそうだ。
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