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二物二価の容認が業界を救う

余暇進が11月14日、東京国際フォーラムで開催した秋季セミナーで警察庁生活安全局の玉川課長補佐が等価交換規制の遵守の徹底について次のように話している。



「パチンコ営業の実態を把握する中で。同じ賞品でありながら、遊技球の数量に対応する金額と遊技メダルの数量に対応する金額との間に差異が設けられたり、遊技料金により遊技球および遊技メダルの数量に対応する金額に差異が設けられているなど等価交換規則抵触しているのでは、と思われる話を聞くことがしばしばあります。賞品は市場で流通するものでありますので、その価格に一定の幅があるあることはあり得るとしても、一つの店舗内の同一賞品について、対応する遊技球や遊技メダルの数量に差が生じるというのは、筋の通らない話となります。このように不適切な提供行為が一部において常態化し、そのような実態を半ば慣習的に受け止める業界文化が根強く存在し続けるようであれば、大衆娯楽としてのあるべき姿から大きくかい離することとなると考えておりますし、遵法営業者の間だけでなく遊技者の間にも不公平を生む結果となり、社会的信頼の喪失だけでなく、遊技客全体の減少にもつながるのではないでしょうか」



いわゆる一物二価はダメで一物一価にしなさい、と重ねてお願いしている。



一物一価の指導は各都道府県警では厳しく指導されている県がある一方で、現状を黙認してもらって県もある。



ここでホールが悩むのは、5枚交換が主流のスロットの交換率に合わせれば、パチンコは25個になってしまうこと。ホールとしては、スロットは5枚で、パチンコは30~35個の間でやりたい。現状は、そういうケースが大半であるが警察庁はそれを是正しなさい、と指導する。



「一つの賞品に2つの値段を付けるのはおかしなこと。一般の商売でも一つの商品に2つの値段をつけないのと同じことで、風適法を抜きにしても一物一価は当たり前の話。一物二価がダメなのだから、二物二価、三物三価にすればすべてが解決すること。パチンコとスロットの交換率を合わせることに悩むこともない。スロット専用、パチンコ専用、1パチ専用の賞品にすれば、これは一物一価の原則にも適っている。二物二価、三物三価、四物四価も割り算すれば一物一価になる。二物二価がダメだという方がおかしい」(ホール社長)



全日遊連としては二物二価、三物三価を警察庁に黙認から容認してもらうように働きかければ、現場が悩むこともないはずだ。



ただ、大変なことは景品の種類が増えることだ。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 失 笑

    某ホール社長様の解釈には思わず失笑してしまいました。



    赤字でマーキングしてある文言の中に、”一つの店舗内”と書かれてあります。ここがネックになって来ますねぇ。



    ここをクリアできずに”二物二価、三物三価、はたまた割り算”まで主張しても無理でしょう。



    今回の警察庁生活安全局の発言は極めてまっとうであり、そもそも一物一価は「全ての交換率を合わせろ!」と解釈できます。



    昨日の話題に上がったホール様の場合、

    4スロオンリーとは思えませんが、20スロもやっておられた場合は換金率を合わせないと厳密に言えばアウトです。(20スロ全6で10枚交換・・・打てますか?)
    ベルフォ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ベルフォ

  3. Unknown

    >一つの店舗内の同一賞品について、対応する遊技球や遊技メダルの数量に差が生じるというのは、筋の通らない話となります。



    私が悩ましく感じるのは「ある賞品は玉でもメダルでも取れることが前提」とも見えるところですかね。つまり、○○専用景品という存在を否定しているようにも読み取れるところです。



    以前、るくすさんに、もしお客さんから比率の高い特殊景品への交換を指定された場合に断る説明として「法の中では存在が否定されていない専用景品とする」ことを教えて頂きましたが、もしかすると今回の発言は「専用景品とする根拠の説明」を求められるということなのかも・・・なんて。



