それを4円スロットでチャレンジしている店がある。4円貸し出しで交換は2円の10枚交換。等価交換の損益分岐点が10割営業とすれば、10枚交換なら20割営業が損益分岐点となる。
4円スロットは30台ほどのコーナー展開だが、基本的には設定6で営業している。
実際に全台6を入れていると20割営業のトントンとはならず、平均で27割営業の赤字が出ているというが、その損失はチラシを全廃することで捻出している。
「スロット客は元々チラシなんか見ない。3.11を機にチラシを自粛したタイミングでその経費を当てました。従来は100万円ほど使っていました。それを出玉で実際還元するほうがお客さんもチラシ以上にメリットがある」と同ホール関係者。
設定6は当然謳うことはできないが、客は打っていると分かる、というもの。
「南国育ちなんかは小役カウンターを使って打っていたら設定6と分かる。等価営業では9割が関の山。その3倍の27割出せて10%の利益が取れるのならこの方法もあり」
で、設定6の4スロコーナーがどういう稼働状況かというともちろん満台。機種によっては30割以上出る機械もあるというが、意に介さない。
5号機には瞬発力はない。ARTでチンタラ、チンタラ8時間ほどかけて5000枚出したとして、20円等価なら10万円が2円交換では1万円にしかならない。
ホール関係者が懸念するのはこの点だ。
「設定1でも万枚出る機械はある。8時間かけて万枚出すには目も疲れ、肩も凝る。費用対効果からすれば、20円等価のほうが勝った時の満足感はあるが、4スロではたいした金額にならない。それでも4スロで設定6を打ちたいお客さんがいることが今の満台稼働に表れていますが、通常の3倍出る方の楽しさを選んでくれているのか。これが一過性のものなのか見極める必要はあります」
業界にはスロットは5枚交換でなければお客が付かない、という思い込みがある。これがスロットとパチンコの交換率を合わせられない一物一価の足かせともなっている。
1日打って勝っても5000円ほどにしかならないが、高設定台を打ちたい、というニーズは確実にあることが分かる。
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