    それにしても、先に一物一価を行った結果ぶっ壊れた店の多いこと多いこと。この辺もイベント規制や節電と一緒で結局は真面目にやったもん負けなんですよね(苦笑



    ちらし屋  »このコメントに返信
  4. ピンバック: ちらし屋

  5. Unknown

    本文中に出てくるホール社長さんの話に似たゴリ押し話が多い業界ですね

    なんでもかんでも自分達の都合に合わせた思想しかない

    “全日遊連としては二物二価、三物三価を警察庁に黙認から容認してもらうように働きかければ”働きかけたら業界の首を絞める結果になるのにねぇ

    ある方が次の様に二物二価を表現しています

    “「お客様、この商品は日本円ではお売り出来ません。この商品は韓国ウォン専用商品です」”←これ普通じゃないでしょ(一般的で無い)

    パチ・スロ・1パチ・4パチそれぞれの専用景品を認めろと思う気持ちは分かるのですが、理論展開が崩壊していませんか?w



    中谷  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 中谷

  7. Unknown

    つうか心よりご来店お待ちしておりますって思うのならば換金率くらい聞いたら普通に答えてほしい。

    非常識極まりないよ。

    命の次に大切なお金なんやで。

    一物一価以前の話でしょうよ。

    その点大阪ならばそこそこ納得してパチンコ・パチスロ打てますね。



    宗ちゃん  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 宗ちゃん

  9. Unknown

    いや~毎日すばらしい記事を書いて日報さんですが、本日の記事は酷いですな

    全日に対する提言は営業1号さまの考え?非常識です

    このコメント承認してな
    タンク  »このコメントに返信
  10. ピンバック: タンク

  11. Unknown

    ベルフォ様のご意見にハゲドです。

    業界の常識(認識)は社会の非常識ですな。
    k  »このコメントに返信
  12. ピンバック: k

  13. Unknown

    大阪府ではこのすり抜け業で換金率を変更せずにご機嫌に営業している店が多々あります





    結局これは違法スレスレですよね

    いずれは規制対象になるかもしれないが

    それでも景品業者を

    パチンコは○○コーヒー

    スロットは○○商事

    違う業者ならOKとかになるかも



    パチンコって整備されてない業界ですよね

    こんなもん政治家なら失脚レベルさ

    世の中談合入札とか汚い技はたくさんあるけど

    パチンコは単純だよね

    もう少し毅然たる業界にしないと
    ドンタク  »このコメントに返信
  14. ピンバック: ドンタク

  15. Unknown

    大衆娯楽と大きく乖離って・・・等価交換がそれを大きく助長させてると思うけどね。



    一物一価を遵守するなら30玉の6枚以下にしてくれないと遊べないっつの。

    そんな中でも大手は等価で新店オープンとかさせてるでしょ?

    遊べないの。わかる?遊べない。
    ???  »このコメントに返信
  16. ピンバック: ???

  17. TUC

    法律はよく分りませんが都内は等価交換ばっかりになってしまって残念です。



    二物二価が可能ならTUCも協力して実現してもらいたいです。

    金とプラチナの2景品にしたらどうでしょうか?



    あ!シール貼るだけで景品の価値変えられるんだから全然問題ないですよね!
    都内  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 都内

  19. Unknown

    二物二価を認めて戴くには全日遊連からの働きかけではダメですよ。

    ハッキリ書くと政治家から働きかけてもらうことです。それ以外に実現方法はありません。
     »このコメントに返信
  20. ピンバック: 海

  21. Unknown

    景品交換ならば専用景品があっても問題無いのでは?



    同一商品はもちろんアウトでしょうが、パチンコ専用景品とスロット専用景品の切り分けに問題があるようには思えない。



    この業界は景品を売っている小売業ではない為、どなたかが仰ってる通貨による販売拒否とはまた別でしょう。



    遊技の結果として取得した「玉及びメダル」を予め展示・掲示している景品と交換できる訳ですから「スロットの景品が欲しいならスロットで遊技する」ってだけでは?



    もちろん!!

    特殊景品もP・Sで全く違う物に分けなけりゃならない為、一般景品を別々に仕入れ管理することも含めコストは掛かりますけどね・・・
    北の業界人  »このコメントに返信
  22. ピンバック: 北の業界人

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